コンセプトはロック!ライブハウス&
生バンドでリメンバーズを決して休ま
せない『Re:ステージ! Rock'n'Roll
PARTY!! ~Re:SHOUT!!~』開催

小説、ゲーム、アニメなどのメディアミックスを展開する人気コンテンツ「Re:ステージ!」初のロックコンセプト公演『Re:ステージ! Rock’ n’ Roll PARTY!! ~Re:SHOUT!!~』が“だいたいロックの日”の6月10日(土)、YOKOHAMA Bay Hallにて開催された。本記事では第1部公演の模様をレポートしていく。

本公演の舞台はライブハウス。オールスタンディングの公演。ロックコンセプトらしく、生バンドによる生演奏をバックにロックと言えば!でお馴染み、テトラルキアの山田奈都美(坂東美久龍役)、佐藤実季(西館ハク役)、高柳知葉(南風野朱莉役)、西田望見(城北玄刃役)を中心にこの日まで順次発表されてきたゲストメンバーの牧野天音(式宮舞菜役)、岩橋由佳(本城香澄役)、長妻樹里(緋村那岐咲役)、さらに当日まで明かされることがなかったシークレットゲストとして『オンゲキ』より赤尾ひかる(星咲あかり役)も登場、熱いステージを届けた。

カメラマン=中田智章

開演前の注意事項のアナウンスは美久龍が担当。この日のイベントでは3年半ぶりの声出しありの公演ということで、集まったリメンバーズ(ファンの呼称)は注意事項の一つ一つに叫び声を上げ、開演前から会場には熱気が漂っていた。テトラルキアが登場するとボルテージは一気に爆上がり。スタンドマイクで「Heroic Spark」と「境界線」をパフォーマンスしたテトラルキアのメンバーは、ロックなステージ上から盛り上がる会場を見渡し満面の笑みを浮かべて、声出しでのライブ開催をよろこんだ。

カメラマン=中田智章

続いて、「せーので跳べって言ってんの!」を披露した香澄が「もっと声出せる?」と呼び掛けると、リメンバーズのテンションはさらに上昇。より高く跳び、より大きな声で叫び、より激しく踊る姿があちこちで見られた。「Purple Rays」は舞菜と那岐咲、「STORIA」は玄刃と香澄と那岐咲、「Realize」は美久龍朱莉と舞菜、「キライキライCЯY」はハクと那岐咲という、今回だけのスペシャルな組み合わせで披露。組み合わせが明らかになるたびに、会場は歓喜の声でいっぱいに。「キライキライCЯY」ではハクからの「那岐咲さん、私のこと好き?」という問いかけに、那岐咲が「す、好きです」返すやりとりに大興奮のリメンバーズ。会場内ではピンクと黄色のサイリウムの光が激しく揺れまくっていた。

カメラマン=中田智章

ライブ中盤で「ここからが本当の勝負!」という掛け声とともに突入したソロパートでは玄刃が「Invisible Diamond」を、ハクが「One Step Ahead」を歌い上げ、「もっと!もっと!」とより大きな声援を求められたリメンバーズがそのリクエストに応えていく。ライブ中、さまざまな叫び声が聞こえていたが一番多かったのは「ありがとう!」。声出しOKのイベントを心から楽しみ、よろこびを噛み締めている様子が伝わってきた。

カメラマン=中田智章

舞菜が「会場からロックな気持ちが伝わってくる!」とコメントし「枠にはまらないのがロック」という言葉とともにステージに呼び込んだのは、ここまで明かされていなかったシークレットゲスト、『オンゲキ』星咲あかり。2人が披露したのはこの場が初解禁となったオンゲキ✕リステのコラボ楽曲「オン✕ステージ!」。これまでゲーム内でコラボをしてきたリステとオンゲキによる初の楽曲コラボはファンを驚かせた。楽曲披露後は「一緒にライブできてよかったー」とハイタッチした舞菜とあかり。よろこびを分かち合う2人の姿に、大きな拍手が送られた。

