『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュー
ジカル』本公演が遂に開幕~舞台写真
紹介

『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』平原綾香(サティーン役)  (写真提供/東宝演劇部)

『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』の本公演が2023年6月29日(木)、東京・帝国劇場で開幕した。以下、東宝演劇部より届いた舞台写真と共に公演をおさらいしていく。
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』は、バズ・ラーマン監督が映画『ムーラン・ルージュ!』(2001年)においてつくり上げたきらびやかなビジョンを、アレックス・ティンバースの演出によってさらにパワーアップさせ、めくるめく世界へと観客をいざなう画期的なジュークボックス・ミュージカル/マッシュ・アップ・ミュージカルである。2018年のボストン公演を皮切りに 2019年にはブロードウェイ公演がオープン。2021年開催の第74回トニー賞では最優秀作品賞(ミュージカル部門)をはじめとする10部門の受賞に輝いた。
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』中央:井上芳雄(クリスチャン役) 左:上川一哉(トゥールーズ=ロートレック役) 右:中井智彦(サンティアゴ役)  (写真提供/東宝演劇部)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』中央:甲斐翔真(クリスチャン役) 左:上野哲也(トゥールーズ=ロートレック役) 右:中河内雅貴(サンティアゴ役)  (写真提供/東宝演劇部)
舞台は 1899年、パリ。退廃の美と、たぐいまれなる絢爛豪華なショー、ボヘミアンや貴族、遊び人やごろつき達の世界。アメリカ人作家クリスチャンと、ナイトクラブ ムーラン・ルージュの花形スター、サティーンは、ムーラン・ルージュで出会い、激しい恋に落ちるも、クラブのオーナー兼興行主のハロルド・ジドラーの手引きで、サティーンのパトロンとなった裕福な貴族 デューク(モンロス公爵)が二人を引き裂く。公爵は望むものすべて、サティーンさえも金で買えると考える男だった。クリスチャンはボヘミアンの友人たち―― 才能にあふれた、その日暮らしの画家トゥールーズ=ロートレックやパリ随一のタンゴダンサー、サンティアゴとともに、華やかなミュージカルショーを舞台にかけ、ムーラン・ルージュを窮地から救い、サティーンの心をつかもうとする。
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』左から中井智彦(サンティアゴ役)望海風斗(サティーン役)上川一哉(トゥールーズ=ロートレック役)井上芳雄(クリスチャン役)橋本さとし(ハロルド・ジドラー役)伊礼彼方(デューク(モンロス公爵)役)  (写真提供/東宝演劇部)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』左から中河内雅貴(サンティアゴ役)平原綾香(サティーン役) 奥:甲斐翔真(クリスチャン役) 手前:上野哲也(トゥールーズ=ロートレック役)松村雄基(ハロルド・ジドラー役) KK(デューク(モンロス公爵)役)  (写真提供/東宝演劇部)
音楽は、19世紀にオペレッタを創始したオッフェンバッハから、ローリング・ストーンズ、エルトン・ジョンマドンナをはじめとする20世紀に大流行したメガヒット曲、さらに21世紀が生んだ最高の歌手レディ・ガガやシーアまで、160年以上にわたるポピュラーミュージック約70曲が散りばめられている。しかも日本公演の訳詞を、松任谷由実を筆頭に、いしわたり淳治、UA、岡嶋かな多オカモトショウ(OKAMOTO‘S)、栗原暁(Jazzin’ park)、KREVA、サーヤ(ラランド)、ジェーン・スー、Jean-Ken Johnny (MAN WITH A MISSION)、Daoko、TAX(MONKEY MAJIK)、浪岡真太郎(Penthouse)、ヒャダイン、松尾潔、宮本亞門、Mayu Wakisakaといった、現在日本のミュージックシーンで活躍する計17名のアーティストたちが提供する形となった。これは世界初の試みである。
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』望海風斗(サティーン役)井上芳雄(クリスチャン役)  (写真提供/東宝演劇部)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』平原綾香(サティーン役)甲斐翔真(クリスチャン役)  (写真提供/東宝演劇部)
出演は、サティーン役に 望海風斗 平原綾香、クリスチャン役に 井上芳雄 甲斐翔真、ハロルド・ジドラー役に 橋本さとし 松村雄基、トゥールーズ=ロートレック役に 上野哲也 上川一哉、デューク(モンロス公爵)役に 伊礼彼方 K、サンティアゴ役に 中井智彦 中河内雅貴、ニニ役に 加賀 楓 藤森蓮華、ラ・ショコラ役に 菅谷真理恵/鈴木瑛美子、アラビア役に 磯部杏莉/MARIA-E、ベイビードール役に 大音智海/シュート・チェン…といった豪華なダブルキャストたちが布陣している。
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』左端:藤森蓮華(ニニ役)  (写真提供/東宝演劇部)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』左端:加賀 楓(ニニ役)  (写真提供/東宝演劇部)
上演会場となった帝国劇場は、実在したパリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の世界を再現すべく壮麗無比な装飾が施され、ひとたび場内に足を踏みいれれば、どぎついルージュ(赤)に包まれて目が眩むほどであった。
帝国劇場での公演は8月31日(木)まで行なわれる。上演時間は、途中25分間の休憩をはさみ、全2幕の2時間55分(予定)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』中央:望海風斗(サティーン役)  (写真提供/東宝演劇部)
『ムーラン・ルージュ! ザ・ミュージカル』中央:平原綾香(サティーン役)  (写真提供/東宝演劇部)

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