西川貴教、柿澤勇人や生徒役ビート&
コードらが登壇し、観客の前で劇中曲
を披露 ミュージカル『スクールオブ
ロック』プレライブイベント開催

2023年8月17日(木)に開幕する、日本初演ミュージカル『スクールオブロック』のプレライブイベントが、都内のライブハウスにて行われ、その模様を写真とともに紹介する。
イベントには、鴻上尚史(翻訳・演出)、西川貴教、柿澤勇人、濱田めぐみ、梶 裕貴、太田基裕、はいだしょうこ、宮澤佐江、生徒役ビート&コードらが登壇し、劇中より3曲を披露した。プレライブイベントの様子はYouTubeにて生配信され、1週間限定でアーカイブ配信も実施中だ。
【期間限定公開】ミュージカル『スクールオブロック』プレライブイベントアーカイブ

ミュージカル『スクールオブロック』は、売れないロッカーが名門進学校の臨時教師になりすまし、生徒たちにバンドを組ませるコメディ映画として2003年に同名映画が公開。2015年にはアンドリュー・ロイド=ウェバーのプロデュース・音楽によってブロードウェイでミュージカル化された。
撮影:田中亜紀

新型コロナウイルス感染拡大によって全公演中止となった2020年から3年の時を経てついに日本初上演が決定。日本版は鴻上尚史が演出を手がけ、ロックを愛する破天荒な熱血バンドマンのデューイ・フィン役を西川貴教と柿澤勇人がWキャストで演じる。デューイが教師となる名門校の校長ロザリー・マリンズ役に濱田めぐみ。デューイの親友ネッド・シュニーブリー役に梶裕貴と太田基裕(Wキャスト)、ネッドの恋人パティ・ディ・マルコ役にはいだしょうこと宮澤佐江(Wキャスト)という豪華キャスト陣が集結。
そして、バンドメンバーとなる生徒役は大規模オーディションを経て、ビートチーム12名、コードチーム12名、の計24名の次世代のスターたちが選ばれた。
撮影:田中亜紀
落ちこぼれ熱血バンドマンがひょんなことから子供たちと出会い、破天荒な教育を通して爽快かつ心に響くメッセージを伝えてくれる。2023年夏、劇場中に充満するエネルギーはかつてない劇場体験となるだろう。
撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀
プレライブイベントはオールスタンディングで実施。司会を務めたフジテレビ生田竜聖アナウンサーのリードで、オーディエンスによる「スクールオブロック」コールでイベントはスタート。観客参加型のライブ演出は大いに盛り上がりを見せた。
歌唱パフォーマンスでは、劇中より「♪スクール オブ ロック/School Of Rock」「♪ロックはどこへ消えたの?/Where Did The Rock Go?」「♪支配者に立ち向かえ/STICK IT TO THE MAN」の3曲が披露された。
♪スクール オブ ロック/School Of Rock
歌唱:柿澤勇人&トミカ、マーシー、ショネル
バンド演奏:コード+後藤日向
撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀
♪ロックはどこへ消えたの?/Where Did The Rock Go?
歌唱:濱田めぐみ
演奏:野口彰子
撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀
♪支配者に立ち向かえ/STICK IT TO THE MAN
歌唱:西川貴教、サマー、ソフィー、メイソン、ジェイムズ、ビリー
バンド演奏:ビート+三宅音太朗
撮影:田中亜紀
撮影:田中亜紀
会見コメント
■鴻上尚史:翻訳・演出
撮影:田中亜紀
僕はこの作品が大好きで、映画はもちろんブロードウェイでもウエストエンドでも観ておりましたので、オファーをいただいた時は迷わず「はい」と言いました。 個人的には「ツーブロック禁止」とか「リボンの幅は2cmならOK、3cmはダメ」というような日本の「ブラック校則」にずっと文句を言い続けてるんですけれど、この作品はそういう学校の変な真面目さとか意味のない規則をこんなに楽しくキャッチーな曲で笑い飛ばして歌ってくれるというのがすごいなと、初めて観た時にクリエイターとしてはやられたなと思いました。 才能がないのに、夢を諦める時を過ぎてもそのままずっと夢を見続けているデューイが、デューイだけでなくほかの登場人物たちも、子どもたちからエネルギーをもらって成長していくという構造が本当によくできていると思います。 もう名作にしないわけにはいかないので、頑張ります。 よろしくお願いします。
