すとぷり、全44公演・35万人を動員し
た自身最大規模のアリーナツアーが閉
幕 最終公演(真駒内セキスイハイム
アイスアリーナ)の公式レポート到着

すとぷりがアリーナツアー『すとぷり ARENA TOUR 2023 “Here We Go!!”』ファイナル公演を4月29日&30日に北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開催した。本記事では、30日のオフィシャルレポートをお届けする。

すとぷりにとって3年5か月ぶりとなるアリーナツアー『すとぷり ARENA TOUR 2023 “Here We Go!!”』。2023年1月21日よりスタートした全11会場44公演、35万人を動員したすとぷり史上最大規模の旅を締めくくる昼夜2公演✕2デイズ公演が、4月29日&30日に北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われた。これ以上ないほどに有終の美を飾った最終公演の模様をお伝えする。
まずもって、ドット絵で描かれた4人が大冒険を繰り広げるロールプレイングゲーム風のオープニングムービーからしてドキドキワクワクが止まらない。そこに、ナポレオンジャケットをアレンジした衣装をまとった凜々しいメンバーが、メインステージ下からリフターで登場。2022年末開催のクリスマスバーチャルライブ『Strawberry Party!! Vol.2 ~Christmas Live 2022~』の世界観を引き継ぐようなステージセットに、やっぱりとてもよく似合う4人だ。
すとぷり
「クリスマスラブ(Arrange Ver.)」で早速すとぷりらしい甘い世界へといざなった4人は、「Strawberry Kiss」でメインステージから伸びる長い花道を通ってセンターステージへ。ペンライトを振り大歓声を上げるすとぷりすなー(すとぷりファンの呼称)を指さしたり手招きしたり、るぅとと莉犬がぎゅっと寄り添ったり、さとみところんが肩を組んだり。センターステージからさらに伸びる花道を通ってアリーナ客席後方のサブステージへと向かった「犬系男子留守番中」では、ハグのジェスチャーをしたり、しゃがんですとぷりすなーと同じ目線で向き合ったり、ワンワンダンスでキュンキュンさせたり。「好きになっていいよね?」「青春チョコレート」ではトロッコに乗り込んでアリーナ客席通路を進んで、かわいいがすぎる4人の絶え間ないファンサに、すとぷりすなーもさすがツアーファイナル!な熱量で応えて、とんでもない一体感が生まれている。
宮城・セキスイハイムスーパーアリーナでの初日公演を観た筆者が驚いたのは、それぞれのメンバーカラーを配したギンギラジャケットにお召し替えしてからの「Jumper!」や「Accelerate」でのますますキレッキレなダンスパフォーマンス。「Jumper!」の歌詞の通り、<過去のジブン>も<今のジブン>も<超えてく>のがすとぷりだ、とあらためて思う。
すとぷり
かと思えば、MCでは相変わらず仲良くジャレ合う4人。「せーの」ですとぷりすなーと一緒にタイトルコールした「チョコレートはんぶんこ」に続き、莉犬✕るぅとの「がぶ・がぶ・らぶ!」では、るぅとに抱きつく莉犬、2人で作るハートマーク、るぅとが莉犬をお姫様抱っこと、かわいいが極まったり。さとみ✕ころんの「天使に口付け」では、2人並んでマイクスタンドにもたれながらオトナっぽい歌声をかけ合ったり。最新アルバム『Here We Go!!』に収録のコラボ曲もまた、ライブ映えしすぎる。
黒い衣装に身を包みダンスにラップに圧倒した「Ready Go!!」。赤のライトに染まりながら深く鋭く感情表現をした「FROG MAN」。切ない祈りを託す歌声が涙腺を緩ませた「Stars and Prayers」。フェイクやビブラートを巧みに操る「No Perfect」。全体を水槽に見立てたステージでもがきとその先を歌声で描いた「辛いや嫌」。あまりに純度の高い歌声と想いを4人で丁寧に重ねていった「霹靂」。最新アルバム『Here We Go!!』と今回のアリーナツアーで表現者としての新たな扉を開けたすとぷり、その進化スピードは思っていたよりもずっと速い。
すとぷり
メンバーが手をつないで歌った「手をつないで歩こう」のあとは、白い王子様衣装に着替え、さとみが莉犬を、るぅとがころんをバックハグしてリフターでステージ下から登場。ラブラブすぎやしないか。「頑ななころんが髪型を変えた」「さとみはどんどん自由になっていった」「るぅとはすごく動くようになった」など今回のツアーで感じたお互いの変化を語り、莉犬は「すとぷりのこともりすなーのことももっと好きになったし心の距離が縮まってキュンキュンした」と明かしたが、なにしろ今回のツアーでよりいっそう絆が深まった、ということなのだろう。
すとぷりすなーの大きな<もういっかい!>コールにメンバーが笑顔を見せた「新春らびゅっと!」。「おまえらみんな大好きだ!」というさとみの告白からなだれ込み、トロッコでアリーナ通路を進む4人をすとぷりすなーの熱狂が包んだスペシャルメドレー。ポジティヴなメッセージに力をもらえる「希望のチューしよっ」「Here We Go!!」。色彩豊かな楽曲たちそれぞれで完璧にパフォーマンスしながらファンサも忘れないなすとぷりは最強のエンターテイナーだ、と言わざるを得ない。
すとぷり
仲睦まじく肩を組んで歌う「ヨアケイロ」でスタートしたアンコールでは、トロッコ&徒歩(!)でスタンド席通路をぐるりと1周したメンバー。会場に足を運んでくれたすとぷりすなーひとりひとりの顔をその目に、記憶に刻みたい。そんな4人の想いがひしひし伝わってきた。
そして、最終公演だからこそのダブルアンコール。最後に届けてくれたのは、公演直後に動画公開された「手をつないで歩こう(Orchestra ver.)」だった。アリーナツアーを応援してくれたリスナーへの愛と感謝に満ちた歌声は、きっといつまでもすとぷりすなーの胸で響き続ける。
強く逞しく成長し、メンバー間もすとぷりすなーとの結束もより強固なものになった3か月の旅を終え、新たなステージを目指すすとぷり。その未来は、とても明るい。

文=杉江優花
撮影=林晋介、小瀬広明

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