今回の再演もタブー満載~福田悠太と
演出の池田テツヒロが公演について語
る、オフ・ブロードウェイ・ミュージ
カル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』

2023年1月に東京・大阪にて、オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『悪魔の毒毒モンスターREBORN』が上演される。この度、取材会が行われ、主演の福田悠太と演出の池田テツヒロが公演への思いを語るとともに、本公演でのアフタートークショーの決定が発表された。
1984年に公開された、アメリカのカルト・ムービー『悪魔の毒々モンスター』。本作は、この伝説的映画を、『メンフィス』でトニー賞を受賞したジョー・ディピエトロが脚本を書き、ボン・ジョヴィのキーボード、デヴィッド・ブライアンが音楽を手掛け、2009年にオフ・ブロードウェイで上演された、ぶっ飛んだコメディ・ミュージカルだ。
2020年に日本初演となる東京公演が上演されたものの、新型コロナウイルスの影響を受けて、予定していた大阪公演は中止に。今回、待望の再演となる。
池田は「音楽もスタッフもキャストも一流で、その一流の方々がバカをやる贅沢さがありました。だからこそ、初演もすごく評判が良かったんです。ただ、公演自体の実施が難しい時代だったから、それを声高に言えなかった。逆風が吹いていた時だったと思います」と振り返ると、「今回は大阪もできるので本当に楽しみです。きっと関西でも笑ってもらえるんじゃないかな」と自信をのぞかせた。
また、池田が「そもそも変な作品なんですよ。映画があったことを知っている世代にしてみればなんで今さらミュージカル?と思うでしょうし。しかも、ある程度、イケメンで売っている福ちゃん(福田)が顔をほぼほぼ隠して出演している。なにこの公演?っていうね」と話すと、福田は「今の時代、『毒毒モンスター』にある毒が必要なんです。自分で言うのも何ですが、ふぉ~ゆ~はくだらないことをやる(笑)。そういうところの方が伝わるメッセージがあるというか、メタファーがあるというか」と持論を展開して笑わせた。
そして、福田は「普通は、頭のいいお芝居や正統派ミュージカルをやりたがりますが、みんなこういうミュージカルはやりたがらない。だからこそ、ここでしか観られないんですよ」と“福田節”全開で作品をアピールした。
初演に続き、今回の再演もタブー満載で上演。池田は「冒頭からタブーばっかり。言っちゃいけない言葉も言っているし、ヒロインはビッチ」と笑うと、福田も「改めて(再演のための)台本を読んでちょっとびっくりしちゃった。すごいですよ。本当にやっていたのかなと思うくらいの内容だった」と期待を持たせた。
今回は、演出面でもさらに“パワーアップ”。池田は「前回は、お客さまにあまり参加していただくことができなかったんです。なので、今回は、声が出せなくても思い切り参加していただいけるような演出を考えています。参加型という意味でも満足していただけると思います」と明かした。
東京公演は、2023年1月14日(土)~22日(日)でEX THEATER ROPPONGIにて、大阪は2023年1月27日(金)~29日(日)でサンケイホールブリーゼにて。アフタートークショーは、東京公演の1月15日(日)17:30公演と1月19日(木)13:00公演で、大阪公演の1月27日(金)18:30公演で実施される。

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