ミュージカル『ビリー・エリオット〜
リトル・ダンサー〜』3代目マイケル
役に選ばれた4人(髙橋維束・豊本燦
汰・西山遥都・渡邉隼人)に初インタ
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2024年7月より、ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』が、日本で3度目の幕を開ける。1980年代、イギリス北部の炭鉱町でバレエと出会い、どんな困難にも打ち勝って夢へと突き進む少年ビリー。そのビリー役4名と同時に、その親友であるマイケル役を演じる俳優たち4名もこのほど発表された。
マイケルは、とびきり愉快な個性の持ち主。夢に向かって突き進むビリーと友情を育み、さびしさをかみ殺してその背中を押すマイケル。ビリーとの息の合ったタップダンスで観客を楽しませる役目も負うこの役は、作品の要となるキャラクターのひとりだ。今回、この役に選ばれたメンバーのうち、2020年の再演でスモールボーイ役を務めた子がふたり。また、他のふたりも大きな舞台に出演したキャリアを持つ。そんな実力派揃いのマイケルたちの声を、ここにお届けする。
2024年のマイケル役
髙橋維束(たかはし いつか) 10歳、埼玉県出身
豊本燦汰 (とよもとさんた)11歳、神奈川県出身
西山遥都 (にしやまはると)10歳、千葉県出身
渡邉隼人 (わたなべはやと)9歳、東京都出身
(※年齢は2024年1月30日現在)
■『ビリー・エリオット』との出会い
——皆さん、合格おめでとうございます。「マイケル役に決まりました」と言われた時のことから教えていただけますか。
髙橋​維束 すっごく嬉しかったです。ポップコーンが跳ねるみたいな、それくらい嬉しい気持ちでした。
豊本燦汰 今までにないほど嬉しすぎて、ちょっと言葉が出なくて、固まっちゃいました。
西山遥都 「やったー!」って何回も叫んじゃって。2020年の『ビリー・エリオット』にスモールボーイ役で出た時にお世話になったホリプロのプロデューサーからも「良かったね」って言ってもらって。早くも目標を達成できちゃったような気分です(笑)。
渡邉隼人 オーディションの8ヶ月間の自分の思いが全部伝わった気がします。感動して泣いちゃった。
——『ビリー・エリオット』という作品との出会いと、オーディションに参加した動機についてお話しください。
髙橋​ 小学1年生の時に、中村海琉くんと河井慈杏くんのビリマイ(ビリー&マイケル)で再演(2020年)を観て感激し、オーディションを受けたいと思うようになりました。その後、ミュージカル『オリバー!』(2021年)で、海琉くん・慈杏くんと一緒に出演させてもらって。自分が目指している舞台に出ていた人と共演できたので、すごく興奮しました。
豊本 僕はもともと(2020年の再演に)スモールボーイ役で出演させていただきました。そこで佐野航太郎くんたちがやってるマイケルを見て、「僕もマイケルになりたい」「僕の目標はマイケルになることだ」と思ったのがきっかけでした。その時の楽屋では、海琉くんや航太郎くんたちがいっぱい優しくしてくれたので、「僕も、次のスモールボーイを可愛がってあげられるようになりたいな」と思っていました。
西山 僕も、燦汰くんと同じく(2020年の再演で)スモールボーイ役でした。ビリーやマイケルががんばっている姿を燦汰くんと一緒に見ながら感激していました。それで、オーディションを受けて合格したいという夢を持つようになりました。
渡邉 僕は維束くんと同じで、『オリバー!』で海琉くんや航太郎くんたちと共演していました。その時、ビリーやマイケルの役をやっていたお兄ちゃんたちがすごくかっこよかったし、優しかったんです。それで「僕もいつかお兄ちゃんたちのようになりたい」と思い、今回、応募しました。
——『ビリー・エリオット』という作品は、どんなところが好きですか? あるいは、感動したところは?
