新展開から目が離せない! 日向野祥
、阿部快征ら舞台『COLOR CROW -蒼霧
之翼-』が開幕

舞台『COLOR CROW -神緑之翼-』が2022年10月20日(木)、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて開幕した。3月に上演された舞台『COLOR CROW -蒼霧之翼-』、9月に公開された映画『COLOR CROW -緋彩之翼-』に続くシリーズ3作目。初日直前に行われた公開ゲネプロの模様をお届けする。

近未来の日本を舞台に、未成年犯罪者収容所からピックアップされ、“シノビ”(忍者)が持つ特殊な訓練を経たスパイである“クロウ”たちの絆や生きる意味を描く『COLOR CROW』。舞台第2弾となる今作では、クロウが所属する国家機密機関・国家特別防衛課(トクボウ)と敵対する巨大社会主義国家・東亜共和国連邦(東連)の陰謀を阻止するため、羅生聖護(日向野祥)と蒼田三月(阿部快征)のバディが任務にあたる。
冒頭、これまでのストーリーダイジェストがスクリーンに映し出される。何やら不穏な空気が漂う中、今作で初登場となる敵対組織「SPIX(スピックス)」所属の笑虎(山田ジェームス武)と舞龍(五十嵐啓輔)の兄弟が現れた。並々ならぬ存在感から、戦闘能力の高さがうかがえる。
場面は変わり、トクボウにいるクロウたちが登場。前作までの任務で死闘を繰り広げてきた阿佐美煉(高本学)と乃木杏莉(設楽銀河)のバディは、反りが合わない性格同士ながらも軽口を叩きあう仲に。訓練に臨む4人の姿には微笑ましさすら感じる。
今作には新しいクロウ候補生・白瀬礼音(遊馬晃祐)が登場。司令官・椿泰親(内田裕也)がトクボウの戦力補強として連れてきた人材だが、クロウたちにとっては初めての後輩となる。
和やかな雰囲気が一転、日本政府が水面下で進めていた南鳥島(別名:マーカス)におけるレアメタル採掘事業の乗っ取り計画が浮上。東連に対抗するため、聖護と三月のバディが送り出されることに。
任務の舞台は島。敵対組織の警備網をかいくぐりながらの隠密行動は、スリル満点だ。聖護と三月のバディは、すでに息ぴったり。クロウとなるまでに紆余曲折あった三月が、誠実で仲間思いな聖護によって心を動かされたのだろう。機械の扱いに長けた聖護、聴覚に優れた三月の特性も随所で活かされる。ミッションへの緊迫感だけでなく、どこか生き生きとした空気感にほっこりとする瞬間も。
同じ頃、白夜会に潜入していたトクボウのスパイ・百地洸(小谷嘉一)が敵の手に堕ちたとの情報が。無断で救出に向かってしまう煉の熱血さ、連れ戻そうとする杏莉の絆も深い。
一方、トクボウを敵視する組織・Dolce財団にも動きが。大迫由紀夫(村上幸平)は東連とトクボウが争っている隙に白夜会を潰そうと傭兵・黒石小虎を派遣するが、彼の正体は東連の刺客・笑虎。シリアスな展開ながらも、大迫と部下の福丸環(杉江優篤)の軽快な掛け合いは見どころ。漫才コンビのようなトークに思わずクスッとさせられてしまう。
ストーリーが進むにつれ、アクションシーンが連続していく。刀にピストル、体術といった激しい肉弾戦に加え、クロウたちが使う術は迫力満点。エンターテインメント要素がギュッと凝縮され、ワクワクしっぱなしだ。
やがて舞龍と対峙した聖護は、死んだはずの聖護の弟・研護が東連で生きていると聞かされる。動揺する聖護と、困惑する三月。葛藤の末に2人が下す決断は、ぜひ劇場で見届けてほしい。
取材・文・撮影=潮田茗
>(NEXT)キャストコメントを紹介!
羅生聖護役:日向野祥 コメント
「COLOR CROW -神緑之翼 -」
「ようやく幕が上がる」と今はそんな気持ちで期待と高揚感でいっぱいです。
今作は僕が演じる聖護の過去にも大きく関わる内容となっているので聖護としての葛藤と想いをお届けできればと思っております。
今作でCOLOR CROWは映画含め3作目となります。
座組みとしてキャスト、スタッフのチームワーク含め最高のエンターテイメントを熱量高く全力でお届け致します!!!
蒼田三月役:阿部快征 コメント
「COLOR CROW」舞台第二弾が開幕することに緊張もありますが、濃密な稽古が出来たので、この作品を届ける自信はあります!
舞台第三弾に繋げるにはこの第二弾を観て頂ける皆さんに満足して貰えなければいけないので、先の展開も見据えながらこの作品で皆さんに熱くなってもらえればと思います。
見どころとしては、今回は話の展開が多くあります。
聖護と三月のバディに注目して欲しいのは勿論ですが舞台全体をしっかり見て聞いて「COLOR CROW」という作品を楽しんでください。
「COLOR CROW」に興味を持って頂きそして応援をして頂きありがとうございます。
舞台第二弾は情報の多い作品になっていて驚く事がいくつかあると思います。
前作を観ていない方もまだ間に合います。ぜひ観劇して下さい。劇場で待ってます。
阿佐美煉役:高本学 コメント
舞台第二弾を上演出来る事を嬉しく思います。
仲間を救おうと想う気持ち・過去と向き合い乗り越えようとする気持ち・・
第一弾から全員が熱量高く大切に役と向き合ってきました。
今作では、聖護と三月がメインのお話しですので、聖護の過去・二人のぶつかり合いや葛藤が沢山見られると思います。
煉は百地の事を想う熱量も見所です。
お客様が僕たちのお芝居を見て、何か影響を与えられる様に全力で頑張りますので期待して足を運んでください。
乃木杏莉役:設楽銀河 コメント
初日を迎えられてとても嬉しく思います。
ですがCOLOR CROWは最後まで油断できません!!毎公演、毎公演を全力で生き、舞台上で必死に人生に食らいついて行きたいと思います。千秋楽まで怪我なく挑みたいです!!
COLOR CROWの見所はアクション。
今回私は、アクションが多くてめちゃくちゃ動いています!! 皆さんにはそこも含めて楽しみにしていて欲しいです。
杏莉くんとしても一役者としても成長した姿を魅せたいです!
COLOR CROWへの応援いつもありがとうございます。皆様のお力に支えられて私たちは舞台の上に立てます。
感謝を噛み締めながら千秋楽まで全力で参りますので、皆さん応援どうかよろしくお願いします。
椿泰親役:内田裕也・原作:中原裕也 コメント
ついにこの日がやってきました。約1ヶ月の稽古期間でしたが、今回は正直言って大変でした。キャスト全員が揃うことがほぼない中で、殺陣衆の皆さんやアンダーの方にその都度穴を埋めて頂いていました。また、来れないキャストは忙しい中でもその稽古動画を見て、全部頭に叩き込んで稽古場に来る。まさにこれまでのチームワークの賜物です。更にそんな状況の中でも、前回を凌ぐ殺陣のクオリティを作り上げられたのは、座長の日向野祥と殺陣師の石井真司に皆が迷わずについて行ってくれたからだと思います。そんな皆の想いの詰まった『神緑之翼』をぜひ、目に焼き付けてください。少しでもその『想い』が伝われば幸いです。

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