矢田悠祐、山本一慶、紫吹淳出演 8
年の時を経て、宮沢賢治原作リーディ
ング『銀河鉄道の夜』を上演

2023年11月30日(木)~12月3日(日)東京芸術劇場シアターイーストにて、宮沢賢治原作リーディング『銀河鉄道の夜』が上演されることが決定した。
本作は、様々な舞台で活躍している矢田悠祐と山本一慶が2016年にジョバンニとカムパネルラを日替わりで演じ話題に、この度およそ8年の時を経て復活する。
2023年度版ではジョバンニ役を矢田悠祐、カムパネルラ役に山本一慶、多くの人生経験を積んできた2人ならではの掛け合いを楽しむことができる。そして2人以外の役や語りを担い、星をめぐるジョバンニとカムパネルラに寄り添うのは、元宝塚歌劇団トップスターの紫吹淳。

矢田悠祐
山本一慶
紫吹淳

演出は声楽家として国内外のオペラ・コンサートや『題名のない音楽会』などTV出演、現代作品の取り組みなど幅広い活躍で第63回芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞した彌勒忠史(みろく・ただし)が担い、世代を超えて人々の心に幸せとは何かを語りかける。
【物語】
貧しく孤独な少年ジョバンニ。 父親は消息不明、母親は病気のため家にこもったまま。そんな苦しい家計を支えるため、学校が終わると毎日活版所で活字を拾い、お金を稼ぐ日々を過ごしていました。父がいないことで他の子供達からいじめられるのですが、小さい頃から友達のカムパネルラだけは優しく、ジョバンニはカムパネルラに憧れを抱いていたのです。
ケンタウルス祭の夜、母に飲ませる牛乳をもらいに出かけたジョバンニはザネリに出会っていじめられます。その集団の中にはカムパネルラもいて気の毒そうな顔でジョバンニを見たのでした。すっかり落ち込んだジョバンニは、誰もいない暗い丘に寝転んで星を見上げていたところ「銀河ステーション、銀河ステーション」という声が聞こえます。 気がつくと彼は夜の軽便鉄道の小さな黄色の電燈の並んだ車室に、窓から外を見ながら座っていました。そして前の席にはなんとカムパネルラがいたのです。不思議だなあと思いながらもカムパネルラとの旅に胸を躍らせるジョバンニ。二人の星めぐりの旅が始まります……

矢田悠祐 コメント
まだ25歳になりたての頃、この朗読劇を一慶と一緒にやったときのことを、今でもはっきり思い出せます。楽屋の空気まで。
あれから8年ほどが経ち、さらに大人になった今、この『銀河鉄道の夜』の公演を行うことが決まり、とても楽しみです。
あの時は楽屋もワイワイ騒いで、舞台上でも良い意味で2人の楽しい部分が出ていて、めちゃくちゃ面白かった記憶があります。笑
あの頃の僕たちを知っている皆さんも、知らない皆さんもきっと楽しんでいただける作品になると思いますので、
是非ご期待ください。劇場で待ってます!
山本一慶 コメント
このお話が決まってとても嬉しいです。
前のことは今でもはっきりと覚えていて、毎日笑いが耐えないすごく楽しかった思い出があります。
10年近くたって同じ作品に挑むことは、役者をやっていてなかなか巡り合わない機会だと思います。
あれから約8年という月日が流れ、お互い経験を経て歳を重ねた2人がどんな作品を創るのだろう。
僕と矢田ちゃんには2人が昔から築いてきた関係があり、久々にお芝居できることを楽しみにしています。
演出も音楽も新しくなり、新たな作品として楽しんでいただけたらと思います。

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