「君のトナリでmeromeroしたい!」
NEO fromアイドリング!!!×Doll☆El
ementsのコラボライブで見た〝カワイ
イ融合〟

 夏に行われたアイドルの祭典「TOKYO IDOL FESTIVAL 2014」でアイドリング!!!によって企画された「アイドリング!!!コラボ10番勝負」のひとつだったのが、このNEO fromアイドリング!!!とDoll☆Elementsのコラボだった。そこからスピンオフする形で実現したのがこのライブだ。 NEO fromアイドリング!!!は、2013年7月(お披露目はTIF2013)に加入したNEO期生(31号・古橋舞悠/32号・関谷真由/33号・橋本瑠果/34号・佐藤麗奈/35号・佐藤ミケーラ倭子)に、4期生の伊藤祐奈と5期生の石田佳蓮を加えた7人組のユニット。 Doll☆Elementsは、愛乙女★DOLLの3期研究生(権田夏海/外崎梨香/小島瑠那/小森ゆきの)に2014年1月加入の小泉遥を加えた、変身と人形をコンセプトにした5人組のユニットだ。 共に2013年にメジャーデビューを果たした縁もあるこの2組。9月に行われたDoll☆ElementsのワンマンライブにはNEO fromアイドリング!!!がサプライズ登場し、このコラボライブが告知されている。そして、11月には番組の『アイドリング!!!』にDoll☆Elementsがゲスト出演し、「あっち向いてパイ対決」を経て、勝利したDoll☆Elementsの名が先となり、コラボ名が『どる☆NEO』となっていた。




 会場は2グループのファンでぎっしり埋まり、外の寒さとは打って変わってTシャツくらいが丁度いいというくらいの熱気に溢れている。いままさに、もうひとつ上のステージへと駆け上がっていく最中のこの2組が立つ会場としては、あまりに狭いということなのだろう。やがて、荘厳な鐘の音が会場に鳴り響くと、サンタのコスプレをしたNEO fromアイドリング!!!(以下=NEO)とDoll☆Elements(以下=どるえれ)の12人がステージに登場した。それぞれがデザインの違う衣装で、一列に並ぶと華やかな光景だ。 そのまま『きよしこの夜』が歌われ、コラボライブが幕を明ける。12人の自己紹介が終わると、早速、最年長・どるえれの権田夏海に対し「肩を出し過ぎじゃない?」とツッコミが入ると「エレメンター(どるえれファンのこと)の皆さんは見慣れているかも知れないけど、NEOさんのファン様(アイドリング!!!ファンのこと)の方はNEOさんに見慣れているから、こんなので出てきちゃっていいのかなって(笑)」と釈明。また、どるえれの小森ゆきのは、NEOといると楽しそうにしているようで「ゆきのはNEO派」と暴露され、笑いを誘った。ここからは、グループごとに別れてパフォーマンス。先陣を切るどるえれは、人形と変身をコンセプトにしており、実際にメンバーに憧れている女性ファンも多い。その世界観へと誘うovertureの役割を果たす『Doll☆Elements ~Story~』が流れると、台座に佇む人形のようにどるえれの5人がスタンバイし、2015年1月7日にリリースする新曲『君に桜ヒラリと舞う』が披露される。曲調や振り付けは、これまでのイメージを一新する〝和〟の様相だ。 続いて『君のネガイを叶えたい!』では、〝着せ替え人形〟のようにフリフリのついた白黒ボーダーの衣装へとチェンジ。そして、「1、2、3!」のかけ声でひとつになる『New Beginning』を披露すると、改めて自己紹介し、パフォーマンスへと戻る。

 ステージにスタンドマイクがセットされると、披露されたのは『君のヨロコビを包みたくて!』。しっとりと聴かせる、どこか懐かしさのあるメロディが心地いい一曲だ。歌い終えると、ステージをNEOと交代。

