ウマ娘達の新たなドラマへの胎動が大
阪を熱くさせた!『ウマ娘 プリティ
ーダービー 5th EVENT ARENA TOUR G
O BEYOND -NEW GATE-』DAY2レポート

■2024.03.23(Fri)『ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND -NEW GATE-』DAY2@大阪城ホール
昨年7月から横浜・名古屋・東京と続いてきた『ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND』も、いよいよ大阪公演「-NEW GATE-」で千秋楽。そのタイトル通り、誕生から8周年・ゲームサービス開始3周年を経て、ファンにその先に続く新たな希望を見せてくれた最終公演の様子をレポートしよう。
■スポーツアピールに突然のヒーローショー!? 前半戦はまるでお祭りだ!
全国4会場のアリーナでクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』の世界を様々な形で見せてきた5thイベントも、いよいよ3月22日(金)、23日(土)の大阪城ホールで千秋楽を迎えた。DAY1は盟友・ライバルのウマ娘コンビによるソロリミックスや、前公演「-YELL-」衣装をまとったタニノギムレット&シンボリクリスエスによる再演、そして5月24日(金)から劇場公開される劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』の最新特報お披露目などで大きな盛り上がりとなった。そして雨模様の開催となったDAY2も、前日の勢いをそのままの熱気が開演前からホール内に満ちあふれていた。
恒例の「ぱかチューブ」によるコール練習タイムには劇場版の主人公・ジャングルポケット&アグネスタキオンが登場。

両者の個性が盛り込まれたパワフルなゲキに合わせたコールと雄叫びがホールに響き渡る! 最後は様子を見に来たマンハッタンカフェも登場し、昨日一部公開されたばかりの劇場版主題歌「Ready!!! Steady!!! Derby!!!」に関する匂わせでライブへの期待を盛り上げた。そして開演直前にはこちらも恒例の「うまぴょい伝説」に合わせた「俺の愛バが!」コールが場内を揺るがす中で、いよいよ千秋楽の幕が上がった。
前公演から始まった実況役・明坂聡美のバックステージインタビュー。DAY2では前日のライブで使われたベッドで眠りこけるナイスネイチャ・ツインターボ・イクノディクタスが登場。寝起きドッキリ風にファン全員での「おはよーうございまーす!」コールを2回繰り返すと、それぞれのキャラらしいリアクションを取りながら目覚めて、ネタを交えながら明日のことは忘れて盛り上がろうとファンへのメッセージを送った。
さらに「グローブ」「ラジコン」といった匂わせの後に登場したシークレットゲストは、アニメ『ROAD TO THE TOP』とTVアニメ第3期で解説者役を務めた元中日ドラゴンズの山本昌広! 意外なゲストに場内は大歓声に包まれ、彼からの「いくぞー!」というゲキに盛り上がり、ついにライブが開幕。
「走り出した物語はどこまでも遠くに 全てを繋いでその先へ」
様々なメディアのウマ娘達の名場面とモノクロームの5th EVENTが映し出され、ウマ娘ダンサーの舞いと共に始まったカウントダウンに合わせて、ステージには本日の出演陣・26名がシルエットで登場。
「さあ、いま扉を開け!」
いよいよ長きに渡った5th EVENTのラストへの扉が開いた。
●Comeback Story V
(c)Cygames, Inc
第2公演での発表以来、5th EVENTのオープニングを飾り続けてきたこの曲からライブがスタート。ファンに自分達の輝く物語を見せたいというウマ娘達の沸き立つ思いを、出演陣全員で情熱たっぷりに熱唱。途中でそれぞれの個性や地元ネタを交えながらの自己紹介、5th EVENT全公演のモチーフもデザインに盛り込んだ新衣装「Gate of Infinity」の紹介や、初出演陣の意気込みなどを交えながら、会場の熱気を一気に最高潮まで引き上げた。
