ポピパがみんなとやりたいことを全部
やっちゃおう!「ぽぴばん!のおでか
けin SUMMER」昼の部レポート

2023年8月11日(金・祝)に東京都山野ホールにてバンドリ!よりPoppin'Partyの冠Youtube番組「ぽぴばん!~ぽぴぱのばんぐみ~」のリアルイベント「ぽぴばん!のおでかけin SUMMER」が開催された。本イベントではポピパの5人が”みんなとやりたいこと”を持ち寄り、様々な企画やクイズなどに挑戦した。昼・夜の2部構成となっていたが、今回は昼の部の様子をレポートしたいと思う。

「今日は山の日か~」
「あ!”山の日”だから”山野”ホールってこと?!」
「じゃあ、今度は海の日に海野ホールでやろうよ~」
まるでポピパの楽屋の日常のような会話が舞台袖から聞こえてくる。
「えっ、ちょっと待って、マイク入ってるじゃん!」
「う、うそ~!?」
と茶番感マシマシの驚嘆の声と共に、5人がステージへ姿を現すと、温かい拍手が会場を包み込んだ。
久々となる「ぽぴばん!」のリアルイベントなだけに、熱心なポピパー(DAIGO命名のPoppin'Partyファンの総称)たちが駆け付け、彼女たちのゆる~くもあり仲睦まじい姿をその目に焼き付けたことだろう。普段のライブステージとはまた違ったポピパの姿が見られる貴重な機会だからこそ、後に語られたが昼夜ともにチケット完売できたのだろう。
(c)BanG Dream! Project

自己紹介も早々に、まず最初のコーナーである西本りみプレゼンツの「開けたらなんでしょう?」が始まる。
怖がりな性格を克服したいということで、番組ではお化け屋敷へロケしていたが、今回は箱の中身を手で触って当てる、バラエティ番組でよく見る”例の箱”を使った体当たり企画だ。
2問出題され、それぞれウィッグとパイナップルが正解だったのだが、表皮がトゲトゲしたパイナップルに「ケガするかもしれないから気を付けて!」と注意されているにも関わらず、勢いよく腕を突っ込んで、見事(?)突き指をしそうになる愛美の芸人魂に感化され、段々と悪ノリが加速していったような感じがしたし、次以降のコーナーにも影響が及んだことだろう。
コーナー前に「最近分かったけど、ダメなホラーと大丈夫なホラーがある!」と語っていた、西本だったが、臆せず箱に腕を入れていたし、終始楽しそうだったので、どうやら今回は後者だったようだ。
続いては伊藤彩沙プレゼンツの「漢検 To Be Continued」なのだが、ポピパと漢検の関係は古く、元を辿ればポピラジこと「ポッピンラジオ!」にて西本が漢検に挑戦した所からスタートしており、「このコーナーもウチっていうか、りみりんやんな~(笑)」と早速ツッコミが入る。国名や生物などの難読漢字に挑戦するが、5人のうち1人は正答が出るという、意外な結果に。「分からん!」と思いっきりフザケ倒した回答をしたと思えば、しっかり正解も出すメンバーもいて、こんな所からもポピパのバランスの良さや、無意識で互いにサポートしあっているチームワークの良さを感じてしまった。
(c)BanG Dream! Project

