川西拓実×桜田ひよりで人気コミックを映画化

川西拓実×桜田ひよりで人気コミックを映画化

DTMが題材の漫画「バジーノイズ」実
写映画化 「JO1」川西拓実が映画初
主演

川西拓実×桜田ひよりで人気コミックを映画化(c)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会 グローバルボーイズグループ「JO1」の川西拓実が、ドラマ「silent」の風間太樹監督のメガホンで人気コミックを実写化する「バジーノイズ」で映画初主演を飾ることがわかった。「silent」に続き、風間監督と2回目のタッグを組む桜田ひよりがヒロイン役を務める。撮影は今夏行われ、2024年初夏の公開を予定している。
 原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館刊)で2020年まで連載されていた、DTM(デスクトップミュージック)を題材にした同名コミック(全5巻)。むつき潤氏の長編デビュー作で、連載開始直後から登場人物のリアルな心理描写や、誌面を飛び越えてくるかのような独特な音楽表現、タイムリーなテーマ性でSNSを中心に注目を集め、デジタルネイティブ世代における新しい音楽コミックスとして大きな話題を呼んだ。作家の燃え殻氏や「KingGnu」の井口理氏、SKY-HI氏、漫画家の浅野いにお氏らも絶賛する。
 「JO1」のメンバーとして活動し、本作で映画初主演を果たす川西が演じるのは、マンション管理人をしながら住み込みで1人暮らしをしている清澄(きよすみ)。人と関わる事を必要とせず、たった1つの“すきなもの”である音楽をPCで作り、1人奏でるだけのシンプルな生活を送っている。そんな中、ヒロインの潮(うしお)と出会ったことによって、閉じた世界に強烈なノイズが流れ込んでくる。川西は、「原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です」と喜びのコメントを寄せた。
 「silent」で目黒蓮(「Snow Man」)扮する兄を見守る妹役を演じて注目を集め、映画「交換ウソ日記」(7月7日公開)の公開が控える桜田は、清澄の自宅マンションの上の階に住む潮役を担う。毎日、音漏れして聞こえてくる清澄の音楽を秘かに楽しみにしていた彼女は、失恋がきっかけで清澄と言葉を交わすようになり、やがて「清澄の音楽を広める」と宣言し、SNSに清澄の動画を発信していく。桜田は「風間監督が作り出す空気感が私自身とても居心地が良く、全力で役と向き合いながら演技ができるので、撮影がとても楽しみです」と意気込みを語った。
 「silent」の次の作品として本作を手掛ける風間監督は、「むつき潤さんが描く『音』の表現に魅了され、4年前『バジーノイズ』を手に取りました。シンプルな線で可視化された音楽が心地よく、ふわふわ漂って、確かに耳に届いたのです」と話す。そして、「清澄を演じる川西拓実君とは初めてご一緒します。ひとり、音楽作りに目を輝かせる彼は、きっと清澄の心の良き理解者になれるはず。潮を演じる桜田ひよりさんとは僕が懇願した再会です。破天荒な役どころを愛おしく演じてくれると思っています」と期待を寄せた。
 風間監督、川西、桜田、原作者のむつき氏のコメント全文は以下の通り。
【風間太樹監督】
むつき潤さんが描く「音」の表現に魅了され、4年前「バジーノイズ」を手に取りました。シンプルな線で可視化された音楽が心地よく、ふわふわ漂って、確かに耳に届いたのです。主人公・清澄が作る音楽には、暮らしの原風景や日々の願いのようなものが込められています。
誰かに届けるのではなく、あくまで自分のためのチルい音楽。その音楽が、知らず知らず、誰かの心の助けになっていて-その“誰か”である潮との出会いによって、清澄の他者との向き合いの物語がはじまっていきます。
清澄を演じる川西拓実君とは初めてご一緒します。ひとり、音楽作りに目を輝かせる彼は、きっと清澄の心の良き理解者になれるはず。潮を演じる桜田ひよりさんとは僕が懇願した再会です。破天荒な役どころを愛おしく演じてくれると思っています。楽しみにお待ち頂けたら幸いです。
【川西拓実(「JO1」)】
初めまして。清澄役を演じさせていただきます、川西拓実です。
原作を読んだ時から清澄に自分に似ている部分があるなと感じていて、自分が出来るならやってみたいという想いがあったので、この作品に参加できることがとても光栄です。
誰しもが、生きてく上で恋愛と音楽には必ず触れるものだと思っているので、観てくださる方に少しでも良い影響を与えられるように全力で頑張ります。絶賛稽古中です。
【桜田ひより】
潮を演じます、桜田ひよりです。
今回お話をいただいて原作を読んだ時、破天荒で周りを巻き込む自由な性格で、目が離せなくなるような潮に自然と惹かれていく自分がいました。
風間監督が作り出す空気感が私自身とても居心地が良く、全力で役と向き合いながら演技ができるので、撮影がとても楽しみです。
方言での演技は少し不安もありますが、川西さんや風間監督、スタッフの方々とこのバジーノイズという作品を1から作り上げていきたいと思っています。
【原作者:むつき潤】
絵で音を描いてみたら、本当に音が鳴ることになりました。ひとえに読者のみなさまのおかげです。
原作をご存じの方も、映画がお好きな方も、音楽を愛する方も、完成を楽しみにしていただけると幸いです。
僕もみなさんと同じように、風間太樹監督ならではの『バジーノイズ』を楽しみにしています。

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