薬物疑惑まで飛び出す清原和博、本当
は気弱で純朴だった!?

入団当時はニキビ面の野球少年だった

 プロ野球界に残した輝かしい実績とは対照的に、引退後は黒い噂が絶えない清原和博。タトゥー疑惑や不倫疑惑は序の口。最近では薬物疑惑まで噴出する騒ぎとなっている。いつ清原が逮捕されてもおかしくはないと、芸能関係者は見ているようだ。
 しかし、いつから清原は黒くなってしまったのだろうか? もちろん肌の話ではない。
 清原は1986年に西武ライオンズに入団。ルーキーイヤーからホームランバッターとして活躍し、一気にスターの座へと駆け上がった。このときの清原は、むしろプロ野球選手にしては細いくらいの体型で、表情も柔和なニキビ面の野球少年であった。入団時からヤンキー色が隠せなかった日本ハムファイターズの中田翔とは違うのだ。

長渕剛と出会ってから番長キャラに変貌

 そんな純朴な清原が変わってしまったのは、2000年頃に歌手の長渕剛と交流するようになってからと言われている。
 長渕と親交を深めるようになるにつれ、清原はしきりに「男気」や「気合い」など、その筋の人が好みそうな言葉を発するようになる。容姿も長渕にどんどん似ていき、清原の引退セレモニーでウリふたつの2人が共演する姿に、不謹慎ながら失笑してしまった人も多いだろう。
 巨人に移籍後、清原は「番長」と呼ばれるようになり、増長していったのはご存知の通り。もともと気弱な性格で、乱闘も遠くから眺めるようなタイプだったので、違和感は最後まで拭えなかった。清原は野球しかできない純朴な自分が、嫌いで仕方なかったのかもしれない。
 そして自分本来の姿とは違うキャラを演じたためか、野球の成績もどんどん下降していってしまう。それでも清原は引退まで番長キャラを突き通した。タトゥーも不倫も薬物も(疑惑だが)、遅すぎる反抗期の萌芽なのだ。
 思えば、長渕も薬物関連で逮捕されたことがある。清原の凋落はこのときから既に始まっていたのかもしれない。

(文・角刈りハーブティー)

オススメ書籍:男道 (幻冬舎文庫)/清原和博・著

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