写真上段左より時計回りに、瀬戸かずや、七海ひろき、如月 蓮、小西詠斗、井上想良、増子敦貴

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【七海ひろき インタビュー】
みなさんに感じてほしい“キュン”が
この「HEART BEAT」

“みんなと一緒に歩いていく”
というのは私のポリシー 

蘇芳は女性ですが、個人的には“男のロマン”的なものを感じました(笑)。そして、ドラマ挿入歌の「2人の物語」は片思いをテーマにした楽曲で、作詞は七海さんご自身が手がけられていますね。

最初に聴いた時、この曲も「HEART BEAT」と同じく、すごくドラマに合っているメロディーだと思ったんです。明るくてテンポが良くて、さわやかな曲。なので、ドラマでも大切に描かれている、誰かを想う気持ちを歌詞にしたくて、ドラマの雰囲気を大事にしながら言葉を考えていきました。

結果、片思いの心情を描いたアッパーチューンとなり、タイトルや歌詞を見ると“物語”というのはひとつのキーワードなのかなと感じたのですが。

そうですね。誰かが誰かを想うと、そこから物語が進んでいくと思うんです。ひとりだと“僕の物語”はずっとひとりでしかないけれど、誰かと出会ったり、そこで何かが生まれることによって物語が進んでいく…っていうのは入れたかったんです。

そこで「2人の物語」を作るにあたり、Bメロで《僕は君が好きだ》とストレートにぶつけてくる、この潔さが流石だなと。

いろんな比喩表現を入れて歌うこともできるけど、このドラマをイメージした時に“好き”という気持ちをそのまま素直に表現した方がしっくりくる気がしました。少し照れくさいような言葉を隠さず、ストレートに書くことによって、このドラマの挿入歌だからこその雰囲気が出せるのではないかと思ったんです。

そのストレート感が歌声にも表れていますよね。歌い出しの《あの日》から前奏なしでスパーン!と入ってくるので、ドラマを観ている最中に聴こえてきたら、さぞ鮮烈だろうなと今から楽しみです。

まだ、作中のどこで使われるのか知らないので、放送で観るのが楽しみです。前奏なしで歌に入る曲って個人的にはすごく好きなんですけど、やってみると難しくて! レコーディングの時も、なかなかうまく入れなくて“あっ、あの〜”みたいになってしまったので、曲の最後まで録って気持ちが盛り上がってから、また最初に戻って録り直したりもしました。始まりってすごく大事なんだなぁっていうのは実感しました。

ちなみに、常に挑戦を心がけていらっしゃる七海さんですが、ドラマ主演、その主題歌と挿入歌を歌うという新たな試みの中で、さらに挑戦されたことってあります?

今回「HEART BEAT」も「2人の物語」も明るい曲で、さっきもお話ししたように「HEART BEAT」は蘇芳として歌ったんですけど、「2人の物語」は、蘇芳としてではなく、“七海ひろき”として歌を歌うように心がけたので、そのふたつの違いを出すというのはひとつの挑戦でした。歌い方も蘇芳のほうはよりキラキラした感じ、「2人の物語」のほうはキラキラというイメージではなく、温かさや、やさしさみたいなものが見えたらいいなと意識していました。

では、「2人の物語」に関しては、七海ひろきの歌として今後もライヴ等で聴けそうですね。

そうですね。すでに9~10月のZeppツアー(『HIROKI NANAMI ZEPP LIVE TOUR “COLORS”』)で初披露したんですけど、特に初日の大阪はライヴ自体が1年振りだったので、みなさんの“待ってたよ!”という雰囲気がすごく伝わりました。アンコールで歌った時も、歌い出した瞬間に“あっ! 新曲だ!”みたいな喜んでくれている空気が伝わってきて。その時点では『合コンに行ったら女がいなかった話』の挿入歌だと発表されていなかったから純粋に新曲として歌ったのですが、みんな本当に楽しみにしてくれていたんだなぁって、とても感じました。

注目のドラマは10月20日の深夜から放送開始されますが、アピールしておきたいポイントはどのあたりでしょう?

