水曜日のカンパネラ、Mrs. GREEN AP
PLE、RADWIMPS、XGの新曲など『New
Music Wednesday [Music+Talk Editi
on]』が今週の新作10曲紹介

話題の新曲を最速で知れる、Spotifyの人気プレイリスト『New Music Wednesday』を、ナビゲーターの竹内琢也が深掘りするポッドキャスト『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』。SPICEでは、同番組で紹介されている、プレイリストだけでは知ることのできないエピソードや、Spotifyのエディター（プレイリストを構成している人たち）のこだわりをピックアップして掲載。今週は、水曜日のカンパネラがカバーに登場！　Mrs. GREEN APPLEのニューアルバム『ANTENNA』、RADWIMPSのJリーグ開幕30周年アンセムとなった新曲「大団円」、世界中で旋風を巻き起こしているXGの新曲「GRL GVNG」も深堀り！　さらにSkaai、BIM、Mall Boyzなどヒップホップ注目作品やアジカンも！　海外からはオリヴィア・ロドリゴ約2年ぶりの新曲、ブラーの新曲など、今週注目の新作10曲を紹介！ また紹介アーティストのライブやフェス情報も掲載しているので要チェック。番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！

水曜日のカンパネラ「マーメイド」

水曜日のカンパネラの新曲「マーメイド」がリリースになりました。メンバーのケンモチヒデフミは楽曲について「いつも海で過ごしているマーメイドが陸のフェスに憧れて、王子様の手を引き一緒に遊びに行く、というストーリーの曲。めいっぱい楽しんでいるうちに足の痛みを忘れ、元気にジャンプするという、エモーショナルなシーンを想像し、音楽で表現した」とコメントしています。今作はコカ・コーラのサマーキャンペーンのTVCMの楽曲で、CMには実際に水曜日のカンパネラ・詩羽も出演しています。

（ここから水カンはフェスの出演も多いです。今月石川で行われる『加賀温泉郷フェス』、茨城の『LuckyFes』、8月9月には香川の『MONSTER baSH』、山梨の『SWEER LOVE SHOWER』、福岡の『SUNSET LIVE』など……。この夏いろいろな場所でこの新曲も披露されるのではないでしょうか）

XG「GRL GVNG」

XGの新曲「GRL GVNG」がリリースになりました。『New Music Friday Japan』ではカバーを飾り、日本だけでなくUS、オーストラリア&ニュージーランド、シンガポール、韓国など世界各国の『New Music Friday』にリストインしています。XGはファースト・ミニアルバムのリリースも発表しており、今作はミニアルバムからの先行シングルとなります。（タイトル、リリース日は未発表）

Spotifyでは日本のみならず、海外でも多く聞かれており、今年5月には世界最大級のKカルチャー・フェスティバル『KCON JAPAN 2023』にて日本での初パフォーマンスを披露。88rising主催の大型音楽フェスティバル『Head In The Clouds New York Music & Arts Festival』にも初出演を果たしています。

Mrs. GREEN APPLE「Feeling」

Mrs. GREEN APPLEのニューアルバム『ANTENNA』がリリースになりました。2020年7月8日に「活動休止」を発表し「フェーズ1完結」を宣言、2022年3月に「フェーズ2開幕」を宣言し活動を再開したMrs. GREEN APPLE。今作は活動を休止する前にリリースされた2019年のアルバム『Attitude』以来約4年ぶりのニューアルバムとなります。リリース時に『New Music Wednesday』のカバーを飾った「Magic」や「ケセラセラ」、映画『ラーゲリより愛を込めて』主題歌「Soranji」、映画『ONE PIECE FILM RED』提供曲セルフ・カバー「私は最強」など全13曲がリリースになっています。『New Music Wednesday』にはラストを飾る「Feeling」がリストイン。Spotifyではメンバーがアルバムの楽曲を全曲解説する『Liner Voice+』も配信されています。