その盛り上がりにライブ初体験の山本昌広からは「野球やってる時より興奮しますね」というコメントも飛び出す中、バックステージの裏話や満を持してのゲームへのキャラ実装とイベント出走が実現したビコーペガサス役・田中あいみからのファンへの喜び全開な挨拶、そして明坂から何か面白いギャグをと無茶振りされたMachico上坂すみれは子どもに人気の手遊び歌「大阪うまいもんのうた」を振り付きで披露して締めくくり、ライブパートが本格スタート。
●爆熱マイソウル
ウマ娘達が様々な競技で競う総合スポーツ大会に挑む、ゲームの最新育成シナリオ「U.A.F. Ready GO! ~アスリートのキラメキ~」をモチーフとしたステージがスタート。ゴールドシップ役・上田瞳のパワフルな口上に合わせて、炎の如く真っ赤に染まったステージにウマ娘達が登場。ゲーム内でユニークな競技に挑む姿を再現するパフォーマンスで場内を沸かせた。
そしてゴールドシップのゲキと共に優勝者が唄う新曲「爆熱マイソウル」がスタート。パワフルなボーカルとラップを交えて勝負に挑む熱き魂を吠えるように唄い、客席もサビで「パワー!」コールを合わせて共に盛り上がる。間奏では初出走のノーリーズンが武将ノリでアピールし、最後は大きな爆発音の演出でスタートから最高の盛り上がりを決めた。
●平凡、時にミラクル
何だか大きな音がしましたけどーとステージに現れたのは、ヒシミラクル役・春日さくら。ゆるっとしたノリでソロステージがんばるぞーと気合いを入れたヒシミラクルは、ステージ上に置かれたDAY1出演のナリタトップロード&シンボリクリスエスからの手紙にパワーをもらって、ライブ初披露となるソロナンバーを披露。平凡だけどみんなの期待に応えられるようがんばろうという気持ちを、ふんわりやわらかなポップソングで唄い上げた。
●一撃入魂☆ペガサスパンチ
(c)Cygames, Inc
特撮ヒーローソングのノリ全開のメロディと共に登場したのは、初出走のビコーペガサス役・田中あいみ。ヒーローがよく戦ってる岩場をバックに、いつもヒーローの心を忘れない真っ直ぐなビコーの気持ちを、元気かつ優しさあふれるパフォーマンスで熱唱。
だが、突然ステージが真っ赤に染まってサイレンが鳴り響き、スクリーンには「第一話 炸裂! ペガサスパンチ」のタイトルが。そして高笑いと共に上坂すみれがトロッコに乗って黒の科学者・ドクターマッドタキオンネオとして登場。サクラローレルとナリタブライアンを捕らえて、世界の終わりを観察しようと挑発するタキオンにビコーペガサスが立ち向かうヒーローショーが突然スタート! トロッコで逃げるタキオン達をビコーは良い子のトレーナー達の声援をパワーに追撃し、見事にタキオンを倒して世界と大阪の平和を守り抜いた! そしてトロッコに乗り込んでみんなの声援を浴びながらコール&レスポンスも決めて、楽しいパフォーマンス満載のステージを繰り広げてみせた。
●ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃんのうた
ビコー達のトロッコが去ったスタンド通路に再びスポットライトが当たると、そこにはビアニカなどをもったダンサー達とゴールドシップの姿が! 先日コミックスも発売された幼稚園児のゴールドシップが主役のコミカライズ『ピスピス☆スピスピ ゴルシちゃん』のテーマソングをダンサーを従えて行進しながら熱唱。後半では途中に置いてあったコミックスの宣伝をしたり、ゴリラを保護したり、バズーカでメタルテープをぶっ放したりと天衣無縫なパフォーマンスとトークを繰り広げ、最後は幼稚園児マックイーンからの手紙を受け取るなど、ホールを一周してのバラエティに富んだファンサービス満載の時間を繰り広げた。
●ぼくらのブルーバードデイズ
(c)Cygames, Inc
喧嘩をしたりもするけれど、何故か一緒にいると楽しい関係……そんな女の子同士の友情を唄った『ウマ娘』初期のナンバーを、シュヴァルグラン・ヴィルシーナ・ヴィブロスの三姉妹でカバー。彼女達らしいリアクションとトークも交えながらのハーモニーも可愛く決めて、キャスト&ファン待望の三姉妹ステージ実現に場内も大いに盛り上がった。
●DRAMATIC JOURNEY
●アコガレChallenge Dash!!
