スティーヴン・スピルバーグが『ジュ
ラシック・ワールド』で新人監督コリ
ン・トレボロウを抜擢した理由とは？

©2015 Universal Pictures
大ヒットを記録した誰もが知る人気シリーズの新作だけに、多くの監督がこの企画に興味を示したが、製作総指揮のスティーヴン・スピルバーグ、プロデューサーのフランク・マーシャル、パトリック・クローリーの3人は、シリーズが受け継いできた精神と財産に敬意を表すと同時に、更に創造性を高めることができる監督を探し続けた結果、新人のコリン・トレボロウを抜擢した。

ネット配信用短編映画の先駆者であるトレボロウは、初の長編映画『彼女はパートタイムトラベラー』で監督・製作を担当、サンダンス映画祭の審査員大賞グランプリやインディペンデント・スピリット賞の新人作品賞など、数々の賞にノミネートされ話題になった。キャラクターと思索的なテーマを通して描かれる新鮮で明解なトレボロウの世界観がスピルバーグとマーシャルの目に留まり、引き継がれてきた監督のバトンを渡すのにふさわしいと判断された。

スティーヴン・スピルバーグが『ジュラシック・ワールド』で新人監督コリン・トレボロウを抜擢した理由とは？
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「コリンの『彼女はパートタイムトラベラー』を見たんだ。ラストシーンを見て、『ジュラシック・ワールド』の監督はコリンしかいないと思った。あのシーンには椅子から飛び上がりそうになるほど驚いたよ。彼は製作者としても映画ファンとしても本当に熱心で、しかもストーリーを語ることができる。面談で『ベストを尽くします』とだけ言って終わる人間じゃないんだ」とスピルバーグは説明する。

スティーヴン・スピルバーグが『ジュラシック・ワールド』で新人監督コリン・トレボロウを抜擢した理由とは？ ©2015 Universal Pictures
トレボロウと、脚本のパートナーであるデレク・コノリーは、力強いキャラクターやストーリーを伝えようとする一方で、観客にとって一番重要な質問にも答えようとしていた。「『なぜ続編を製作するのか？ストーリーとキャラクターは続編を作るのに値するだけのものなのか？』という点を自問した」とトレボロウは言う。

そして、映画史に輝く優れた製作者たちと仕事をする千載一遇のチャンスであることも十分に理解していた。「撮影中、自分が生徒のような気がしてならなかった。スティーヴンの作品に敬意を表した映画を作る自信はあったけど、それでも映画製作と『ジュラシック・パーク』について無料の特別レッスンを受けたようなものだったよ。」

スティーヴン・スピルバーグが『ジュラシック・ワールド』で新人監督コリン・トレボロウを抜擢した理由とは？ ©2015 Universal Pictures
『ジュラシック・ワールド』に対するトレボロウの望みはとてもシンプルで、自分が初めて1作目を見た時の感動を観客に与えることだけだった。「『ジュラシック・パーク』の公開日は学校が夏休みに入る前日だったから今でも鮮明に覚えている。その時の気持ちもね。シリーズを通して築かれてきた財産のおかげで、新作のビジョンもすでに目の前に存在している。映画館でひとり『ジュラシック・パーク』の世界にのめり込んだ時の気持ちがよみがえってくるよ」

『ジュラシック・ワールド』は、現在大ヒット上映中！ Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment
巨匠スティーヴン・スピルバーグも認めたコリン・トレボロウがその才能を十二分に発揮させた『ジュラシック・ワールド』は、現在大ヒット上映中！

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配給：東宝東和
©2015 Universal Pictures