ブルーノ・メジャー、新アルバム『C
OLUMBO』リリース決定&タイトルトラ
ック「COLUMBO」をMVと共に解禁

ビリー・アイリッシュやBTSも賛辞を送る人気シンガーソングライター、ブルーノ・メジャー。先日、待望の来日公演と3年ぶりの新曲「We Were Never Really Friends」を発表し話題となっていた彼が、新たに最新アルバム『Columbo』のリリースを発表。あわせてタイトルトラック「Columbo」をミュージックビデオと共に解禁した。
本作『Columbo』は、2020年の2ndアルバム『To Let a Good Thing Die』に続く、ニューアルバムとなる。12曲からなるアルバム (日本盤CDにはボーナストラック2曲を追加収録)は、主観的な視点から書かれた自伝的な楽曲と、客観的な視点から書かれた楽曲を織り交ぜ、ブルーノの持つ表現の引き出しをさらに拡張し、これまでで最も完成度が高く「正直」な作品となっている。
2020年初頭にコロナウイルスが世界で猛威を振るった際、ブルーノはノーサンプトンにある実家に滞在した。そこで彼はまったく白紙の状態になり、私生活で大変な時期を過ごしたという。規制が解除されると、彼はロサンゼルスに向かい、アイボリーホワイトの1978年製メルセデス380SLのヴィンテージモデルを手に入れ、コロンボと名付けた。しかしある運命的な日のゴールデンアワー (日の入りの前後に太陽が傾き、空の色が変化する時間帯)、彼の車は、他の車と衝突してしまう。このアルバムの切ないタイトル曲「Columbo」のメランコリックなメロディが生まれ、そこからストーリーは展開していく。
公開された「Columbo」は、ブルーノの優美な歌声とシンプルなギターの旋律が相まって、アメリカンソングブックの雰囲気を醸し出している。ポール・サイモンの影響が感じられるこの曲は、複雑なギターのフレーズと切ない歌声が特徴的で、そこにハーモニーが幾重にも重ねられ、クライマックスを迎える。春の季節を感じさせるサウンドとは裏腹に、その歌詞は愛、喪失、自由について表現している。
「『Columbo』では、他のどのアルバムよりも、自分が言いたいことを正確に伝える方法を見つけることができたんだ。このアルバムを通して、僕自身と他の人々や物事との関係を掘り下げた。壮大なスケールの自己分析なんだ。」- Bruno Major
『Columbo』は、華やかなピアノのイントロと、スネアのないクリーンなドラムパターンとギターの透き通った音色が、ニール・ヤングの「Out on the Weekend」を連想させる「The Show Must Go On」で幕を開ける。続く「Tell Her」では、とろけるようなR&Bを聴かせ、アルバム後半の「Tears in Rain」は亡き祖母に捧げられている。アルバムを締めくくる「The End」は、敬愛するクイーンからの影響を感じさせ、何よりブライアン・メイを思い起こさせる、ギター・ソロが素晴らしい。『Columbo』は、ブルーノ・メジャーにとって、これまでで最も完璧に自身のアーティスト性を表現することのできた作品となっている。
コロナ禍の影響で2020年のツアーがキャンセルとなって以来、待望のツアー再開を発表したブルーノは、8月8日の東京公演を皮切りに東南アジアツアーを行い、その後US、ヨーロッパを巡り、地元ロンドンでの公演で幕を閉じる。

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