■西川貴教:デューイ・フィン役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
僕も仕事でNYに行った時一日だけ空き日があり、たまたまチケットを取って観たのがこの作品だったんです。すごく感動した記憶があり、まさか自分のところにお鉢が回ってくるとは思っていなかったのですが、お話をいただいた時はぜひやらせてくださいとお答えしました。2020年の中止から3年の時を経ていよいよ上演できることになりましたが、こういった状況だからこそ、皆さんと一緒に歌ったり盛り上がったり楽しみたいと思いますので、観に来ていただく際にはぜひキャストの一人と思ってお越しいただけると嬉しいです。
■柿澤勇人:デューイ・フィン役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
デューイはすごくピュアで、社会で生きていると本当はみんな「彼みたいに生きたい」という憧れがあるんじゃないかと思います。台本にも「ロックの本質は完璧にやることじゃない、楽譜通りに歌えばいいってもんじゃない」というような台詞が出てくるので、僕も性格上は完璧を求めがちなのですが今回はもういいかなと(笑)。声が枯れようがとにかく心から叫んで、というのを大切にしたいと思います。音楽的にはキーも高く、すごくエネルギーが必要な曲が多いのですがそのくらいじゃないと届かないと思いますので心して歌いたいです。
■濱田めぐみ:ロザリー・マリンズ役
撮影:田中亜紀
個人的には子どもと共演する作品をたくさんやらせていただいているんですが、今回のロザリー校長というのは一番人間っぽくて、一番変化していくキャラクターだなと思います。たとえばメリー・ポピンズが子どもたちの個性やアイデンティティに一対一で対峙しているのに対し、ロザリーは個性を見るのではなくあくまで集団として捉えています。それはやっぱり彼女自身がひとつの個性として見られてこなかった過去があるんじゃないかなと思うので、その部分を自分なりに一生懸命作り上げられればと思います。
■梶 裕貴:ネッド・シュニーブリー役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
20年の公演の時からずっと楽しみにしていたので、こうしてキャストの皆さんともお会いして稽古も始まって、自分の中でもますます期待感が高まっています。子どもたちが本当にロックで、見ているだけで元気をもらえるなといま演奏をご覧になった皆さんにも伝わったかと思います。原作映画を改めて見直して、やはり吹き替えならではの音の面白さや魅力を感じましたので、声優としては声としゃべり方、音の部分でネッドというキャラクターを盛り上げられればと思いますし、同時にこの作品のテーマであるロックの部分も全力で楽しみたいです。
■太田基裕:ネッド・シュニーブリー役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
ネッドはすごく気弱なところがあるんですが、彼なりの葛藤とか様々な感情がたくさんあって、すごく人間らしい人物だなと思います。同時にエンタメならではのコメディ要素も交えつつ、お客様に愛していただけるようなキャラクターを描いていけたらいいなと思っています。
■はいだしょうこ:パティ・ディ・マルコ役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
先ほどご覧いただいた通り、子どもたちはみんな大人と同じくらい素晴らしい演奏と若さとパワーですごく頑張っています。子どもたちが引っ張っていってくれる波に乗って、みんなで一つになって頑張りたいと思います。
■宮澤佐江:パティ・ディ・マルコ役(Wキャスト)
撮影:田中亜紀
パティはとにかく出る場面すべてで怒っているんですけれど、それは決して自分勝手に怒っているわけではなく、一番常識人なんじゃないかと思います。彼女の強い意志だったり、それを人にきちんと伝えるところが魅力的な人だなと思っています。
撮影:田中亜紀
なお、本作の東京公演は8月17日(木)~9月18日(月祝)東京・東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて上演、その後9月23日(土祝)~10月1日(日)大阪・新歌舞伎座にて上演。上演時間は3時間予定(休憩あり)。

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