ドラマ単独初主演!

ドラマ単独初主演!

“パラサイト不倫”描く漫画「泥濘の
食卓」10月に実写ドラマ化 「日向坂
46」齊藤京子が主演

ドラマ単独初主演! 「日向坂46」の齊藤京子が、伊奈子氏の漫画を映像化するテレビ朝日系の新土曜ナイトドラマ「泥濘(ぬかるみ)の食卓」で、ドラマ単独初主演を果たすことがわかった。主人公・捻木深愛(ねじき・みあ/齊藤)が、バイト先の店長と不倫し、さらにはその家族にも近付いていく“パラサイト不倫ドラマ”を紡ぐ。
 原作は、2016年に「悪い夢だといいのにな」で第75回ちばてつや賞の大賞に輝いた伊奈子氏による話題作。主人公・深愛はバイト先の店長と不倫し、さらには店長の息子、そして妻との距離を縮める。純粋過ぎるがゆえ、真っ直ぐな愛が狂気へと変わり、愛する相手の家庭に寄生していき、やがて泥濘へと引きずり込んでいく――そんなかつてない“パラサイト不倫”が描かれる。
(c)伊奈子/新潮社 主演を務めるのは、高い歌唱力で人々を魅了する一方で、バラエティ番組でも人気を集める齊藤。演じる深愛は、毒親に育てられたことで、「自分には何の取り柄もない」と思い込んでいる、自己肯定感の低いスーパーの店員だ。家族に暴力をふるっていた父亡き後も、母とふたりで暮らす深愛は、初めて自分を肯定し、優しくしてくれた店長に恋をして、不倫関係となる。しかし、店長の妻の病が悪化したことをきっかけに、別れを切り出されることに。深愛は突然、絶望のどん底に突き落とされるが、ある答えを導き出す――「私はやっぱり、店長と幸せになりたい」。やがて、深愛は愛する店長を元気にするために、店長の妻の病気を治そうと、とんでもない行動に出る。
 齊藤は、「ドラマの内容を聞いて、原作を読んだんですけど、とても面白くて、主人公・深愛を演じられることが嬉しくて、今から撮影が楽しみです」と意気込む。そして「私が演じる深愛が、まっすぐにただただひとりの人を愛し続ける本当に純粋な恋愛の物語。精いっぱい頑張りたい気持ちですので、是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!」と決意を語った。
 お披露目されたビジュアルには、タイトルの「泥濘」にちなみ、沼に浮かぶ齊藤を活写。「夫も、息子も、妻も。彼女から、抜け出せない。」という意味深なコピーとともに、深愛がある家庭を泥濘へと引きずり込んでいくさまが表現されている。あわせて、ドラマ化を記念して原作者・伊奈子氏が手がけた、齊藤と深愛のスペシャル描き下ろしイラストも公開された。
 監督を務めるのは、「劇場版 零 ゼロ」「アンダー・ユア・ベッド」の安里麻里。ホラー作品に定評があり、本作では人間が持つ怖さを巧みに掘り下げ、視聴者を純愛の恐怖の世界へと誘う。ドラマ「ラヴソング」「PICU 小児集中治療室」など、ラブストーリーから医療ものまで幅広く手がける倉光泰子が、メイン脚本を担当する。
 なお、齊藤がヒコロヒーとともにMCを務める冠番組「キョコロヒー」では、9月4日の午後11時45分~の回で、「寝耳に水! 齊藤京子主演決定スペシャル」を放送。突如スタジオに現れた輝く金屏風を背景に、齊藤の新たな挑戦を祝う内容となる。
 「泥濘の食卓」はテレビ朝日系で、10月21日から毎週土曜午後11時30分に放送。齊藤と伊奈子氏のコメント(全文)は、以下の通り。
■齊藤京子(捻木深愛役)
今まで何度かドラマには出演させていただいたことはありますが、単独で主演というのが今回初めてなので、ドラマ出演が決まったことは、びっくりと嬉しいという気持ちでいっぱいです。
ドラマ、お芝居をやってみたいという気持ちがずっとあり、新年のブログで「今年はドラマに出られたらいいな、お芝居をもっと頑張りたいな」と書いていたので、本当に嬉しいです。不安な気持ちもありますが、ネガティブな気持ちはなくて、とにかく頑張りたいという前向きな気持ちがすごく強いです。
ドラマの内容を聞いて、原作を読んだのですが、とても面白くて、主人公・深愛を演じられることが本当に嬉しくて、今から撮影がすごく楽しみです。
深愛は物事をすごく素直に捉えている部分など、自分にちょっと似ているところもありますが、もし現実にそういうことが起きたとしたら、そんなことはしないだろうなと思います。
原作で読んでいたすずらんのスーパーだ! このシーンあそこだ! とか全部が見たことのある光景だと思うので、現場に行くこともとても楽しみにしています。
このドラマは深愛が、まっすぐにただただひとりの人を愛し続ける本当に純粋な恋愛の物語だと思います。
私自身も初単独主演という形で、精いっぱい頑張りたい気持ちですので、是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします!
■伊奈子(原作者)
「泥濘の食卓」は自分の人生をかけて作ったものなので、ドラマ化されると聞いた時は、めちゃくちゃ嬉しかったです! さらに、主人公の深愛を齊藤京子さんが演じると伺い、さらに嬉しかったと同時に、彼女に不倫をさせて良いんでしょうか……!?と不安になりました。彼女のことをさまざまな場面で拝見し、知れば知るほどとても魅力的で、表現力も本当に素晴らしい方だと思いました。今は、「こんな素晴らしい方に不倫をさせていいんだろうか……」という気持ちと、「でもいろんな齊藤さんが見てみたい……!」という気持ちが戦いまくっています。清らかでダークなものとは無縁。でもその輝きは周りの人たちの人生を狂わせる――齊藤さんの深愛は本当にハマり役だと思います! ドラマの完成が楽しみです。
さらに、ドラマの制作陣の方々は原作を隅から隅まで読みこんでくださっています。絶対に良いものを作ろうという心に満ちていて、打ち合わせのたびに嬉しくて泣けます。原作を読んでくださった方も未読の方も絶対楽しんでいただける作品だと胸を張っておすすめできるので、ご視聴いただけると幸いです!

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