大学受験した小倉優子！学問の捉え方
がかっこいい：ドラァグクイーン・エ
スムラルダ連載457

エスムラルダの「勝手にワイドショー！」

第457回　大学受験した小倉優子！学問の捉え方がかっこいい　3月6日にTBS系で放送されたバラエティ番組『月曜の蛙、大海を知る』で、今年39歳にして大学受験に挑んだタレントのゆうこりんこと小倉優子さんが白百合女子大学に合格、学習院女子大学に補欠合格したと発表されたこと、みなさんご存じかしら？

　って、アタシもネットニュースで初めて知ったんだけど（その後、タイムシフトで観たわ）、ゆうこりん、そもそもは昨年、『100%！アピールちゃん』という番組の企画で、10代のころにきちんと勉強をせず後悔していること、子どもの勉強を見ていてコンプレックスを感じることなどを明かし、大学受験を決めたそう。その番組自体は昨年10月に終了したものの、企画は後継番組の『月曜の蛙、大海を知る』に引き継がれ、ゆうこりんは勉強を続けていたみたい。

　番組では、受験勉強を始めてからすべての結果が出るまでの411日間の様子も放送されていたんだけど、ゆうこりん、すごいわ……。昨年7月には二度目の離婚をし、まだ幼い3人の子どもたちを一人で育てながら、そして仕事をしながら受験勉強をし、ちゃんと結果まで出すって、なかなかできないわよ……。しかも勉強をし始めた時点では、中学生レベルの問題さえ満足に解けない状態だったとのこと。今までゆうこりんのこと、特に好きでも嫌いでもなかったけど、ファンになりそう。

　また、番組放送後にアップされたゆうこりんのブログやインスタの文章には「大学合格がゴールではなく、ここからが本当のスタートだと思っています！」「学問とは、そもそも知識や正しい賢い思考力で人生を豊かに歩む為、実生活に活かす為のモノ。知識だけあってもそれはただの自己満足に過ぎず、自分の為、人様の為に活かしてこそだ！と教わりました」などと書かれていて、さらに感心。てか、調べてみたらゆうこりん、料理教室に通って苦手だった料理を克服したり、パンアドバイザーの資格をとっていたり、そもそもかなり意思の強い努力家だったのね。今までゆうこりんに対して、ほぼ「こりん星の人」というイメージしか抱いていなくて申し訳ない気持ち……（あ、でも、小西康陽さんがプロデュースしたゆうこりんの曲『オンナのコ♡オトコのコ』を、何度かショーで使わせてもらったことがあるわ）。

　やはり芸能人として成功した後で早稲田大学に入学し、現在予防医学のためのロボット研究をしているいとうまい子さんといい、ゆうこりんといい、いくつになってもチャレンジを忘れない人はやっぱり素敵。ゆうこりんの大学生活が充実したものになることを心から応援しているわ！

＜水曜連載＞写真／小倉優子【エスムラルダ：プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」（ポット出版、共著）
twitter：@esmralda001

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