●彩 Phantasia
(c)Cygames, Inc
ライブ序盤戦のシメは、新たな夢に向かって未来へ走りだそうという5th EVENTのテーマに通じる内容を唄った「DRAMATIC JOURNEY」「アコガレChallenge Dash!!」「彩 Phantasia」の三連発。「DRAMATIC JOURNEY」ではナンバリングイベント初出走組を先輩ウマ娘達が導くような組み合わせに。さらにトリプルティアラの勝者の歌「彩 Phantasia」では、3月21日からゲーム内でスタートしたメインストーリー第2部のメインとなる4人と、イクノディクタス・ヴィルシーナ・ヴィブロスらが加わり、華麗で情熱的なトリプルティアラの世界を情感たっぷりに唄い上げ、先輩達が新人達に未来を託すというテーマを感じさせるステージとなった。
序盤戦を終えてのMCタイムでは、5th EVENT恒例のコール&レスポンスコーナーがスタート。三組それぞれが大阪ならではのネタを仕込んだコール&レスポンスで場内を盛り上げ、それに触発された山本昌広も「ウマ娘! 大好き!」のコール&レスポンスに挑戦する一幕も。
●winning the soul (High-voltage Ver.)
(c)Cygames, Inc
日本ダービーに賭ける思いと、その戦いに勝利したウマ娘達の姿を描いたPVから、クラシック三冠の勝利者の歌がスタート。トウカイテイオー・アドマイヤベガ・ウイニングチケット・タニノギムレット・ジャングルポケット・ドゥラメンテらダービーウマ娘が勢ぞろいし、炎の演出の中で勝利を渇望する魂の歌を熱唱。そしてラストのウォークライでは、会場全体でファンと共に雄叫びを上げて、ライブ中盤戦の始まりのテンションを上げていった。
●楽園/マンハッタンカフェ
●シャドーロールの誓い (The Solid Revision)/ナリタブライアン
●ライトレス/アグネスタキオン&マンハッタンカフェ
●僕が憧れた青/シュヴァルグラン
ライブ中盤戦のメインとなったのはソロナンバー4連発。自分を走りへと導いた、自分にしか見えない「あの子」の背中を追い続けるマンハッタンカフェの心を唄った「楽園」を、小倉唯が「ねえ 早く連れて行って」というモノローグや緩急の付いた光の演出と共にしっとりと唄い上げる。
続いては初期~TVアニメ1期でナリタブライアンを演じた相坂優歌が歌ったソロナンバー「シャドーロールの誓い」が、現・ナリタブライアン役の衣川里佳バージョンとして新生。力強いボーカルと共に今のナリタブライアンのイメージで唄われる古参ウマ娘ファンには思い出深い一曲に、場内は称賛の声援に包まれた。
(c)Cygames, Inc
三曲目は消えることのない光を探し求めるアグネスタキオンの心情をクールに唄い上げた「ライトネス」。上坂すみれの力強い歌声に導かれるように、曲の後半にはマンハッタンカフェ役・小倉唯が登場。共に何かを追い続ける者同士のデュエットに、場内も圧倒されるように聞き入った。
(c)Cygames, Inc
ソロステージの最後を飾るのは、ライブ初披露となるシュヴァルグランの新作ソロナンバー。コンプレックスを乗り越えて、空や海の澄み切った青のようになりたいと彼女の心を切なく力強い絶唱で唄い紡ぎ、曲を終えた後に大きな拍手が送られた。
●Ms.VICTORIA (The Legends Ver.)
中盤戦のラストを締めくくるのは、ゲーム内のチャンピオンミーティングの激闘を制した者だけが唄える凱歌「Ms.VICTORIA」。実力派の9人による勝利者の歌は力強く場内を震わせ、後半はオペラオーからのさらなるゲキで声援もヒートアップ。壮大な盛り上がりと共に中盤戦の最後を締めくくった。
二度目のMCタイムでは、曲の振り返りとバズーカでメタルテープを客席に放つ恒例の花火大会、初出走のダンツフレイム&ノーリーズンが声援を送ってもらえた嬉しさを語って終わるはずが、何故かおらついているジャングルポケット。
こんなんで祭りを終わらせるつもりねーよな? と叫ぶジャングルポケットから、今日が誕生日だったタニノギムレット役・松岡美里へのサプライズバースデーが! 場内全員がコンサートライトをロウソクに見立てて赤に輝かせる中で、全員でのハッピバースデーの歌が送られ。松岡が走りながら場内に息を吹きかけると、みんながそれに合わせてコンサートライトを消すという粋なリアクションでサプライズバースデーは大成功となった。
■5th EVENTに込められた未来への想いは新世代ウマ娘達に引き継がれる!
