三笘薫(Brighton & Hove Albion Football Club公式HPより)

三笘薫(Brighton & Hove Albion Football Club公式HPより)

三笘薫の才能を見抜けなかった無能な
サッカー関係者たち

アジアレベルを遥かに凌駕する三笘 ワールドカップの大活躍に始まり、所属するブライトンでもゴールを量産している三笘薫。
 いまや日本史上最高の選手といっても過言ではない活躍だが、過去に三笘の才能を見抜けず酷評・冷遇していた者が存在する。
 まず思いつくのが、元日本代表の城彰二。
 城は過去にスポーツナビでの金子達仁との対談で、「三笘薫も上手いですよ。上手いけど、俺はJリーグ、アジアレベルまでで、世界で通用するポテンシャルはないのかなと思っています」と発言。今となっては恥ずかしいばかりだが、ご存知の通り三笘はその後日本代表とプレミアリーグで結果を残し、アジアレベルを遥かに凌駕していることを証明した。
 ワールドカップ直前のインタビューで、城はシレっと三笘をキーマンに挙げていたが、この時の発言は訂正されていない。さらに、城はワールドカップの勝敗予想もかなり外しており(スペイン戦勝利だけ的中だがこれは忖度予想だろう)、清々しいまでの逆神っぷりを発揮。
 ここまできたらむしろ城に酷評されたい?
ファンにネタにされる始末 辛口で知られるセルジオ越後も、三笘を過小評価していた1人だ。
 2021年6月の日本代表戦を観戦後、自身のYouTubeチャンネルで三笘の能力を疑問視。「三笘世代は本山を見ていないのね。『どっちが上手いんだろうな?』って俺は思うね」と鹿島アントラーズで活躍した本山雅志と比較した。本山も五輪で活躍した名選手だが、全盛期に海外挑戦もなく(現在はマレーシアのクランタンユナイテッド所属)、アントラーズでもベンチに座ることが多かった選手。つまり、セルジオは三笘をJリーグのベンチレベルと思ったわけだ。
 今の三笘の活躍からすれば、本山と比較するのは失礼千万?
 意外なところでは森保一監督もそうだ。
 カタールワールドカップの「戦術三笘」で忘れ去られているが、2020年メダルを期待された東京五輪で三笘を干した過去がある。三笘の東京五輪出場時間は6試合でわずか70分。同ポジションのレギュラーにはグランパスの相馬勇紀が起用された。
 相馬は東京五輪のあった20年シーズンは31試合2ゴール。三笘は30試合13ゴールなのだから、どちらが上かは明白。これを冷遇と言わずして何と言うか。
いまや、「三笘がスタメンで出られないなんてどんな強いチーム?」と、サッカーファンの間でネタにされている始末である。
 このように日に日に評価を高めている三笘だが、当の本人は現状を冷静に分析しているようだ。ブライトンの公式ホームページのインタビューでは、「ゴールはチームのおかげ」「僕はビッグクラブの選手たちにはまだ遠く及ばない」と至って冷静、かつ成長に貪欲な様子。
 彼ら3人の三笘への評価がますますの黒歴史になるのは間違いなさそうだ。
文/編集部写真/三笘薫(Brighton & Hove Albion Football Club公式HPより)

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