和風アクションRPG「天穂のサクナヒ
メ」24年にP.A.WORKS制作でTVアニメ

(c)えーでるわいす/「天穂のサクナヒメ」製作委員会 和風アクションRPG「天穂(てんすい)のサクナヒメ」がテレビアニメ化され、年内にテレビ東京系列で放送を開始することが明らかになった。アニメーション制作は「SHIROBAKO」「花咲くいろは」のP.A.WORKSが担当する。作品の世界観を表現した“動くティザービジュアル”も公開されている。
 「えーでるわいす」が企画・開発した原作ゲームは、2020年にマーベラスから発売され全世界累計出荷本数150万本を突破。爽快なコンボアクションと日本古来の米づくりを緻密に再現したシミュレーション要素が好評を博した。神の世と人の世の“二つ世”からなる東方の国ヤナトで、ぐうたらな生活を送っていた神・サクナヒメは、ある日神界に迷い込んできた人間たちを都に侵入させ、主神への献上物である米の備蓄を台無しにするという失態を犯してしまう。その罰としてサクナヒメは人間たちとともにヒノエ島へと送り込まれ、同地を支配する鬼たちの調査を命じられる。サクナヒメは稲作を通じて人間たちと交流し鬼たちと戦いながら、やがて島の秘密へと迫っていく。
 キャスト陣は原作ゲームから続投。サクナヒメ役を大空直美、タマ爺役を鳴海崇志、ココロワヒメ役を衣川里佳、田右衛門役を矢野龍太、ミルテ役を久保田ひかり、きんた役を前田聡馬、ゆい役を古賀葵、かいまる役を桃河りか、カムヒツキ役を小日向みわ、アシグモ役を各務立基、石丸役を亀山雄慈が担当する。
 なお、3月23、24日に東京ビッグサイトで開催される「AnimeJapan2024」のTOHO animationブースでは、同作の展示などの企画が実施される。
 原作ゲームスタッフからのコメント全文は以下の通り。
【なる(えーでるわいす)(原作)】
・アニメ化を受けてのご感想
自分の作ったものがテレビアニメに……なんて妄想はしたことがありました。なんと! 本当に?
企画説明をされる東宝さんの熱意がやばくてやばいと思ったのを昨日のことのように思い出します。
それから3年余り、遂に発表の時を迎え、皆様のもとへ作品を届けられるということが本当にうれしいです。
・ファンの皆様に向けてのメッセージ
ゲームを遊ばれた方には、本作のアニメ化の難しさもご想像いただけるのではないかと思います。
この課題にP.A.WORKSさんをはじめアニメ制作チームはていねいに取り組んでくださり、また我々も脚本、音声収録をはじめとして、思った以上に監修として関わらせていただきました。
アニメ「天穂のサクナヒメ」が皆様に楽しんでいただけることを願っております!
【こいち(えーでるわいす)(原作)】
・アニメ化を受けてのご感想
原作が想定外に売れた時点で夢うつつだったので、今回のお話をいただいた時もポカーンとどこか他人ごとのようでした。その後は思っていたよりもしっかり原作監修として関わらせていただけ、少しずつ当事者意識や責任感が芽生えてきました。今では放映が近づき緊張が増しております……!
・ファンの皆様に向けて
言わずもがな、ゲームとアニメは異なるメディアです。今回の映像化にあたっても尺の制限や情報を伝える手段の違いなど原作から変わっている部分がいろいろあります。
人によってここは不安な話に聞こえるかも知れませんが、今作は本当に原作を大切に扱っていただけました。
元の魅力を何倍にも膨らませたところ、描写不足だったところの補間などうれしい意外性がたくさんあります。
元気に動くサクナたちの活躍をお楽しみいただけると幸いです。

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