映画『ほつれる』公開に連動~日本映
画専門チャンネルが<た組『綿子はも
つれる』>など加藤拓也の作品を続々
放送

劇団た組の主宰者、加藤拓也(29歳)。舞台・映像の世界で傑作を次々と発表し、いまもっとも観客や業界関係者から熱い視線を集めているクリエイターだ。昨年(2022年)、脚本を手掛けた『きれいのくに』(2021年/NHK) で第10回市川森一脚本賞を20代で初受賞、さらに映画監督 としても豊かな才能を発揮し、初長編映画『わたし達はおとな』 (2022年公開)は、20代の“等身大の恋愛”の危うさを描き、 高い評価を得た彼は、今年、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞 と第67回岸田國士戯曲賞という演劇界の大きなタイトルを 20代にしてW受賞するという偉業を成し遂げた。そんな加藤監督による待望の長編映画第2弾『ほつれる』(主演:門脇麦)も、いよいよ2023年9月8日(金)から劇場公開される。
9月8日(金)公開、映画『ほつれる』 ⓒ2023「ほつれる」製作委員会&COMME DES CINÉMAS
その『ほつれる』公開記念として、日本映画専門チャンネルは、映画公開同日の9月8日(金)に、た組の舞台『綿子はもつれる』(作・演出:加藤拓也、主演:安達祐実)をTV初放送する(【BS255】にて無料放送!)。
さらに10月・11月には、【演劇界の異端 加藤拓也】と題した加藤拓也作品の特集放送もおこなう。た組『ドードーが落下する』(第67回岸田國士戯曲賞受賞)や、『もはやしずか』(第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞)など必見作品が目白押しとなる。
この秋、日本映画専門チャンネルを通して、若き鬼才・加藤拓也の創造する世界に、どっぷりと浸かってみてはいかがだろうか。以下、放送作品の情報を紹介する。

<9月放送>
9.8 映画『ほつれる』公開記念
た組『綿子はもつれる』
(2023年・舞台) TV初・未ソフト化
【放送日時】2023年9月8日(金)よる9:00 【BS255】にて無料放送!
※リピート 9月15日(金)あさ7:45
※無料放送は9月8日(金)放送分のみ
■作・演出:加藤拓也
■出演:安達祐実、平原テツ、鈴木勝大、田村健太郎、秋元龍太朗、天野はな、佐藤ケイ
■STORY:綿子と悟の夫婦関係は破綻していたが、綿子と不倫相手のある出来事によって、夫婦は再構築を始める。夫婦二人の間に生じる居心地の悪さ、気まずい空気感を加藤拓也が巧みに描き出す。
■TOPIC:本作は今年10月、た組初の海外公演となる台湾での上演も決定している。

<10月放送>
【演劇界の異端 加藤拓也】
た組『ドードーが落下する』
(2022年・舞台) TV初・未ソフト化
【放送日時】2023年10月16日(月)よる7:30
※リピート10月25日(水)あさ8:20
■作・演出:加藤拓也
■出演:藤原季節、平原テツ、秋元龍太朗、金子岳憲、今井隆文、中山求一郎、安川まり、秋乃ゆに、山脇辰哉
■STORY:イベント制作会社に勤める信也(藤原季節)と芸人の庄田(秋元龍太朗)は芸人仲間の夏目(平原テツ)からの電話に胸騒ぎを覚える。三年前、夏目は信也や友人達に飛び降りると電話をかけ、その後に失踪していた。夏目は「とある事情」が原因で警察病院に入院していて、彼らは再び集まるようになるが、「とある事情」は夏目と友人達の関係を変えてしまっていた。
■TOPIC:巧みな人物描写が高く評価され、「演劇界の芥川賞」と評される第67回岸田國士戯曲賞を受賞した。心のバランスを崩した友人に寄りそう若者たちの三年間を巡る「青春失踪劇」。

