「お仕事シリーズ」スタッフ&キャストが“お仕事トーク”

「お仕事シリーズ」スタッフ&キャストが“お仕事トーク”

早見沙織&内田真礼&小野賢章が明か
す、仕事について思うこと

「お仕事シリーズ」スタッフ&キャストが“お仕事トーク” P.A.WORKS制作のオリジナル劇場アニメ「駒田蒸留所へようこそ」が10月28日、第36回東京国際映画祭のアニメーション部門で特別上映され、キャストの早見沙織小野賢章内田真礼、吉原正行監督が東京・角川シネマ有楽町での舞台挨拶に立った。
 本作は、働くことをテーマにしたアニメ「お仕事シリーズ」の最新作。“経営状態が崖っぷち”のジャパニーズウイスキーの蒸留所を舞台に、若き社長・駒田琉生(こまだ・るい/CV:早見)と新米編集者・高橋光太郎(たかはし・こうたろう/CV:小野)が幻のウイスキー「KOMA」の復活を目指す。
「仕事について思うこと」という話題があがると、内田は「私たちは、この場では皆さんに見ていただいていますが、基本的にはスタジオにこもって、日を浴びない時間のほうが多いんですよね(笑)」と話す。「でも、一生懸命しゃべったものが世の中に出ると、ちゃんとパッケージとしていろんな方の手をわたり、皆さんのもとに届いているんだなって。だから仕事っていろんなパターンがあるけど、どれも大事。この仕事をさせていただくと、本当にどれも手を抜いてはいけないんだなと思います」と噛み締める。
さらに、「今日は(仕事に)行きたくないなとか、そういう日もあるんです」とも明かす内田。早見が「人間ですからね」と同調すると、「そうなんです。体調がよくないとか。でも絶対に終わった時に、ほんの少しでも達成感とか、やりきった満足感、ジムでトレーニングをすると体が高揚感に満ちるのと一緒で、仕事もそんなところがあるなと思っています」と仕事と向き合ううえでの思いを語る。
子役から活動している小野は、30代に入ってから仕事の考え方が変わったと言い、「責任感がともなってきた。20代は好きでやっていたので、『とにかく楽しい』が先行していましたが、皆さんの前に立たせていただく機会が増えてきて『作品ついてちゃんと語れないとな』とか考えるようになってきました」と明かす。
そして早見は、本作で描かれる“お仕事”について触れながら、自身の仕事への思いを伝えた。
「まず、吉原さん(監督)がおっしゃられていた『ウイスキー作りには時間がかかる』ということが思い浮かびました。仕事って、今日やったことが今日成果として返ってくることはあまりなくて。忘れた頃にやってきたり、返ってこなかったり。100%、120%を注いでも、予期せぬトラブルが起こってくじけそうになったり」
「この映画で描かれていることって、自分の仕事とか生き方でよくあることなんじゃないかと思いました。でも時間がかかっても、『あの時に頑張っていたから今があるのかな』って何年かあとに思えるための種まきをしたいなと思いました」
第36回東京国際映画祭は、11月1日まで開催。「駒田蒸留所へようこそ」は11月10日公開。
【関連リンク】・第36回東京国際映画祭(TIFF)公式アニメ特集

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