神戸セーラーボーイズ、メトロこうべ
の七夕イベントでさわやかなパフォー
マンスを披露、イスズベーカリーとの
コラボ試食会も

2.5次元ミュージカルを中心に手掛ける舞台制作会社ネルケプランニングがプロデュースする演劇ユニット、神戸セーラーボーイズが7月1日(土)、高速神戸駅と新開地駅をつなぐ地下街「メトロこうべ」主催の七夕イベントに登場。ミニコンサートがメトロこうべの中央広場「metro+」にて開催された。イベント終了後には、神戸老舗のイスズベーカリーとの「推しパン」コラボ企画のための試食会も実施。こちらでは、その様子もあわせてレポートしよう。
メトロこうべ

フレッシュな歌声とダンスで魅了
神戸セーラーボーイズは、14~18歳までの10人の少年からなる演劇ユニット。全員関西出身で、舞台を中心に地域に根差したイベントにも積極的に参加し、多くの人に愛されるグループを目指している。来たる2023年8月4日(金)~6日(日)には、拠点としている新神戸の劇場AiiA 2.5 Theater Kobeにて、新作公演「神戸セーラーボーイズSF『Boys✕Voice 308』」の上演を控えている。
【メトロこうべ~七夕イベント~出演!☆ダイジェスト映像】
神戸セーラーボーイズの舞台の中でも重要な役割を果たす「合唱」は、彼らの特徴のひとつだ。少年期独特のボーイ・ソプラノを披露できる時間は限られている。彼らのフレッシュな歌声、パフォーマンスを一目見ようと、ストリートピアノが設置された中央広場には、開演前からファンがたくさん集まった。
開演前に呼び込みをする中学生メンバー
リハーサルを終え、衣装に着替えたメンバーは、開演10分前になると広場前を通行する人々に呼び込みを開始! 少しはにかみながらも、「神戸セーラーボーイズです! ぜひ観て行ってくださーい!」と元気に声をかけていた。
細見奏仁
絶対音感を持ち、ピアノを特技とする15歳の細見奏仁は、設置されているグランドピアノを演奏し、開演までの時間も集まった人々を楽しませてくれた。その軽快で楽しい音色にひきつけられてどんどんお客さんが集まってくる。
そして、細見奏仁のピアノ生演奏によるイントロダクションからコンサートが開演。メンバーが登場し、横一列に並ぶと「やさしさに包まれたなら」(松任谷由実)を透き通るような美声で聴かせていく。神戸の街をイメージした神戸タータンをあしらったセーラー服は、夏らしく爽やかでステージに映える。中学生はブルー、高校生はブラウンという配色になっており、夏らしく爽やかでステージに映える。見事なハーモニーを響かせると、会場のお客さんは大きな手拍子で応援した。
石原月斗

グループのまとめ役である中川月碧が「神戸セーラーボーイズです! 僕たちは、芝居や合唱などいろんなことにチャレンジしています!」と挨拶し、塚木芭琉が新作公演をアピールすると10人それぞれの自己紹介がスタート。
フラメンコが得意な14歳の田中幸真はフラメンコのステップを披露、アクロバットとバレエダンスが得意な17歳の石原月斗は見事なバク宙を決めるなど、それぞれの特技やチャームポイントをアピール。彼らの初々しいパフォーマンスに思わず笑顔になってしまう。
「七夕の願い事は、自分のためじゃなくて、誰かのためにする願い事なんやで!」(崎元リスト)、「今日観に来てくれたみなさんに楽しんでもらえることを願って!」(中川月碧)と、七夕らしいトークでつなぐと、合唱曲「マイバラード」へ。
さらに「もう一度ふたりで歌いたい」(和田アキ子)を躍動感のあるダンス、10人による鮮やかなフォーメーションを織り交ぜながら歌唱。ときおりメンバー同士で目を合わせながら気持ちを込め、汗が光る熱いパフォーマンスを見せてくれた。ラストのポーズもばっちり決まると、子どもから大人まで幅広い年齢層のお客さんが大きな拍手を送った。

メンバーがハンドクラップを誘導すると、早くもラストソングに。「手紙~拝啓 十五の君へ~」(アンジェラ・アキ)では、ダンスもよりダイナミックになり、生き生きした表情で約20分のステージを終えた。
終演後の集合写真撮影タイムでは、誰からともなく手でハートをつくって笑顔を見せるメンバー。みんなの仲の良さが伝わってくる一幕だった。
集まってくれたお客さんへ名刺を配って、「神戸セーラーボーイズ」の営業活動もしっかりと。

