奥田民生 (c)WOWOW

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奥田民生の生誕50年ライブに豪華アー
ティスト集結、「イージュー★ライダ
ー」大合唱&大合奏

2015年に50歳を迎えた奥田民生のメモリアルイヤーイベント「奥田民生 生誕50周年伝説“となりのベートーベン”」が12月22日(火)東京国際フォーラム ホールAにて開催され、岸田繁(くるり)、草野マサムネ(スピッツ)、Char、トータス松本(ウルフルズ)、仲井戸麗市、PUFFY、吉井和哉ら、錚々たるアーティストたちが一堂に会した。
メモリアルイヤーの締めくくりとなった同イベントは2部構成で行われ、1部は奥田民生と歴代のサポートミュージシャンの演奏でゲストアーティストたちが奥田の楽曲を歌うという内容、そして2部は奥田民生が歌うオーケストラ編成でのステージとなった。

■奥田民生 生誕50周年伝説“となりの
ベートーベン” レポート

開演時間となり、最初にステージに登場したのは今回の企画の発案者でもあるキーボード奏者の斎藤有太。このイベントの趣旨の説明と会場に来てくれた奥田民生ファンに向けて感謝の言葉、「奥田民生と一緒に飯を食ってきた僕たちミュージシャンやスタッフから、彼へのお祝い。そして民生の音楽を長年聴いてきたみんなへのプレゼントです」を告げ、イベントがスタートした。
●吉井和哉「『なんでやらないの?』ってすごく周りから言われる曲を」

斎藤が古田たかし(ドラム)、長田進(ギター)、根岸孝旨(ベース)を呼び込み、第1部がスタート。このメンバーは奥田がソロになってからの最初の10年間、一緒にライブを行ってきた盟友たち。そして、ゲストのトップを飾るOKAMOTO’Sのオカモトショウが登場し、「早速、今夜の主役を紹介しましょう!」と奥田民生を呼び込み、「マシマロ」で会場を盛り上げていった。1曲ずつボーカリストが変わっていくスタイルで、歌ったゲストが次のゲストを紹介するシステムになっており、ショウは浜崎貴司に繋いだ。浜崎は「野ばら」を素朴感のある歌で聴かせ、続くLeyonaとうつみようこの2人は「悩んで学んで」をソウルフルに歌い上げる。サンフジンズで一緒に活動する岸田繁(くるり)は「The STANDARD」を声高らかに歌い、SPARKS GO GOの八熊慎一はベースを弾きながら「愛のために」を熱唱。吉井和哉は「『なんでやらないの?』ってすごく周りから言われる曲を」と言い、「手紙」を感情を込めて歌った。

●「イージュー★ライダー」を大合唱

そして、ここでバンドメンバーが交代。斎藤はそのままで、小原礼(ベース)と湊雅史(ドラム)が登場した。現在の奥田のライブをサポートするミュージシャンたちだ。第1部の後半はTRICERATOPSの和田唱から。ポップさを感じさせる「夕陽ヶ丘のサンセット」を歌い、スピッツの草野マサムネにバトンタッチ。「スカイウォーカー」も草野が歌うとスピッツ色が表れるので新鮮に感じた。“地球三兄弟”として奥田と一緒に過去に作品もリリースしてきた真心ブラザーズの2人は「息子」を演奏し、「おめでとう」の表現をしたという真っ赤なスーツで登場したトータス松本(ウルフルズ)は「明日はどうだ」をパワフルな歌声で聴かせる。第1部の終盤は大先輩が登場。仲井戸麗市は味のあるボーカルとギターで「人間」を、Charも「あくまでドライブ」を歌とテクニカルなギタープレイで魅せてくれた。そしてラストは第1部のゲスト全員が再登場し、「イージュー★ライダー」を大合唱&大合奏で締めた。

●奥田民生が歌うオーケストラ編成でのステージ

休憩を挟み、第2部へ。斎藤のほか、松浦善博(ギター)、OKAMOTO’Sのハマ・オカモト(ベース)、伊藤大地(ドラム)、三沢またろう(パーカッション)というバンド編成に第1部で登場した和田唱とLeyonaとうつみようこがコーラス隊として参加。さらに、約40名以上のオーケストラもバンドの後方に配置し、第1部とは違った意味での豪華さを感じさせた。「ライオンはトラよりも美しい」から「コーヒー」への流れでスタートし、斎藤が「この曲は一番オーケストレーションに力を入れた曲です」と紹介した「股旅(ジョンと)」を披露。「ヘヘヘイ」や「MILLEN BOX」など、おなじみの楽曲もオーケストラが入るアレンジによって新しく生まれ変わった感じがした。「さすらい」では真心ブラザーズの桜井秀俊がバイオリニストとして演奏に参加するなど、まさにこの日だけの特別なアレンジとなった。「疲れましたね。来年からは普通にやります(笑)」と言った後、「風は西から」で本編が終了。

●PUFFYが「アジアの純真」を披露

アンコールではPUFFYの2人も奥田と一緒に登場。2016年にデビュー20周年を迎えるPUFFYは、奥田がプロデュースしたデビュー曲「アジアの純真」を披露し、奥田もキーボードとヴォコーダーでのコーラスで参加した。オーケストラによる「すばらしい日々」のインストゥルメンタルバージョンの演奏を挟み、ラストは「CUSTOM」を出演者全員で盛り上げ、3時間を超えるステージは終了した。

なお、同イベントの模様は、2016年1月30日(土)よる6:00より、WOWOWプライムにて独占放送される。番組内容の詳細については、特設サイト(http://www.wowow.co.jp/music/okudatamio/)を参照されたい。
奥田民生 (c)WOWOW
オカモトショウ (c)WOWOW
浜崎貴司 (c)WOWOW
Leyona&Yoko (c)WOWOW
岸田繁 v
八熊慎一 (c)WOWOW
吉井和哉0
和田唱 (c)WOWOW
草野正宗 (c)WOWOW
真心ブラザーズ (c)WOWOW
トータス松本 (c)WOWOW
仲井戸麗市 (c)WOWOW
Char (c)WOWOW
第1部のゲスト全員で「イージュー★ライダー」を大合唱&大合奏 (c)WOWOW
奥田民生が歌うオーケストラ編成でのステージの第2部 (c)WOWOW

OKMusic編集部

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