撮影初日はお互い緊張していたんですけど、日が経つにつれて緊張が解けていって。最初に合コンして、いろんなところに一緒に遊びに行ったりするうちに打ち解けていくっていうドラマのストーリーと、私たちの関係性も同じスピードで進んでいった気がするんです。撮影もだいたいストーリーの順番どおりに撮っていただいたので、1話から最終話にかけての私たちの絆の変化みたいなものが画面を通しても絶対に見えると思いますし、そこも楽しんでもらえたら嬉しいです。

リアルだと宝塚では後輩だった瀬戸さんが、ドラマだと蘇芳がバイトしているバーのオーナー・藤を演じられていたりしますからね。

リアルでも瀬戸さんはとてもカッコ良くて、しっかりしているんですけど、違う魅力が藤にはあります。如月さんもリアルでは私たちを引っ張ってくれる頼れる存在なのですが、ドラマの中では逆に私たちに翻弄されているみたいな違いがあるので、そこも面白いかなと。あと、バーの場面はとにかくキラキラしているので、そこも観どころです。

楽しみです! それにしても七海さんって歌手、声優、俳優といろんなお仕事をされていますが、ジャンルを超えた確固たる芯みたいなものを感じるんですよね。いわば“七海ひろきのポリシー”みたいな。それって何なんでしょう?

本当にありがたいことに、いろんなことをやらせてもらえています。その環境があるというのは、すごく周りに恵まれていると思っています。ずっと応援してくださる方、新しく知ってくれた方、みんながあって“七海ひろき”だと本当に感じているので、“みんなと一緒に歩いていく”というのが私のポリシーです。私ひとりだと全て中途半端になっちゃったり、うまくいかないかもしれないな。みんなが支えてくれているんだなって。いろんなことをやらせてもらっているからこそ、最近特に実感しているんです。

じゃあ、自分がやりたいことだけでなく、みんなが喜んでくれることも考えちゃったりします?

もちろん考えます! 自分がやりたいことに挑戦するという気持ちは大切にしていますが、それをかたちにしてくれる仲間がいて、出来たかたちがきれいな丸だったり、三角形だったり、いびつだったり、いろいろあるけれど、私を応援してくれる人が見て“素敵だな”と感じるかたちを作りたいと常に思っています。今回のZeppツアーも“COLORS”というタイトルで、自分のオリジナル曲とカバー曲を織り交ぜながら、いろんな色をみなさんに届けるというテーマだったんですけど、バンド、照明、演出の方々のおかげで、すごく素敵なライヴになりました。何より、ライヴ会場全体の一体感がすごく感じれて最高でした。それも、会場に観に来てくれた方や配信を見てくれる方、スタッフの皆さんの力で作った唯一無二の形だと思ってます。

周りに恵まれているのは、七海さんが周りに“この人を支えたい”と思わせられる人だからこそですよ。

とても不器用でグラグラしているので、“支えないといけない”と思わせてしまっている気もしますが(笑)。これからもっと深めていきたいのが、声のお仕事なんです。自分の声について模索しているうちに、歌う時の声の響かせ方や舞台でのマイクに乗りやすい声の作り方など、違う方面への良い影響もあったりしています。声優のみなさんと一緒にお仕事をさせていただく度に “本当にすごいな”と唸ることがたくさんあって!自分はまだまだだなぁって感じているから、もっと極めていきたいというのは、今、すごく思っています。

声に加えて、ダンスやビジュアルといった自分の身体で魅せることもできますし、前例がないほどジャンルを超えてマルチに活動されていますから、もう無敵のエンターテイナーになれそうです!

いやいや! そんなこと全然ないんです。そうはなりたいんですけど、なかなか難しくて。いろんな挑戦ができるのも、全てはみなさんのおかげなので、周りへの感謝を忘れず、頑張っていきたいと思います。

取材:清水素子

配信シングル「HEART BEAT」2022年10月21日配信 KING RECORDS
    • ※詳細はオフィシャルHP等をチェック
シングル「HEART BEAT」2022年11月24日発売 KING RECORDS
    • ¥2,420(税込)
    • ※Blu-ray付
    • ※キングレコードオフィシャル通販サイト『キンクリ堂』限定販売
七海ひろき プロフィール

ナナミヒロキ:89期生として宝塚歌劇団に入団。2019年3月に退団し、同年8月にキングレコードよりメジャーデビュー。2022年10月20日スタートの初主演ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』では、イケメン男装女子の蘇芳役に抜擢され大きな話題を呼んだ。現在、俳優、声優、アーティストなど多方面で活動中。七海ひろき オフィシャルHP

「HEART BEAT」MV(Short ver.)

OKMusic編集部

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