 赤と青のスカートにキラキラとした衣装で登場したNEOは『Sakuraホライズン』で開幕。スピード感ある一曲で、会場は瞬く間に再び熱を帯びる。 MCでは、コール&レスポンスの練習。「男のコ」「女の子」「電車で来た人」「メガネ」「NEOが大好きな人」「どるえれさんも大好きな人」「今日のライブ一緒に盛り上がってくれる人」と1人ずつ呼応を繰り返した。そして「N・E・O NE・O!」という全体のコールを最終確認すると『キミといたナツ』に突入。続けて『"RESISTANCE"In My Pocket』、『寝乙女X'mas night』と駆け抜けると、再び、どるえれとスイッチ。



 NEO fromアイドリング!!!のデビュー曲『mero mero』をどるえれがパフォーマンス。権田夏海の甘い声による「mero mero」というウィスパーボイスが強烈だった。入れ替わりでステージに登場したNEOは『君のトナリで踊りたい!』を披露。歌詞の「どるえれが~」という部分は、「NEO NEOが~」と変えて歌唱する。同じ楽曲でも、パフォーマンスするグループが変われば、また違った部分が見えるというだけでも、このコラボライブの意義があるというもの。 ここからは12人によるステージ。NEOの『胸アツ生誕祭!!!』と、どるえれの『with you…』をパフォーマンス。観客のコールや歓声も、異様なまでな熱さがある。両グループのメンバーとファンがひとつになる幸福な時間だった。 最後のMCでは、どるえれがいつもの「いつでも君の味方だよ」と挨拶すると、NEOは「いつでも君の支えになるよ」とパロディーしてステージを去っていく。しかし、間もなく始まる「アンコール」の大合唱。すると、映像により、TIFでのコラボやライブのサプライズ登場、パイ投げなど、これまでの2グループの歩みが流される。

 映像が終わると、新しい衣装に着替えた12人が登場する。パターンは2種類だが、統一感のあるデザインだ。ということは……そう、この2組のコラボ作品がリリースされることが発表されたのだ。タイトル『ショコラ☆ロマンティック』が、この場で初披露されるのだ。この瞬間に立ち会えたことは、この日、双方のグループに推し増ししたに違いないファンにとって、何よりの歓びだ。「バレンタイン・デーに向けて、たくさんの人にこの曲を届けたい」(権田)というように、幸せな甘さのこの曲が、この日に誕生した「どる☆NEO推し」の人々にとって、マストな1曲になることだろう。



セットリスト
M1.きよしこの夜(NEO fromアイドリング!!!×Doll☆Elements)
M2.君に桜ヒラリと舞う(Doll☆Elements)
M3.君のネガイを叶えたい!(Doll☆Elements)
M4.New Beginning(Doll☆Elements)
M5.君のヨロコビを包みたくて!(Doll☆Elements)
M6.Sakuraホライズン(NEO fromアイドリング!!!)
M7.キミといたナツ(NEO fromアイドリング!!!)
M8."RESISTANCE"In My Pocket(NEO fromアイドリング!!!)
M9.寝乙女X'mas night(NEO fromアイドリング!!!)
M10.mero mero【Doll☆Elements Ver.】(Doll☆Elements)
M11.君のトナリで踊りたい!【NEO fromアイドリング!!! Ver.】(NEO fromアイドリング!!!)
M12.胸アツ生誕祭!!!(NEO fromアイドリング!!!×Doll☆Elements)
M13.with you…(NEO fromアイドリング!!!×Doll☆Elements)
M14.ショコラ☆ロマンティック(どる☆NEO)



どる☆NEO
コラボDVDシングル
『ショコラ☆ロマンティック』
2015年2月11日発売


◆観覧無料のリリースイベントも開催!
2015年1月18日(日)
神奈川県 クイーンズスクエア横浜 クイーンズサークル
(1)13:00/(2)16:00

2015年2月1日(日)
茨城県 イオンモール土浦 花火のひろば
(1)13:00/(2)16:00


Doll☆Elementsニューシングル
『君に桜ヒラリと舞う』
2015年1月7日発売

Doll☆Elementsオフィシャルサイト
アイドリング!!!ニューシングル
『ユキウサギ』
発売中

アイドリング!!!オフィシャルサイト

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着