ここまで2つのチャレンジコーナーをクリアしてきたが、続いてはスペシャルトーク企画「あなたはどっち?」と題して、ポピラジでもやっていた懐かしのディベート対決を3:2に分かれて行った。「ライブをしてみたい場所:商店街 or 幼稚園」「夏の麺類といえば?:冷やし中華 or そうめん」など、3つのテーマで白熱した討論を繰り広げた。
特に「夏休みの旅行先で行きたいのは?:沖縄 or 北海道」は、ようやく今日のタイトルらしく”おでかけin SUMMER”らしい話題となり、トーク終了のゴングがなっても収まらないほどにヒートアップしていた。
最終的に場内の拍手の大きさで勝敗を決定していたが、愛美・西本・伊藤の制限時間外攻撃にも臆せず「夏の沖縄って、台風来ますよね?」「暑い時こそ北海道に避暑ですよ」と、数的不利をもろともしない理詰めで場内を説き伏せた大塚だったが、決まり手が大橋の「北海道にはまりもがある!」だったのには笑ってしまった。
最後にはスペシャルゲストのSHINJUCK BANG BANG GIRLSが登場。新宿バンバンガールズとは「Poppin'Party」というバンド名が決定する前、自分たちでバンド名を考える所からバンドリ!プロジェクトはスタートしており、その際に愛美が考えたものなのだが、なぜか先ほどまでいたポピパの5人は姿を消し、そんなある意味(?)伝説のバンドがステージ上に現れたのだ。
久々の登場ということで、SHINJUCK BANG BANG GIRLSの皆さんへ募っていたお便りやメッセージが読み上げていく。
「私は皆さんの事を最近知ったのですが、よく存じ上げません」というお便りで口火を切り、自己紹介の流れへ。
普段はシャイだけど歌う時はめっちゃ声張るボーカルのAYASA、何のキャラクターも定まっていないのに何故かメインラッパーとなっていた熊田りみ、この度改名したサブラッパーのあいみゃん、リードアコースティックギターのさえ三郎、メンバー最年長のクラップ担当アヤカ・チャンがそれぞれ濃いめの自己紹介で、観客との再会を果たした。
(c)BanG Dream! Project
「今回は”おでかけin SUMMER”という事ですが、SHINJUCK BANG BANG GIRLSの皆さんで夏休みに行きたい所や、やりたい事はなんですか?」という質問に対しては「ミュージック、カモン!」と、いきなりギターを弾き、歌でアンサーし始める姿は、バンドというよりギター漫談に近かったかもしれないが、最終的には良いカンジに某ショッピングモールのCMソングみたいになっていたのも本当にカオスだった。
「またな!」と颯爽と去っていったSHINJUCK BANG BANG GIRLSとちょうど入れ違いでステージ袖から戻ってきたポピパの5人は口をそろえて「すれ違った時のオーラがすごかった」「SHINJUCK BANG BANG GIRLSの皆さん、カッコよかった」「ライブ、感動しちゃった」と話していたのがやや引っかかったが、早いもので昼の部終了の時間が近付いてきた。
(c)BanG Dream! Project
最後にはプレゼントコーナーがあったり、嬉しい新情報が告知されたりもした。特に11月に控えるBanG Dream! 12th☆LIVEのキービジュアルイラストが初公開されると、場内からも大きな歓声が沸いた。2月のBanG Dream! 11th☆LIVE以来、時間が空いてしまっていたこともあり、トークイベントとはいえ久しぶりに5人全員が揃った姿を見たくてやって来た参加者も多かったことだろう。ライブはもちろんだが、こうやってゆったりまったりとトークするだけの時間もポピパには必要なのだと再認識させられた。”三人寄ればかしましい”などとよく言うが、ポピパの場合は5人のバランス感が本当に絶妙で、これは色んな苦楽を共にしてきた戦友でないと成せない技だし、常にライブという戦場に身を置きっぱなしでも生まれない空気感だからだ。
5人にとってだけでなく、我々も同様だ。Tシャツのプレゼントコーナーであったり、お便りを読む際に「今日は来てるかな~?」と会場を見回したりと、積極的に客席とコミュニケーションを取ろうとする姿もまた印象的で、彼女らが5人での絆を作り上げたように、我々とポピパの絆もまた、こういう場があることでより一層強くなっていく。
(c)BanG Dream! Project

常にバンドリ!チームの先陣を切ってきたポピパだから、いつも新鮮な景色が見られる場所まで連れ出してくれる。故に、たまにはゆったり近場でおでかけするのも良いものだと思うのだ。良きリフレッシュの後には、きっとパリッとカッコいいポピパの姿が待っているはずだ。その楽しみは11月まで取っておくことにしよう。
取材・文:前田勇介

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着