宮野真守 武道館でファイナル公演!
今秋のアルバムリリースを発表【ライ
ブレポート】

 
オープニング映像からスタートした舞台はまるで外国のショーステージのようだった。
ショーの主役はMAMO。会話はなんと全編英語の字幕対応だ。開演目前まで会場に来ないMAMOに焦るマネージャー・JACK。当の本人は自宅でシャワーあがり...
ここでいきなりはだけた白いシャツでMAMOが登場し、隙間から見える肉体美に会場には黄色い声が響き渡った。そして、ヘリコプターで颯爽と会場に到着したMAMOが幕前にスタンバイしたと同時に武道館ステージの幕にも影が映し出され、客席から一際大きな歓声が。
ショーの主役MAMOが幕をはがすと同時にステージに垂れ下がっていた幕も落ち、ベージュ×黒のチェック柄スーツ姿で宮野が登場した。
 
1曲目は「Magic」。L.A.でレコーディングされたこの楽曲にリンクするかのようにステージセットもゴージャスな外国のショーステージさながらだ。「今宵は愛と驚きに溢れたAMAZINGなショーを皆様にお届けしましょう!」と語った後、久しぶりだというギターを手に、ロックナンバー「白昼夢」を熱唱した。
 
今回のライブではステージ2階に設置されていたバックモニターやステージ背景に曲のイメージに合わせた様々な映像が映しだされ、会場全体の雰囲気を視覚的にも楽しめるものとなっていた。中でも6曲目に披露された「NEW ORDER」では、宮野と映像のコラボが秀逸だった。3つに分かれたモニターの中とリアルなステージ上を宮野が行ったりきたり。最終的には無数の宮野が現れるなど、曲の疾走感に合わせたAMAZINGな演出に会場からは驚きと同時に感嘆の声があがっていた。
 
また、このツアーはバレンタインデーからホワイトデーまでという意味も込めており、それぞれをイメージしたパートが用意された。バレンタインデーをイメージして構成したという中盤のバラードコーナーでは、チョコレートのパッケージをイメージして作ったライブロゴの入った赤いパーカーの衣装で登場。「バレンタインは愛に溢れる素敵な日ということで、LOVE度の高い曲を用意しました」と語り、「きもちつないで。」「Splash Blue -Acoustic-」「ぼくのキセキ」を披露。
ステージ背景が映像演出で彩られる中、1曲1曲と歌詞を噛み締めるように聞き入り、中には思わず泣き出すファンも見られた。
 
後半戦のホワイトデーコーナーに行く前に、会場のスクリーンには恒例のコント映像が。おなじみの髙木俊に加え、ゲストに寺島拓篤鈴木達央を迎えるというAMAZINGな演出。それぞれキャラクターの濃い中学生姿へ扮した4人に、客席からは笑いが絶えることはなかった。
 
そして、黒とゴールドのナポレオンジャケット姿で再び登場した宮野は「ホワイトデーにぴったりの曲を用意しました」という「Marshmallow Love」の振り付けをレクチャー。「お願い、お願い」という歌詞のおねだり仕草に、会場からは「かわいいー!!」という歓声が飛んでいた。
本編終盤の「GOLDEN NIGHT」ではトロッコに乗り、アリーナへ。より近いファンとの交流に宮野も満面の笑みを浮かべていたのが非常に印象的だった。
 
「どんなことが出来るのかといろいろ悩んだりもしたけど、最高にAMAZINGなライブが出来たんだなと、みんなの笑顔から答えをもらいました」「皆で限界を突破して未来を切り開いていきましょう」という言葉と共に本編最後は「BREAK IT!」を歌い、締めくくられた。
 
アンコールでは「ホワイトデーにお返しのプレゼントを用意しました」と話すと、4月15日にリリースされる12thシングル「シャイン」を披露。ここでもAMAZINGな演出に客席からは大きな歓声があがっていた。
 
そしてここで終わらないのがファイナル公演。止まない「マモ」コールに応えるようにダブルアンコールのステージに戻ってきた宮野の口から、今年の秋にアルバムをリリースすることが発表された。「みんなにたくさんの愛情をもらいました。感謝の想いをみなさんにお返し出来ればと思います」と語り、このツアーを締めくくる曲として「THANK YOU」を歌い上げた。
 
オープニングの宮野の言葉通り、最後の最後まで「AMAZING(驚き)」と「LOVE(愛)」が詰まった公演に、宮野がステージを降りた後も会場からは笑顔の輪が消えることはなかった。
 


Photo by hajime kamiiisaka

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