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●朝露は大河の夢を見る/シーザリオ
●QueenBee/デアリングハート
●十帰りの花/エアメサイア
●Over a Tiara/ラインクラフト
●Unite!!
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出演陣が公演テーマのリリックを紡いでいく5th EVENT恒例のスペシャルコーナーからライブは後半戦へ。その最後を締めくくったのはメインストーリー第2部の四人だが、シーザリオ以外の三人の衣装が何と第1~3公演のものに。今回初出走の新世代それぞれが、自身のソロナンバーと共に各公演のテーマ「WISH」「GAZE」「YELL」そして「NEW GATE」を引き継ぐというテーマの込められたステージなのだ。
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ソロナンバーでは四者四様の走ることへの思いが唄われ、最後はDAY1で初公開された新曲「Unite!!」を四人勢ぞろいで初披露。みんなで一緒に輝く未来を描いていこうという思いを熱く唄い上げた。
新世代四人のステージが終わった後のMCタイムでは、場内の全員で「ユメヲカケル!」アコースティックバージョンを合唱し、いよいよライブもクライマックスへと突入。
●GIRLS'LEGEND U(The Infinite Ver.)
●Go This Way
●We are DREAMERS!!
(c)Cygames, Inc
ナリタブライアンとサクラローレルの力強いアカペラシャウトと荒々しいギターソロで始まったのは、ウマ娘の新たな始まりを飾った一曲「GIRLS'LEGEND U」。よりライブ感を高めたアレンジバージョンを、6人の個性派ウマ娘達がパワフルに唄い上げ、クライマックスでは客席も一緒に唄い、一緒にクライマックスへ向けてパワーを振り絞っていく。
続いて、夢を諦めずに走り続ける思いを体現したウマ娘達が唄った「Go This Way」に、新たな夢へと走り続ける希望を唄ったゲーム一周年記念ソング「We are DREAMERS!!」と、『ウマ娘』が辿ってきた歩みを振り返りながら今日の「NEW GATE」へと繋がるステージが繰り広げられた。
●ソシテミンナノ (Breaking The Limit Ver.)
そんな流れを引き継いだのは、TVアニメ第3期主題歌「ソシテミンナノ」。最終回の勝負服「結願のしまい華」をまとったキタサンブラックを筆頭に、作中で熱い想いを走りにぶつけたウマ娘達が勢ぞろい。12話オープニングを再現するようなシュヴァルグランの「負けない」に大歓声が上がり、最終回での激走を再現するような矢野妃菜喜の激しいダンス、トウカイテイオーとゴールドシップの生声援、そして実況役・明坂聡美の「これがスターの生き様だーっ!」の生実況と大阪城ホールがあの瞬間の中山レース場になったかのような興奮に包まれた。
●Ready!!! Steady!!! Derby!!!
(c)Cygames, Inc
そして「NEW GATE」へと至るステージのラストを締めるのは、DAY1で特報第2弾を始めとする新情報が多数公開された劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』。アニメソング界のヒットメーカー・大石昌良が手がけた主題歌のフルバージョンを、なんとこのライブで初披露。映画の主人公となるジャングルポケット・アグネスタキオン・マンハッタンカフェ・ダンツフレームの四人が、ボーカル&ラップで互いの感情をぶつけ合うような熱唱を繰り広げ、場内のファンもタイトルを叫ぶサビで見事なコール&レスポンスを合わせ、5月24日の劇場公開への期待が爆発するステージとなった。
直後のMCタイムでは、『新時代の扉』で強敵として立ちはだかるテイエムオペラオーが登場して見事な主題歌初ライブを絶賛。この歌のフルバージョンが聞けるのは映画公開&CD発売までは今回のライブのアーカイブのみということで、ぜひ配信で繰り返し聞いて歌詞を覚えてほしいとアピールした。
●U.M.A. NEW WORLD!!