（アルバムはパワーポップ風味のタイトルトラック「ANTHENNA」から始まり、シングル曲「Magic」、映画『ONE PIECE FILM RED』提供曲セルフ・カバー「私は最強」という強力な楽曲へと続きます。そして、リリース時に『New Music Wednesday』のカバーを飾った「ケセラセラ」、映画『ラーゲリより愛を込めて』主題歌「Soranji」なども収録されつつ後半は未発表の新曲に。なので、半分以上がこのアルバムで初めて聞く新曲ですね。アルバムを全体通してみるとサウンドは本当いろいろですね！ロックな曲もあれば、「Blizzard」の様に海外ポップスと呼応しそうなエレクトロポップもあるし、「Magic」のイントロとかはバグパイプみたいな音色ですし、「norn」はヨーロッパの牧歌的なムード。しかもスウェーデン語？カラオケで歌うの難しそう……。と、多彩な音が詰め込まれているけど、非常にポップなサウンドだなという印象です。「ケセラセラ」と「norn」の振り幅は凄い！）

RADWIMPS「大団円 feat.ZORN」

RADWIMPSの新曲「大団円 feat.ZORN」がリリースになりました。今作はラッパーのZORNを客演に迎えた楽曲で、Jリーグ開幕30周年を記念し制作されました。RADWIMPSとZORNは5月14日（日）にJリーグ30周年記念スペシャルマッチとして国立競技場にて開催された鹿島アントラーズvs名古屋グランパスの試合のオープニングセレモニーに、登場し56020人の観衆の前で楽曲を初披露していました。Spotifyでは日本のロックシーンの話題曲を集めたプレイリスト『J-Rock Now』のカバーを飾っています。RADWIMPSは4月、5月に北米・ヨーロッパツアーを敢行。現在は国内ライブハウスツアー中で、7月21日(金)の韓国・ソウル公演を皮切りにアジアツアーも行う予定です。

オリヴィア・ロドリゴ「vampire」

オリヴィア・ロドリゴの新曲「vampire」がリリースになりました。オリヴィア・ロドリゴは2021年にデビュー曲「drivers license」をリリースし、US&UKシングル・チャートで初登場1位を獲得。史上初めて「初登場から8週連続USシングル・チャートで1位」という記録を打ち立てました。2022年のグラミー賞では最優秀新人賞にも輝いています。今作は2021年5月にリリースされ大ヒットを記録したデビュー・アルバム『SOUR』以来の新曲。9月8日にセカンドアルバム『GUTS』をリリースすることも発表しており、アートワークも既に公開されています。この「vampire」はアルバムからの先行シングルとなります。SpotifyではUS、UKを含む世界各国の『New Music Friday』でカバーを飾り、リリース後グローバルチャート1位に輝いています。音楽メディアの評価は高く、ガーディアン誌のレビューは5つ星、Pitchforkでは『Best New Track』に選ばれています。

ブラー「St. Charles Square」

ブラーの新曲「St. Charles Square」がリリースになりました。7月21日（金）に8年ぶりのニュー・アルバム『The Ballad Of Darren』をリリース予定で、8月19日（土）と20日（日）には『SUMMER SONIC 2023』にも出演する予定のブラー。今作は5月にリリースされた「The Narcissist」に続くアルバムからのセカンドシングルとなります。スペイン、ポルトガルで行われたプリマヴェーラ・サウンドやデンマークで行われたロスキレ・フェスティバルなどでは既に披露されており、先週末のロスキレ・フェスティバルでは1曲目に演奏されていました。

Skaai「WE'LL DIE THIS WAY」

Skaaiの新曲「WE'LL DIE THIS WAY」がリリースになりました。SkaaiはSpotifyが選ぶ今年飛躍が期待される注目の新進気鋭国内アーティスト10組『RADAR: Early Noise 2023』にも選出されているアーティスト。昨年初のEP「BEANIE」をリリースし、今年3月にリリースされたSIRUP「FINE LIN(feat.Skaai)(Prod.uin)」で初めて『New Music Wednesday』のカバーを飾りました。今作は5月にリリースしたBonberoとの「SCENE!」に続く楽曲です。Spotifyではプレイリスト『RADAR: Early Noise』のカバーも飾っています。

（Skaaiさんといえば、ビーニーを被ってる印象があるじゃないですか。でも実は最近は、以前に比べるとあまり被ってないんですよね。帽子は被ってますけど。昨年のEP「BEANIE」のカバーはSkaaiさんがマネキンにビーニーを被せてるんですけど、これは何者でもないマネキンに対してビーニーを被せる行為が、Skaai化させている行為を表していると。そしてMVではそのマネキンが燃えている。なのでEP「BEANIE」のあとはビーニーもほぼ被っていないんですけど、その象徴的なシーン。みたいな色々と面白い話がこの番組での『Skaai スペシャルインタビュー』で聞くことができますので、ぜひ過去エピソードきいてみてください！）