カメラマン=中田智章

「せっかく来たので…」とあかりが、美久龍、ハク、香澄、那岐咲をステージに呼び、おなじみの楽曲「ハッピータイフーン」を披露。「タオル、持ってるかな?」の問いかけに「もちろーん!」とタオルを手にしたリメンバーズは、タオルパフォーマンスで熱風を巻き起こした。その後、テトラルキアが登場し「名残惜しいけど…」と呟いた後、BS11「アニゲーイレブン!」の4月度エンディングに起用された「M.L.V.G」を熱唱。会場が真っ赤に染まった後には、「しっかり踊れー!!」の声で「カナリア」がスタート。玄刃が「みんなの声、聞かせてくれーーー」と叫ぶと、楽曲の終盤まで叫びと高速クラップと、激しい踊りでライブハウスが揺れに揺れていた。「全員、燃え尽きてもらうわ〜!!」の声で始まったアンコールでは「Ambitious Pieces」を披露。Tシャツ姿で再登場したテトラルキアの「いくよ!」の合図にリメンバーズは渾身のジャンプで応えていた。アンコールラスト前には、おなじみの「お知らせ」コーナーも。限定グッズや本公演の秘蔵写真などが販売予定のPOP UP SHOPがテトラルキアの地元、名古屋にて開催されること、オンゲキ✕リステのコラボ楽曲「オン✕ステージ!」のシングルCD発売が準備中であること、”だいたい“4周年での発表から2年が経過してしまった「ビジュアルブック」がこの日22時より受注開始になること、さらに昨年12月に開催された『PRISM☆LIVE!! 4th STAGE ~Reboot~』のBlu-rayの発売、そして発売記念の”声出しOK“の応援上映が開催されることなどが発表された。

カメラマン=中田智章

シークレットゲストの赤尾は「ここに来るまでバレないかドキドキしていました」と話し、「コラボのイベントは初めてなので最初は緊張していたけれど、キャストやスタッフの皆さんがあたたかく受け入れてくださいました」と感謝。続けて「もう新メンバーなんじゃないかな?」という発言も飛び出すと、会場は拍手と歓声に包まれた。「始まる前から熱気が伝わってきた」と伝えた長妻は「ステージに立ったときのあの熱量、久しぶりに感じました」としみじみ。「みんなの笑顔につられて、ずっと笑顔でいられました!」とお礼の言葉を伝えた。岩橋は「叫んで、跳んで、サイコーでした!」とニッコリ。「今日のために足腰鍛えて、みんなに負けないように跳ぼうと思ったけれど…」と会場を見渡し、「もっと鍛えて高いとこ、目指しましょう!」と呼びかけ、最後の楽曲ではこれまでより5センチ高く飛ぶようにリクエストした。「声が聞こえるのが超うれしい!」とよろこんだ牧野は「ロックなイベントなのに、舞菜なの?と思ったけれど…。まさかのあかりちゃんとの新曲披露で幸せでした!」と笑顔を見せていた。

カメラマン=中田智章

そしてここからはテトラルキアのリーダー(仮)たちのあいさつへ。西田が「めちゃくちゃ楽しくてソロのときはトランス状態。大丈夫だったかな?」と確認する場面も。「ライブハウスでロックな感じで、声出しで楽しめるなんて!」とリメンバーズとスタッフに感謝を伝え、「アーカイブもあるので、何度も観てほしいです!」と告知も忘れずにコメントした。「ソロがあって緊張した」という佐藤は「(ステージ)裏ですごい深呼吸しました」と照れ笑い。「最後は怒涛のテトラ(の楽曲)で、普段はあまり汗をかかない私が信じられないくらい汗かきました」と告白し、全身で盛り上がったことを報告していた。高柳はリメンバーズの熱気とジャンプ力に触れ、「天井に刺さってないかな(笑)」と確認。「熱気で途中(頭の中は)真っ白だったけれど、今は(少し落ち着いて)、奥まで見えるよ!」と会場の後方に向かって手を振り、「この距離感がうれしいと思ったし、生ライブ、本当によかったです」と満面の笑みを浮かべた。この日の天気予報は雨だったと振り返った山田が「祈る気持ちが通じました。雨を吹っ飛ばしてくれた(みんなの)熱量、すごくうれしいです。美久龍として歌うときは声が枯れてもいいという思いで歌っています」と話したところで、メンバーから「泣いてるの?」とツッコミが。涙が止まらない山田だったが「すごく素敵なセッションができました。音楽ってライブってサイコーだと思いました。ありがとうございました!」と深々とお辞儀をして、感謝の気持ちを伝えていた。

カメラマン=中田智章
アンコールラストは全員歌唱による「夏の約束」。ロックとは裏腹な夏の爽やかなナンバーで、だいたいロックの日、そしてリステLIVEの掟「リメンバーズは決して休ませるべからず」を遵守したセットリストによる熱いステージを締めくくった。

取材・文=タナカシノブ カメラマン=中田智章

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