髙橋​ 最後の歌、「過ぎし日の王様」のところで涙が出ました。ビリーがロンドンのバレエスクールに合格して家を出ていく時に、大人たちに見守られながら、見送ってもらいます。大人たちの優しい気持ちが伝わってきて、すごく感動しました。他には、第2幕の「白鳥の湖」の前のシーン。マイケルのビリーに対する、寂しいから行ってほしくないっていう気持ちが伝わってくるところも、すごく良かったです。
豊本 僕が好きなのは、ビリーがダンスを好きになり、初めてピルエット(片足のつま先で立って回転する基本技)をするところです。「団結だ」の歌に合わせてピルエットを回ってるところが「すごいな」って思いました。それと、最後の場面で炭鉱夫たちが地下に潜っていくところも圧巻というか、本当に「いいなぁ」と思いました。
西山 僕は、タップのところに感動しました。「足をどこに、どう打って鳴らしているのかな」というのがものすごく気になっていたんです。いま、少しずつタップを覚えて、「今あのステップをやっているんだ」と思いながら練習しています。
渡邉 僕は、マイケルが「好きなことをして何が悪いの?」って歌うところが大好きです。 最初に聞いた時は「僕も『何が悪いの?』って言いたい!」と思ったほどでした。感動したのは、ビリーがロンドンのバレエスクールに行っちゃう、最後の場面。マイケルとの友情など、いろいろな感情が深く描きこまれていて、本当にいい物語だと思いました。
——皆さんそれぞれの、得意なことや、今まで習っていたこと、そして主な舞台経験について、教えていただけますか。
髙橋​ 得意なことは歌、演技、ダンスタップ、そしてイケメン顔です。イケメン顔が得意っていうのは、冗談なんですけど(笑)。でも、こんな顔で(キメ顔をばっちりキメて)「イケてる?」(笑)。習い事は歌、タップ、水泳です。タップは、お兄ちゃんがダンスのレッスンを受けていたので、幼稚園の終わりくらいの時「僕もやってみたい」って思って始めました。(舞台は)これまでに『オリバー!』と『キンキーブーツ』と『マチルダ』などのミュージカルに出演しています。
豊本 僕が得意なのはヒップホップダンス、演技、歌ですね。2歳くらいから習い事を始めて、舞台に立ちたいなって思い始めたのは幼稚園生年長の時でした。『トムとジェリー』のミュージカルを観て、「あ、やっぱりミュージカルって面白いな」と思い始めて。個人レッスンで先生に演技を「いいね」と褒められ、歌も「悪い方ではない」と言われて自信がつき、『ビリー・エリオット』再演のスモールボーイ役に応募しました。
西山 今回のオーディションを受ける前に……今もなんですけど、事務所のレッスン以外に、習い事は特に何もやっていなくて。あとはパパの個人レッスン。パパが以前テーマパークのキャストさんだったので、知っていたことを教えてもらってます。特技はタップですが、うまくなれたのは、今回のワークショップでプロの先生が教えてくれたおかげです。「好き」が「得意」になりました。舞台は、前回の『ビリー・エリオット』の他、ミュージカル『スクルージ』などにも出ていました。
渡邉 僕が得意なことはタップ、歌、演技です。やり始めたきっかけは、もともとお姉ちゃんがミュージカルをやっていて。それでお母さんが「隼人もやってみようか」ということで、やり始めました。やってみたらとても楽しくて。 最初は歌舞伎に出演させてもらって、それからどんどん舞台に興味を持ち始め、『オリバー!』『マチルダ』などを経て、今ここにいます。
髙橋維束
■目指すマイケル像とは
——皆さんにはそれぞれの目指すマイケル像があると思うんですけど、「僕がなりたいのはこういうマイケル」というのを教えてください。
髙橋​ 僕のマイケルは、歌と演技とタップの総合力があるマイケルです。また、マイケルの面白くて自分に正直な性格や、素直な心、広い心を持っているマイケルを表現していきたいです。
豊本 僕の目指しているマイケル像は、明るくて前向きで、みんなを元気づけられるマイケルかなって思います。
西山 僕のマイケルは、少し優しい感じかな。自分の優しいところとか、とにかく自分の性格を全部使って、自分らしいマイケルを表現できればいいなと思います。
渡邉 僕のマイケル像は、みんなを笑顔や勇気でいっぱいにする明るいマイケルです。
——自分自身がマイケルと共通していると思える点はありますか?
