3大タイトル戦やK-1との3×3マッチも
! 8/6は『KNOCK OUT 2023 vol.3』

『MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.3』が8月6日(日)、後楽園ホール(東京都)で開催される。
注目の「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」 (c)KNOCK OUT
今大会ではファンが熱い視線を送る3大タイトル戦が組まれており、その一つである「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」では、王者の壱(いっせい)・センチャイジム(センチャイムエタイジム)に、古村光(FURUMURA-GYM)が挑戦する。
当初は、次期挑戦者決定戦として古村と響波が対戦する予定だったが、響波が負傷欠場。古村が壱の対戦相手に決まった。
昨年11月の『第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント』決勝で、森岡悠樹に5回判定勝ちしてベルトを巻いた壱。その端正なルックスから“職業イケメン”の愛称を持つ。
サウスポーから繰り出されるテクニックを武器にKOを狙うのが持ち味だが、今年3月のノンタイトル戦で、響波に逆転KO負けという不覚を取った。古村とは2021年3月にワンマッチで一度対戦しており、壱が判定勝ちしているものの、油断は禁物だ。
「同じムエタイ出身なんですけど、僕にないものを古村君は持っている。でも古村君にないものを僕も持っている。古村君にないところで、僕は勝負をしようと思っている。覚悟という面では負けない」と壱は王者としての自信をのぞかせる。
初体験となる防衛戦を前に「対戦相手が年下になってきたので、最近新しいプレッシャーを感じている」とコメント。自身も25歳で、まだ十分若いものの、22歳の古村を挑戦者に迎え、「初防衛戦で気持ちも変わってきた。もう若手の選手じゃないので、新しい自分を見ていただければと思います」と、経験の差による勝利を約束した。
壱センチャイジム(左)と古村光(右) (c)KNOCK OUT
対する古村は「2年前に負けた時は覚悟が足りなかった」と反省。その後の2年間で作り上げてきた心身には自信を持っており、「覚悟もできてチャンピオンになることしか考えていない。スーパーバンタムを引っ張っていきたいので、ここは絶対チャンピオンになります」と必勝を誓う。
イケメン対決としても注目の1戦。果たして、どちらがきれいな顔でベルトを巻くか、注目したい。
王者・古木誠也(左)と小倉尚也(右) (c)KNOCK OUT
KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級タイトルマッチでは、王者・古木誠也(G1 TEAM TAKAGI)に小倉尚也(スクランブル渋谷)が挑む。
当初の挑戦者は武蔵と発表されたが、所属ジム「WIVERN」を退会して欠場。代わって6月の挑戦者決定戦で武蔵に敗北した小倉が挑戦者に決まった。
3月のノンタイトル戦で武蔵にまさかのKO負けを喫した古木。雪辱防衛を果すべく、仕事を辞め、キックだけに専念できるように環境を変えて、攻撃面、防御面、集中力が切れないような練習をしてきた。相手は変わったが、古木は「小倉選手はガッツがあって、手ごわい相手になると思いますが、自分が勝ってこのベルトを守ります」と気を引き締めている。
挑戦権が転がり込んできた小倉は「話が来た瞬間、KO負けでダメージもありましたが、すぐ即答で何も考えず『やります』と言えたので、腹括れているなと。そういうのが試合に出ると思っています」とチャンスをものにする構えを見せる。
相手の印象については「3月負けてから別人になってくると思う。攻撃力がある選手だが、そこらへんは自分も自信があるので、競り負けたくない」と撃ち合ってのKO勝利を狙っている。
心直(左)と乙津陸(右)
KNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では、心直(しんた、REON Fighting sports GYM)と乙津陸(クロスポイント大泉)が拳を合わせる。
両者は昨年12月の「KNOCK OUT-REDスーパーフライ級級王座決定戦」で対戦。心直が判定勝ちして、ベルトを巻いた。その後、心直が減量苦により王座を返上して階級をアップ。乙津は今年6月、MASA BRAVELYにKO勝ちして、リベンジ&初戴冠のチャンスを得た。
乙津が「去年の12月、判定で負けてしまったんですけど、それから約7カ月しっかり練習してきた。やってきたことがあるので、しっかり結果を出せたらと思います」と必勝を誓うと、心直は「個人的に嫌いな奴なので、いろんな人の目に映る中で、思いっきり殴ったり、蹴ったり、ヒジぶつけて血だらけにできることは、僕的には気持ちいいこと。今回しっかり勝つ」と返り討ちを約束した。
左からKNOCK OUTの雅治、工藤、森岡、K-1 GROUPの内田、豊田、水津 (c)KNOCK OUT
追加カードには、K-1 GROUPとKNOCK OUTによる3対3の対抗戦が決まった。新世代ファイターたちが、それぞれの団体を背負って、次の3試合に出陣する。
■KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R・延長1R
森岡悠樹(北流会君津ジム)vs 内田晶(チーム・タイガーホーク)
■KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級3分3R・延長1R
工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN)vs 豊田優輝(BELLWOOD FIGHT TEAM)
■KNOCK OUT-BLACKフェザー級3分3R・延長1R
雅治(レンジャージム)vs 水津空良(優弥道場)
重森陽太 (c)KNOCK OUT
また、ノンタイトル戦ながら、実力者同士の顔合わせもある。重森陽太(Eight Weapons/KNOCK OUT-REDライト級王者)が、バットマン・オー.アッチャリヤー(タイ/元タイ国BBTVスタジアム・ライト級王者)と、KNOCK OUT-RED -62.0kg契約で対戦する。
今回が2年振りの『KNOCK OUT』参戦となる重森は「ラジャのタイトルマッチも経験しましたし、強いタイ人と沢山試合してきました。2年前と比べて、一皮、二皮剥けたと思っています」と、強豪相手にも自信を見せる。
相手については「BBTV持っていたり、実績のある選手でテクニシャン」と評価しつつも、「『KNOCK OUT』のリングなので、テクニシャン同士が倒し合う試合を見せたい」と宣言。「特別な肩書きはなくても、どんな試合より盛り上がると思う。国内で行える中で一番レベルの高い試合をします」とファンの視線を釘付けにする試合内容を約束した。
その他のカードは次の通り。
■KNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級 3分3R
アックス斧田 vs 津田宗弥
■KNOCK OUT-BLACKスーパーフライ級 3分3R
RYUJU vs 神保雄大

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