幸田浩子(ソプラノ)インタビュー 
『運命×カルミナ・ブラーナ』がザ・
シンフォニーホールで開催

2023年3月31日(日)大阪のザ・シンフォニーホールにて、『運命✕カルミナ・ブラーナ』が開催される。飯森範親指揮、日本センチュリー交響楽団の演奏でドイツ音楽の神髄を聴くともいえる豪華プログラムを届ける本公演。『カルミナ・ブラーナ』に出演するソプラノの幸田浩子にプログラムへの想いを聞いた。
――幸田浩子さんは、ソプラノの華やかなソロも含まれている『カルミナ・ブラーナ』には、すでにしばしば出演されていますね。
『カルミナ・ブラーナ』は、大学時代から合唱で参加している作品で、その後もソロを何度も歌ってきました。まるで運命の大車輪がまわっていくかのような生き生きとしたリズムがとても特徴的ですし、テノール、バリトン、ソプラノのソロもあり、豊かな響きに彩られていますから、歌いながら、壮大なエネルギーに包まれていくように感じます。ソプラノは女性のシンボリックな存在として使われていて、エロスや神聖さなども表現しているのではないでしょうか。合唱団に所属していた亡き両親もこの曲を歌うのをとても楽しみにしていましたので、今回の演奏を両親は天上で聞いてくれるかしらと思っています。
――『カルミナ・ブラーナ』公演は、指揮者の飯森範親さんの強い希望もあり実現した意欲的プログラムです。
飯森さんとは何度も共演していますが、対話をとても大切になさる指揮者だという印象をもっております。また一瞬にして、音楽家たち、そして聴衆を魅了するような圧倒的な存在感をお持ちの方ですね。今回は日本センチュリー交響楽団のみなさま、そして躍進中のテノールの中井亮一さん、そしてオペラやコンサートで大活躍されているバリトンの須藤慎吾さんとご一緒できるのは大変光栄です。
――大阪ご出身の幸田さんにとって、公演会場のザ・シンフォニーホールがある大阪はホームグラウンドですね。
実は、日本センチュリーさんの練習場は、私が通っていた高校近くの服部緑地にあるんです。緑豊かな公園や乗馬クラブもあるところなので、練習に行くたびに懐かしい気分で一杯になります。大阪は東京とはお客さまとの距離感が異なるのもとても興味深いですね。開演前の賑やかなおしゃべりも大阪流だと思います。ザ・シンフォニーホールには何度も出演させていただいていますが、1704席のちょうどよい大きさで、お客様との距離が近く、みなさまがあたたかく見守ってくださる感じがとても素敵ですね。弱音でもよく響きますので、歌いやすさも一流です。
――公演を楽しみにされているファンのみなさまに一言お願いします。
ドラマティックな魅力にあふれた素晴らしい作品である『カルミナ・ブラーナ』に出演できることを、大変嬉しく思います。みなさまとこの名作の世界をともに堪能できますと幸いです。ザ・シンフォニーホールでお待ちしております!

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