髙橋​ 明るいところです。 僕も家では普段、「クレヨンしんちゃん」を見て真似をしたり、めっちゃ喋っています。知らないおじさんからも「飴ちゃんあげる」みたいな感じですぐ話しかけられて(苦笑)。
豊本 僕は、好きなことに夢中になり、一生懸命取り組んでしまうところがマイケルと一緒だなって思います。例えば大好きなレゴを作り始めると、僕はそればかりに集中してしまいます。マイケルも女装が好きで、夢中になってしまうくらい大好きなんだろうなぁって思える。そういうところ、共感できますね。
西山 女装が好きなマイケルって女の子みたいところがありますが、僕もちょっとそういうところがあって。リリアンという編み物をやるのが好きで、できあがったものをパパのスマホにくっつけちゃったりする。ビーズをつけて可愛らしいから(笑)。
渡邉 1月5日が僕の誕生日だったのですが、その日じゅう(満面の笑顔で元気よくピースしながら)「Yeah! Yeah!」ってやって、家族みんなを笑顔にしていました。僕のそういう、人を笑わせるのが好きなところはマイケルと似ているんじゃないかな。他には、「好きなことしてて何が悪いのさ!」っていうところも。僕はゲームが好きで、よく夜更かししちゃうのですが、「何が悪いのさーー!」って、ちょっとガンコになっちゃう(笑)。
豊本燦汰
■長期オーディションの思い出
————昨年の4月から長期間にわたって皆さんが体験してきたオーディションですが、どんなことが印象深いですか?
髙橋​ みんなとオーディションを一緒に受けられたことと、クリエイティブ・チームの方々から自己表現の演技などを褒めてもらえたことです。実際、演技の表現力は増したと思いますし、歌では声量が大きくなったと思います。タップもいろんなステップができるようになりました。我ながら「成長したな」って思っちゃいました(笑)。
豊本 僕はオーディションを受けるまで、タップダンスをやったことが全然なくて、最初は苦労しました。でも、苦手なことから逃げないようにと心の中で決めて。するとワークショップ期間に、だんだんタップステップを踏めるようになってきました。先生方からも「良くなったじゃん」と言ってもらえて、嬉しかったですね。
西山 僕もタップです。先生方に教えてもらって、急速に上手くできるようになったことが自慢です。たとえばプルバックという技があるのですが、最初はもう全然音を鳴らせなかったのに、今では簡単に鳴らすことができるようになりました。
渡邉 僕もタップを始めたばかりの頃はシャッフルくらいしか踏めませんでした。でも、オーディション期間中に踏める種類がどんどん増えていって、それで楽しくなり、やり続けました。先生からも「すごく成長したね」って言われて嬉しかった。本当にこの8ヶ月間で、とても上達したと自分でも思っています。
————オーディション期間中に苦手だったことや苦労したこと、これから頑張らなきゃって思うことは?
髙橋​ どんなことも一生懸命に楽しんでやっているので、本当に苦手だという意識はあまりありません。これから頑張っていきたいところは、ビリーとの掛け合いのところかな。歌いながらちょっと言い合いをするのですが、そういう時にビリーに負けてしまわないように頑張りたいと思っています。
豊本 僕は、やっぱりタップ。もちろん慣れてきてはいるんですけど、これからもっと、他の人を超えられるくらいタップがうまくなれたらいいなって思います。
西山 僕はあまり苦手なものはないけれど……トマトは苦手です!(笑) サラダにちょっとでもトマトが乗っていたら、残しちゃう(笑)。
渡邉 僕の課題は、歌ですね。高いキーの音が出ないし、裏声も使えない。だから、そこを頑張って工夫していきたいと思っています。
——オーディションの最後には、8カ月間のレッスンの成果を披露する機会がありましたね。その時はどういう気持ちでしたか?