塚木芭琉
七夕イベントとあって、会場には大きな笹が飾られ、誰でも自由に短冊に願い事を書くことができるコーナーも。なかなか願い事が思いつかないメンバー、すらすらペンを走らせるメンバーなどさまざま。それぞれに公演の成功やスキルアップを願って笹に飾った。短冊は後日、神戸の湊川神社で御祈祷、お焚き上げされたそう。
願い事がいますように☆
メンバーの「推しパン」を選ぶ試食会を開催

七夕イベント終了後、イスズベーカリーとのコラボ企画の試食会を行うために、メンバーは新開地から三ノ宮にあるイスズベーカリー本店に移動。気になったパンをひとり5つずつ選ぶことに。選んだパンを実際に試食し、各メンバーが推しパンとしてお気に入りをひとつ選ぼうというもの。
イスズベーカリーは創業77年を迎える神戸を代表するベーカリー。神戸市から「神戸マイスター」に認定された井筒英治二代目シェフが「毎日食べられる飽きのこないパンを」をモットーにパン作りをしている。神戸っ子の御用達として長年愛されている商品はどれも個性的でありながら、老若男女に愛される親しみやすさが特徴だ。
イスズベーカリー本店
たくさんのパンがところ狭しと並ぶ店内。高校生、中学生が2人1組となりお気に入りのパンをトレーにいれていく。しっかりと吟味して選ぶメンバー、見た目や直感で選ぶメンバーなど選び方にもそれぞれの性格が垣間見える。
塚木芭琉、髙橋龍ノ介
津山晄士朗、中川月碧
奥村頼斗、崎元リスト

明石侑成、細見奏仁
選んだパンを持ち帰り、お待ちかねの試食会がスタート! 七夕イベントで歌って踊ったあとなので、食べ盛りの彼らはお腹ペコペコ。「いただきまーす!」と元気よく手を合わせると50個のパンが机の上に並ぶ中、「どれから食べる!?」と目を輝かせるメンバーたち。自分が選んだパンを「見て! 見て!」と自慢し合ったり、「それ何!?」と隣の人のパンをのぞき込んだりと賑やかだ。

みんなが選んだパンは、スイーツパン、惣菜パン、食パン、ハード系パンとさまざま。中でも人気が高かったのは、ゴロっとベーコン。「サイコロみたいなベーコンの食感とチーズが美味しくて、一口の食べごたえと満足感がスゴイ!」と中川月碧、石原月斗、細見奏仁の3人が絶賛していた。
チョココロネの美味しい食べ方をみんなにレクチャーする崎元リスト、「もちもちで美味しくて5個も入っていて幸せ」とタマゴぼうやをほおばる最年少の髙橋龍ノ介は、キャラクターにぴったりのパンを選んでいておもしろい。

トレロンを掲げる細見奏仁
その中でもみんなから注目を集めていたのは、細見奏仁が選んだ超ロングなフランスパン、トレロン。細見が全長約70cmのパンを掲げると「長っ!」、「中には何が入ってるん?」とみんなも興味津々。「見た瞬間、存在感に惹かれて買いました。弾力がある生地と中に入っているジューシーな粗挽きソーセージがマッチしていて最高!」と見た目のインパクトはもちろん、味にも大満足していた。

ひと通り食べ終えると「美味しい以外の感想がない!」、「順位なんかつけられない!」、「全部美味しすぎる!」と困った表情を浮かべるメンバーたち。残りのパンも持ち帰り、じっくりと選んで、後日それぞれの推しパンが決定した。
試食した感想を記入
みんなが選んだ推しパンは一体何になったのか!? 現在、イスズベーカリー3店舗(本店、生田ロード店、元町店)で、それぞれの推しパンにメンバーの写真付きポップが掲示されている。ポップにはオフィシャルサイトや公式SNSのQRコードが記載されているので、お気に入りのメンバーのプロフィールをチェックすることも可能。ポップは公演最終日の8月6日(日)まで掲示されているので、気になった人はチェックしてみよう!
取材・文・撮影=岡田あさみ イスズベーカリー撮影=オフィシャル提供(神戸セーラーボーイズ製作委員会)

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