【演劇界の異端 加藤拓也】
『もはやしずか』
(2022年・舞台) TV初・未ソフト化
【放送日時】2023年10月17日(火)よる7:30
※リピート10月30日(月)あさ6:20
■作・演出:加藤拓也
■出演:橋本淳 黒木華 / 藤谷理子 天野はな 上田遥 / 平原テツ 安達祐実
 声の出演:松井周
■STORY:康二(橋本淳)と麻衣(黒木華)は長い期間の不妊に悩んでいる。やがて治療を経て子供を授かるが、出生前診断によって、生まれてくる子供が障がいを持っている可能性を示される。康二は過去のとある経験から出産に反対するが、その事を知らない麻衣は彼の反対を押し切り出産を決意し…。
■TOPIC:第30回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。橋本淳、黒木華、安達祐実、平原テツら豪華俳優陣が描く、不妊に悩む夫婦のすれ違いが、現在と過去を行き来しつつ露わとなる対話劇。
【演劇界の異端 加藤拓也】
『ハッピーアイスクリーム』(2020年・全6話)
(チャンネルオリジナル映像作品)
【放送日時】2023年10月17日(火)よる9:40
※リピート10月27日(金)あさ8:30
■企画・脚本・演出・監督:加藤拓也
■出演:北乃きい、永野宗典、平原テツ、中山求一郎、豊田エリー、秋元龍太朗、高橋努、柄本時生
■STORY:人気のチョコやバニラ、抹茶、ストロベリー、変わり者で不人気のチョコミント。本当はかき氷になりたいブルーハワイ。アイスとして生きる彼らは、人間によって順位をつけられ、消費され、日々削られていく。私たちは何に傷ついているのか。悩み、もがくアイスたちの青春ストーリー。
■TOPIC:アイスだって、生きづらい。コロナ禍に制作されたユニークな映像作品。

<11月放送>
【演劇界の異端 加藤拓也】
た組『ぽに』
(2021年・舞台) TV初・未ソフト化
【放送日時】2023年11月(放送日時未定)
■作・演出:加藤拓也
■出演:松本穂香、藤原季節、平原テツ、津村知与支、豊田エリー、金子岳憲、秋元龍太朗、安川まり
■STORY:23歳の円佳(松本穂香)はシッターのバイトをしている。円佳は最近、生意気な5歳児・れん(平原テツ)の家からよく指名を貰っていた。ある日、業務中に起きた災害によって円佳はれんと避難することになるが、避難所は満員で入れない。そんな中でも横暴なれんに嫌気が差した円佳は彼を置き去りにしてしまう。翌朝、円佳を訪ねてきたれんは、43歳の「ぽに」になっていて…。
■TOPIC:置き去りにした5歳児が43歳の姿になってやってきた…。「仕事とお金の責任の範囲」をテーマに“はみ出したリアル”を描く不思議な作品。

【演劇界の異端 加藤拓也】
特別番組『正体~加藤拓也ってなにもの?~』
【放送日時】2023年11月(放送日時未定)
■STORY:つい短絡的に「加藤拓也とは何者か」と、問いたくなってしまうが、ボーダレスに活躍する彼をひとつの枠に当てはめることなど不可能だ。劇作家、映画監督、演出家、脚本家と、あらゆるメディアで話題をかっさらいながら、いくつもの顔を持つがゆえに、我々の「カテゴライズ」「肩書き付け」を軽やかにすり抜ける異才。そんな男の「暫定的な正体」に “本人以外”の証言から迫っていくオリジナル番組。彼を知る人々によって語られる、加藤拓也のここだけのはなし。
■TOPIC:その独特の世界はなぜ人を惹きつけるのか―異才 加藤拓也の正体とは!
【プロフィール】加藤拓也
1993年12月26日生まれ、大阪府出身。17歳でラジオ・TVの構成作家を始め、翌年にイタリアへ渡り、映像演出を学ぶ。帰国後、「劇団た組」を立ち上げ舞台演出を始める。『もはやしずか』『ザ・ウェルキン』で第30回読売演劇大賞優秀演出家賞、『ドードーが落下する』で第67回岸田國士戯曲賞を受賞。『平成物語』(2019年/CX)、『俺のスカート、どこ行った?』(2019年/NTV)など話題のテレビドラマの脚本を手掛け、『きれいのくに』(2021年/NHK)では第10回市川森一脚本賞を20代で初受賞。2022年に監督したオリジナル脚本による初長編映画『わたし達はおとな』は業界内外で大きな注目を集めた。監督第2作の『ほつれる』が日仏合作にて製作され、CNCのシネマ・ドゥ・モンド助成も受けている。

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