髙橋​ すごく緊張もしましたし、その一方で「見せたい」という気持ちも強くあったのですが、最終的には両方が合わさって、いい感じで味方になってくれたんです。自分の中で二つの気持ちが仲直りしたように感じられました。
豊本 僕も少し緊張はしていましたが、以前と比べれば自分が本番に強くなってることに気付きました。ワークショップ期間中にはあまりできなかったことが、最終オーディションの本番では急にできていたのです。この調子だったら(合格まで)いけるんじゃないかなと思っていました。
西山 僕はほとんど緊張していなくて。「あれー? なんかおかしいなぁ」って思っちゃいました(笑)。スモールボーイ役のオーディションの時は、初めて緊張したんですよ。だけど今回はもう緊張していなかった。むしろそのことで焦っちゃいました(笑)。
渡邉 僕は、緊張によって背中が押されたみたいな。緊張することによって、より上手くできたみたいな気がしました(笑)。
西山遥都
■仲間たちのこと
——お互いについて聞かせてください。自分以外の3人のマイケルについて、どんなキャラクターなのか、一言ずつコメントをいただいてもいいですか?
髙橋​ 燦汰くんは、ずっと楽しくやっていて。ハル(遥都)くんは穏やかで優しい子。隼人くんはゲーム仲間みたいな。よくゲームの話をしています。
豊本 維束くんは一緒にいて楽しいし、盛り上げてくれます。遥都くんは性格が優しくて大人しいから、一緒にいて落ち着ける。隼人くんは、小柄だけどダンスの時は大きく見せて踊るのがいいなって思います。
西山 維束くんはタップの振り覚えが早くてスゴイです。燦汰くんは(2020年の)スモールボーイ役で一緒になったから昔からの友達ですが、この人、肉、好きです!(笑) 特にすき焼きが好きなんだよね~(笑)。隼人くんは、自分と同じぐらいの身長で、そんな子がいたんだってびっくりした。でも背丈は『ビリー・エリオット』の本番が始まる頃には抜かされてるかもしれないですね(笑)。
渡邉 維束くんはタップが上手、燦汰くんは笑顔が沢山あって、遥都くんはいつも優しい。そんな感じ。
——マイケルはビリーとの友情、掛け合いが大事になってきますが、今回ビリーに選ばれた4人(浅田良舞・石黒瑛土・井上宇一郎・春山嘉夢一)それぞれについても、ひと言ずつコメントいただけますか。
髙橋​ 良舞くんはよく話しかけてくれるし、僕のできないことをやってみせてくれます。燦汰くんがルービックキューブを持ってきた時も、「貸してみ」と言ってやってくれて、優しい子だと思いました。瑛土くんはバレエが上手で、それでいて面白い子。宇一郎くんはオーディションで僕とペアを組み、ビリーとマイケルの「ブロードウェイ・フィニッシュ」というシーンをやったのですが、最後のところを僕に決めさせてくれたのが印象深いです。嘉夢一くんはノリノリで(笑)。本当にノリのいい子でした。
豊本 良舞くんがピルエットをくるくる回ってるところは、見ていて圧倒されます。瑛土くんは明るく元気な子で、一緒にいて楽しい。だけど、ちゃんとけじめはつけられる人。宇一郎くんは性格が優しい。「スター・ウォーズ」が好きな嘉夢一くんは、やっぱり一緒にいてすごく楽しい。というか、みんな一緒にいて楽しい人ばかり。
西山 良舞くんとは、あまり話をする機会がなかったので、これから仲良くなりたいと思っています。瑛土くんは歌でも演技でもペアを組んでワークショップをした間柄なので、ビリーの中では、いちばんよく知ってるかな。もう親友みたいな感じ(笑)。宇一郎くんのことは、まだあまり知らないけれど、これから発見できることが沢山あると思うので、それを見つけに行きます。嘉夢一くんとはゲームをやったり、電車ごっこをして遊んだことがあって、それがとても楽しかった。
渡邉 良舞くんは元気で、明るい子。瑛土くんと宇一郎くんはバレエがとても上手。嘉夢一くんはすごく優しい子。そんな感じ。
渡邉隼人

■将来の夢
——将来の夢は?
