KIRITO、
アコースティック公演第5弾の
オフィシャルレポートが到着
KIRITOが昨年7月から継続的に行っているアコースティックシリーズの第5弾、『KIRITO Acoustic live 23’「Phantom V -A different view-」』が9月18日に恵比寿ザ・ガーデンホールで開催された。
「Phantom」と冠した公演はサポートを務めるJOHNとの二人編成による、アコースティックギターと歌のみというシンプルかつ最小限の音数で、KIRITOの全キャリアの中から選曲されたメニューを披露していくのがレギュラーの形。KIRITOが久々に黒のシャツ姿で登場した今宵、「Enter the NEOPHASE」で幕を開け、ラストナンバー「TEAR」に至るまで、アンコールを含め全17曲が繰り広げられた。
この日、何より印象的だったのは、全編を通して一貫したメッセージが表現されていたこと。中盤に配された「Storyteller」はまさにKIRITO自身が描かれたものであるし、それぞれの楽曲についても単体で完結しているものであることはもちろんながら、全17曲で一つのメッセージとも捉えることができ、KIRITOの人生を表しているかのようだった。そしてそれは、愛する人たちへの彼の思いが表れたものに違いない。なぜなら、「Enter the NEOPHASE」「ホログラム」「Storyteller」にあるように、KIRITOはその思いを歌詞という言葉として綴り歌っているのだから。
例えば、何があろうと止まることだけはしなかったと歌う「Beginning」「Storyteller」「Voice of the cradle」。そこには必ず信じてくれるあなたがいたからだと歌う「雫」「Storyteller」「TEAR」。世界は残酷だが、諦めない者には手を差し伸べるのだと、この世界のリアルを綴った「CRUELWORLD」に、〈辛くて苦しくて 哀しいこの世界だからこそ 意味があると伝えたくて〉と歌う「PRAY」が続けば、「壊れていくこの世界で」「EXIT」では〈何一つもまだ諦めていないから〉と。そして、「Crave to you」では〈寄り添うように/痛み曝け出していつだって唄っているから この場所で〉と伝える。
そんなKIRITOの楽曲たちに救われている人が数多くいるのも事実。それこそが「Enter the NEOPHASE」「Voice of the cradle」にある、彼が〈生かされる理由〉〈産み落とされた理由〉なのだと信じてやまない。
また、11月15日にリリースを控えるニューアルバム『ALPHA』を未だ制作中のKIRITOは、「ステージに立つことは楽しみな時間」「楽しいことも辛いことも色々あるけど、皆さんの前で歌うことで救われることもある」と、心境を吐露する一幕も。
その新作を引っ提げた全13公演にわたる全国ツアー『KIRITO Tour 2023-2024「ALPHA-CODE」』が11月18日より開催されることから、「次にお会いする時はおそらくアルバムが出ている。KIRITO史上最強に作り込んでいるアルバムを、皆さんが聴いていると考えるだけで身震いがします。また進化したモンスターKIRITOをお見せしたいと思います」と告げたのだった。約2ヵ月後、どんな最強モンスターに出会えるのか、心して待ちたい。
text by 金多賀歩美
【セットリスト】
1.Enter the NEOPHASE
2.SIGHT
3.Beginning
4.螺旋
5.ホログラム
6.ECO=System
7.Lotus bloom
8.雫
9.Storyteller
10.Voice of the cradle
11.CRUELWORLD
12.PRAY
13.壊れていくこの世界で
14.I BLESS YOU
<ENCORE>
1.Crave to you
2.EXIT
3.TEAR
「Phantom」と冠した公演はサポートを務めるJOHNとの二人編成による、アコースティックギターと歌のみというシンプルかつ最小限の音数で、KIRITOの全キャリアの中から選曲されたメニューを披露していくのがレギュラーの形。KIRITOが久々に黒のシャツ姿で登場した今宵、「Enter the NEOPHASE」で幕を開け、ラストナンバー「TEAR」に至るまで、アンコールを含め全17曲が繰り広げられた。
この日、何より印象的だったのは、全編を通して一貫したメッセージが表現されていたこと。中盤に配された「Storyteller」はまさにKIRITO自身が描かれたものであるし、それぞれの楽曲についても単体で完結しているものであることはもちろんながら、全17曲で一つのメッセージとも捉えることができ、KIRITOの人生を表しているかのようだった。そしてそれは、愛する人たちへの彼の思いが表れたものに違いない。なぜなら、「Enter the NEOPHASE」「ホログラム」「Storyteller」にあるように、KIRITOはその思いを歌詞という言葉として綴り歌っているのだから。
例えば、何があろうと止まることだけはしなかったと歌う「Beginning」「Storyteller」「Voice of the cradle」。そこには必ず信じてくれるあなたがいたからだと歌う「雫」「Storyteller」「TEAR」。世界は残酷だが、諦めない者には手を差し伸べるのだと、この世界のリアルを綴った「CRUELWORLD」に、〈辛くて苦しくて 哀しいこの世界だからこそ 意味があると伝えたくて〉と歌う「PRAY」が続けば、「壊れていくこの世界で」「EXIT」では〈何一つもまだ諦めていないから〉と。そして、「Crave to you」では〈寄り添うように/痛み曝け出していつだって唄っているから この場所で〉と伝える。
そんなKIRITOの楽曲たちに救われている人が数多くいるのも事実。それこそが「Enter the NEOPHASE」「Voice of the cradle」にある、彼が〈生かされる理由〉〈産み落とされた理由〉なのだと信じてやまない。
また、11月15日にリリースを控えるニューアルバム『ALPHA』を未だ制作中のKIRITOは、「ステージに立つことは楽しみな時間」「楽しいことも辛いことも色々あるけど、皆さんの前で歌うことで救われることもある」と、心境を吐露する一幕も。
その新作を引っ提げた全13公演にわたる全国ツアー『KIRITO Tour 2023-2024「ALPHA-CODE」』が11月18日より開催されることから、「次にお会いする時はおそらくアルバムが出ている。KIRITO史上最強に作り込んでいるアルバムを、皆さんが聴いていると考えるだけで身震いがします。また進化したモンスターKIRITOをお見せしたいと思います」と告げたのだった。約2ヵ月後、どんな最強モンスターに出会えるのか、心して待ちたい。
text by 金多賀歩美
【セットリスト】
1.Enter the NEOPHASE
2.SIGHT
3.Beginning
4.螺旋
5.ホログラム
6.ECO=System
7.Lotus bloom
8.雫
9.Storyteller
10.Voice of the cradle
11.CRUELWORLD
12.PRAY
13.壊れていくこの世界で
14.I BLESS YOU
<ENCORE>
1.Crave to you
2.EXIT
3.TEAR
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