そしてライブもついにラストナンバーに。最後を締めくくるのはゲームアプリ3周年を飾るアニバーサリーソング「U.M.A. NEW WORLD!!」。何度でも走り続けるウマ娘達の情熱を詰め込んだ濃密なリリックを、ハイスピードなメロディに乗せた力強いハーモニーで全キャストが熱唱。そしてジャングルポケットがまだまだ声出せるよなとゲキを飛ばし雄叫びを上げると、ファンもそれに合わせてあらん限りの声援を上げ、この日最高の熱狂と共にライブの幕は閉じた。
●トレセン音頭
●うまぴょい伝説
ウマ娘達がステージから引き上げると、まだまだ「NEW GATE」は開いていないとばかりに、場内にアンコールがなり響く。しばらくして山本昌広が実況席に登場して、夏から全国5都市で開催されるファンミーティング系新イベント「TWINKLE CIRCLE」の発表や、『新時代の扉』に先立つ形でアニメ『ウマ娘プリティーダービー ROAD TO THE TOP』再編集版の劇場公開決定など、ファンには嬉しい情報が多数公開されたところで、再びウマ娘の面々がステージに揃い踏み。
(c)Cygames, Inc
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代表してジャングルポケットとラインクラフトから、これからも一緒に夢を見ようという心からのメッセージが送られたところで、その余韻をいい意味でぶち壊すように「トレセン音頭」がスタート。
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ハイテンションなパフォーマンスに加えて、大阪ならではのネタや定番ギャグを織り込んだウマ娘からの挨拶も連発して、お祭り騒ぎのような華やかなステージが繰り広げられた。
最後の挨拶では5th EVENT全公演をやり遂げたキタサンブラック、三姉妹でのライブが実現出来た嬉しさを語るヴィブロス、実は舞台『ウマ娘』のアンサンブルとして横浜公演に参加していたのでウマ娘として今日のステージに立てたのは人生のビッグイベントだと涙するダンツフレーム、この大舞台に同期と立てたことが嬉しかったというジャングルポケット・エアメサイア・ラインクラフトと、それぞれの胸いっぱいの想いが語られた。
(c)Cygames, Inc
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長きに渡って続いた5th EVENTの正真正銘のラストを飾るのは、8年間の積み重ねで最高のアガる一曲へと育った「うまぴょい伝説」! ゴールインまで楽しんでくださいというラインクラフトからのゲキと共に始まったステージは出演陣それぞれの想いがあふれるような楽しいステージとなり、ファンも最高の「俺の愛バが!」コールでそれに応えた。
最後はステージ上にそろった全員から、生声での「ありがとうございましたー!」が、一緒にライブを盛り上げてくれたすべてのファンへの感謝として送られた。
無人となったステージ上のスクリーンには、カウントダウンと共にこれまでの5th EVENTを振り返っていくモノクロームの映像が流れていく。会場ができあがっていくタイムラプス映像、バックステージで円陣を組んで気合いを入れる出演陣のかけ声、そして各公演の名場面とセットリストが映し出される。そして「NEW GATE」の先の未来はカラーとなり、ゲームのウマ娘達のライブが映し出される。それは来るべき次のナンバリングイベントで見られるはずの風景だ。
「またこの先の夢へ これからも一緒に」
「SPECIAL THANKS TRAINER」
そのメッセージと共に映し出されたのは、ライブの心地よい余韻に浸る場内のトレーナー(ファン)の姿……そんな感謝のサプライズに再び会場は大きな歓声に包まれ、「ウマ娘 プリティーダービー 5th EVENT ARENA TOUR GO BEYOND」は大団円を迎えた。
(c)Cygames, Inc
『ウマ娘』の世界を様々な形で表現しようという挑戦に満ちたツアーとなった今回の5th EVENTはこれまでにない濃厚なツアーとなった。はたして次はどんな世界を見せてくれるのか、期待しかない最高のエンディングとなった千秋楽公演、ぜひアーカイブ配信で何度でも楽しんでほしい。
取材・文:斉藤直樹

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