髙橋​ ミュージカル俳優です。ただ、そうなるためには、子供時代の活動も重要なので、自分自身が努力しなければいけないのですが、家族からもいっぱい支えてもらったり、励ましてもらったりしています。特に励ましてくれるのはお兄ちゃん。お兄ちゃんも俳優を目指していて、『キンキーブーツ』では同じ役で、『オリバー!』では違う役で一緒に舞台に出てました。
豊本 僕も維束くんと一緒で、将来の夢はミュージカル俳優です。舞台に立ち始めて、やっぱり面白いなって感じられているし。レッスンの先生や、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、そしてお父さんも、みんなが応援してくれるから「僕が期待に応えてあげなきゃどうするんだ」って思うんですよ。
西山 僕は将来何になりたいかをまだ特に決めていないので、これから探しに行く。生きていく中で、自分にとってどれが本当にいちばん得意なことなのかを探りに行く。「さあ冒険!」みたいな感じです(笑)。
渡邉 僕もミュージカル俳優になることが夢です。ここまで、今回のようなすごいミュージカルの舞台に立たせてもらえたのだから、もっともっと有名になって、お母さんたちの期待に応えられるようにしたいです。
——憧れの人はいますか?
髙橋​ 城田優さんです。最初に見たミュージカル俳優が城田さんなのですが、身長も高いし、歌も上手くて、「かっこいいなぁ」と。それで最初は城田さんと共演したいという夢があったんですけど、『キンキーブーツ』でそれがってしまったので。それで、自分自身が本格的なミュージカル俳優になりたいという夢に変わりました。
豊本 僕はスモールボーイの時に共演したビリーのお兄ちゃんたちやマイケルのお兄ちゃんたち、中村海琉くんや佐野航太郎くん、川口調くんや河井慈杏くんたちに優しくしてもらったので、彼らに憧れています。みんな演技がうまいし、ダンスもうまいし、性格もいい。自分もそういう人になりたいと思います。
西山 僕が憧れるのは、パパですね。パパは器用なんです。たとえば僕がおもちゃを壊したりした時でも、パパはすぐ直せちゃう。だから、パパを目指しています。
渡邉 僕は今、特に憧れてる人はいなくて。でも、僕が好きなことをやってる人は沢山いる。その人たちが上手くやれていることを僕は真似していきたいです。
——舞台とは関係く、夢中になっていることや趣味は何ですか?
髙橋​ 毎週「クレヨンしんちゃん」を見ることと、「ドラゴンボール」のシール集めです。
豊本 僕はレゴ作りや工作、野球ゲームだったり、実際の野球ですね。
西山 僕は、図鑑で宇宙のことを調べること。それから、さっき言ったリリアンでいろいろ編むこと。今は7色で綺麗に編んで、虹みたいにすることを目指しています。今はまだ少ししかできてないんですけど……。
渡邉 僕は「呪術廻戦」を見ることと、ゲームをやることです。最近は動画編集もやっていて、それが結構楽しいので、夢中になってやってます。
——最後に、読者の皆さまへメッセージをお願いします。
髙橋​ 僕たち一人ひとりの成長を見て欲しいです。僕も最初はタップが全然できなかったけれど、それができるようになったところを、ぜひ見に来ていただきたいです。
豊本 僕たち4人がマイケルに受かったのって、多分それぞれの個性が強かったからだと思うんです。維束くんにはこの個性が、遥都くんにはこの個性が、隼人くんにはこの個性がある。そうした中で僕のことは「明るくて前向きなマイケルだな」って皆さんから思っていただきたいので、そうなれるように頑張ります。
西山 僕はさっき、みんなから「優しい」って言われたので、「優しい」という個性を持ったマイケルをお見せできればと思います!
渡邉 僕は、お客さん全員を笑顔にできるマイケルを演じたいです。皆さんを笑わせて、僕も笑います。
それぞれが落ち着いて、自分の言葉でしっかりと話す姿が印象的だったマイケルたち。もはや“小さなプロフェッショナル”と呼びたくなるような彼ら(もちろん初々しさや子どもらしい可愛らしさ、けなげさもいっぱいだが)の舞台での活躍に期待したい。
取材・文=若林ゆり
写真撮影=池上夢貢

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