BIM「Intelligent Bad Bwoy feat. C.O.S.A., Daigos」

BIMの新曲「Intelligent Bad Bwoy feat. C.O.S.A., Daigos」がリリースになりました。客演でSummitでレーベルメイトでもあるC.O.S.A、そしてD.A.Nのメンバー・櫻木大悟が参加しています。BIMソロ名義での新曲は昨年リリースしたPUNPEEとのコラボEP「焦年時代」以来となります。

（先日リリースされたBIMもクルーの一員であるCreativeDrugStoreの新曲「Taste Test」。新曲といいますか結成10年を超えて初の楽曲ですね。ここでも「C.O.S.Aみたくかっ喰らう」というリリックがありましたね。そしてBIMさんといえばNo BusesやCeroの高城さんといったバンドシーンの方々ともコラボされていますが、今回のD.A.Nの櫻木さんもまた超胸熱なコラボですね！）

Mall Boyz「Do u remember me??」

Mall BoyzのニューEP「Mall Tape2!!」がリリースになりました。Mall BoyzはTohjiやgummyboyを擁するクルーで、5月末におよそ2年ぶりとなる新曲をリリースしてシーンへ復帰。今作は2018年にリリースされたEP「Mall Tape」に続くニューEPとなります。5月に開催されたヒップホップ・フェスティバル『POP YOURS』のTohjiのステージでMall Boyzのパフォーマンスが行われ、EPのリリースも発表され話題になっていました。Spotifyではヒップホッププレイリスト『+81 Connect』のカバーも飾っています。

ASIAN KUNG-FU GENERATION「江ノ島エスカー（2023 ver.）」

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューアルバム『サーフ ブンガク カマクラ（完全版）』がリリースになりました。2008年にリリースされた、湘南のスタジオで一気に録音され､江ノ電の各駅を曲タイトルに冠するというコンセプトアルバム『サーフブンガクカマクラ』。このアルバムでは江ノ電全15駅中10駅分の楽曲を収録していましたが、今作には残りの5駅分の楽曲（先日リリースされ、この番組でもピックアップしたEP「サーフ ブンガク カマクラ（半カートン）」で先行配信されてました！）と2008年リリース楽曲のリテイク（2023 ver.）が収録されています。アルバム発売日には、新江ノ島水族館にてメンバー4人揃ってのInstagram生配信、リスニングパーティーなども企画されました。Spotifyではプレイリスト『Big in Japan』のカバーも飾っています。

（これで全駅コンプリート！ 昨年リリースのアルバム『プラネットフォークス』これより前に制作は始まってます。先日この番組のメッセージで「好きな地名ソング」というのを募集しまして、「アジカンの「江ノ島エスカー」を聴くと、数年前の真夏に訪れた江ノ島の情景が浮かび上がってきます」といったメッセージも。関東の方にはお馴染みだと思いますが、関東以外の方は乗ったことないという方も多いですよね。私もないんです。で、乗りたいとちょっと思いませんか？ どんなとこなんだろうって……。このEP「サーフブンガクカマクラ」など一連のリリースで、私は凄く思ってます……）

文＝竹内琢也、Y.SHOGO

『New Music Wednesday [Music+Talk Edition]』とは……

毎週水曜日に、その週リリースされた注目の新曲を中心に更新される、Spotifyのプレイリスト『New Music Wednesday』をさらに深掘りするSpotify公式ポッドキャスト。この番組をチェックすると話題の新曲をいち早く、そして詳しく知ることができて、今の音楽シーンがまるわかりに。あなたの通勤、通学、スキマ時間に無料で聴くことができるので是非チェックを。また番組では、Spotifyアプリの「Q&A」からメッセージやリクエストも募集中。あなたのオススメ曲や思い出ソングが紹介されるかも！？ 番組への感想やリクエストは「#NMWミュージックアンドトーク」をつけてツイートを！

メッセージテーマは「#18歳の時に聴いていた曲は？」