珠城りょう、宝塚退団後初の主演で挑
むのは上海の薔薇と呼ばれたダンサー
舞台『マヌエラ』の上演が決定
脚本は、「金曜日の妻たちへ」「男女7人夏物語」「29歳のクリスマス」、大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」など、今でも残る数々の名作テレビドラマ、映画のシナリオを手掛けた鎌田敏夫。演出は、俳優として存在感を放ちながら演出家としても数々の受賞歴をもつ千葉哲也、音楽はこれまでに200作品を越えるオリジナル・ミュージカルの作曲を手掛けてきた玉麻尚一、振付はミュージカル俳優でありながら演出・振付などでも引く手あまたの本間憲一といった豪華スタッフが集結し、鎌田が23年前に手掛けた脚本を、DANCE ACTとして新たに甦らせる。
永末妙子(珠城りょう)はSKDで将来を期待されながらも、上海に駆け落ちし、生きていくためにダンスホールの踊り子となった。そこで、かつてムーラン・ルージュのスターであったパスコラ(パックン)に見いだされ、国籍不明で美貌の一流スターダンサー”マヌエラ”が誕生する。時は第二次世界大戦前夜。日本海軍士官として上海に滞在する和田(渡辺 大)と惹かれ合いつつ、反発するふたり。妙子が街中で出会った、追われる青年チェン(宮崎秋人)やクラブに出入りする怪しい貿易商の村岡(宮川 浩)など、マヌエラを取り巻く人々も時代の波の中でうごめきながらそれぞれが確かに上海に 生きていた……。
脚本:鎌田敏夫 コメント
そして今回は、音楽? ダンス? 劇として蘇ります。初めましてのキャスト&スタッフ。何よりストレートプレイ以外で初めての演出。初めてばかりで緊張感漲ると言いたい所ですが、何と言っても、素晴らしいキャスト&スタッフ!初めてづくしが逆に心地よささえ感じております。いつだって物作りは初めてづくし……。気取らず、飾らず、いつも通りの稽古場の雰囲気で 『マヌエラ』が素敵に立ち上がる事を信じております。
この1999年初演の作品をどの様に現代に落とし込んでいくのか、そして第二次世界大戦直前のしかも上海という特殊な場所で一人生き抜いた、「マヌエラ」と呼ばれる強くて美しい女性の生き様をどう描くか、演出の千葉哲也さんや共演者の皆様と一緒に私も楽しみながら作っていきたいです。最高の作品を皆様にお届け出来ます様、心を込めて努めて参りたいと思っております。
去年初めて舞台に立たせていただき、またこのような機会を頂けたことに感謝です。
当時の上海は激動の時代で、昔、舞台で『上海バンスキング』を見たのがとても印象に残っています。
混沌とした世の中で生きる、むきだしの人間味がこの時代、この作品の魅力だと思います。
珠城りょうさんとは初共演で、これから稽古を積んで一緒に素敵な作品に仕上げていきたいと思います。
沢山の人に見て頂けるように頑張ります。
上海のフランス租界が舞台となるこの作品では、自分が何者であるかということを考えさせられる作品でした。
戦争というと戦地のことや、政治のことにフォーカスして考えてしまいますが
この作品はそんな時代に生きる人々の夢、恋、矜持が軸に描かれていると思います。
未体験の挑戦も待っているこの作品に全力を尽くします。
SPICE
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