【来日間近】ドゥービー・ブラザーズ
の創立メンバーであり、中心的存在で
あるトム・ジョンストンの最新公式イ
ンタビューが到着
ドゥービー・ブラザーズの創立メンバーであり、文字どおりの中心的存在としてこのバンドを支えてきたトム・ジョンストンがリモート・インタビューに応じてくれた。
もちろん、50年間、いいことばかりじゃなかった。僕もその一人だけど、誰かメンバーが辞めてしまえば、当然、バンドの音や方向性に影響が出る。でもそれは、クリエイティヴの仕事の分野では起こりうることでね、大切なプロセスでもあったのだと思うよ。
ドゥービー・ブラザーズの前身は、1960年代後半、サンノゼ(サンフランシスコの南、約60キロ)周辺で活動をつづけていたトリオ、PUD。ブルースやリズム&ブルースを愛するギタリスト/ソングライター、トムを中心にしたパワフルなサウンドで地元のバイカーたちから人気を集めていたこのバンドに、1970年、フォークやカントリーにも精通したパットが加わり、彼らは、ドゥービー・ブラザーズとしてスタートラインに立っている。
1971年発表のファースト・アルバムは不発に終わったものの、その後、ダブル・ドラムスの編成にパワーアップしたドゥービーズは、トムとパットの絶妙なギター・アンサンブル、かっちりとまとまったヴォーカル・ハーモニーを生かした独自の方向性を確立し、翌年の第2弾『トゥールーズ・ストリート』から「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」をシングル・チャート上位に送り込んでいる。そして73年春には第3弾『キャプテン・アンド・ミー』を発表。トムの書いた「ロング・トレイン・ランニン」と「チャイナ・グローヴ」が大ヒットを記録し、一気に、その人気と評価を高めたのだった。翌年には4作目『ドゥービー天国』からシングル・カットされたパット作の「ブラック・ウォーター」が初の全米1位を記録している。
でもともかく、僕自身、今回のツアーをとっても楽しんでいるよ。セットリストに並ぶ曲はやっていて楽しいものばかりだ。マイケルの曲の比重が増えたことで、新しいフレイヴァーも加わった。日本のファンの皆さんも、きっと喜んでくれると思うよ。マイケルの調子も絶好調だし、彼のファンにも楽しんでもらえるはずだ。
何度か空白期間はあったものの、ともかく半世紀にわたってトムを中心に歩みつづけてきたドゥービー・ブラザーズ。その絆、ブラザーフッドの支えてきたものはなんだったのだろう。
最後に、あらためてマイケルも加わったラインナップによる新作の可能性を聞いてみた。
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SPICE
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