次世代の購買体験を担うVRショッピン
グアプリ・ゼノモールを体験してみた

以前、提供元である株式会社KWDにインタビューを実施したVRショッピングモールアプリ・XENOMALL(ゼノモール)。今回は正式リリースを迎えた同アプリを実際に利用し、ショッピングしてみました。

実店舗とECのメリットを活かしつつデメリットを最小限にした、新しい時代のお買い物体験であるVRショッピング。ゼノモールは私たちの暮らしにどのような体験を提示してくれるのか。その一部始終をレポートします。

Text_Chihiro Yuuki
Edit_Sotaro Yamada

アプリをダウンロードし、起動!初回は
プロフィール設定から

まずはGoogle Play Store(Android)・App Store(iOS)から、それぞれのスマートフォンOSに合ったゼノモールアプリをダウンロードします。

Androidはこちら
iOSはこちら

アプリを起動すると、上記トップ画面へ。「START」をタップし、利用規約に同意すると、プロフィールの設定が始まります。
ゼノモールでは、性別や身長、髪型、名前をユーザー個別のプロフィールとして設定可能。一部の項目はアバターの見た目に反映されます。今後は以前のインタビューでお話をうかがったとおり、開発・実装予定の試着機能などにも活用されていくのかもしれません。

画像ではIDの欄に(私の名前である)「ChihiroYuuki」と入力されていますが、「英数字8文字以内」の縛りがあったよう。このIDでは登録できませんでした。かわりに「Chihiro」と設定し、ゼノモール内に入場しました。

いざVRショッピングモールへ

入場すると、ショッピングモール内1階のエントランス部分に降り立ちます。現在はリリース初期であるため、他の方が見当たりませんが、今後ユーザーやテナントショップが増えるにつれ、きっと視覚的にも賑わってくるのでしょう。
後ろ側には、広々としたスペースが。XENOMALL内で開催されるイベントは、こうしたエリアを活用しておこなわれるのかもしれません。現実のショッピングモールのように、特定のコンセプトに合ったブランド・ショップなどを集め、企画展を実施するのも面白そう。時間・場所の制限がないバーチャルショッピングモールなので、買い手・売り手といった立場の違いにかかわらず、人が増えれば増えるほど、施設として大きな盛り上がりを見せていきそうです。
画面の端には、アプリの利用や、キャラクターの操作、他のユーザーとのコミュニケーションに使うインターフェースが並んでいます。右上の人型のアイコンから時計回りに、「アカウント情報などの確認」「ショッピングカート」「視点への変更(3人称視点
1人称視点)」「ジャンプ」「チャットの入力フィールド」「移動用のコントローラー」「チャットの閲覧」となっており、アプリ内でのあらゆるアクションは、これらのインターフェースを使い、ひととおり不自由なくおこなうことが可能です。
「チャットの入力フィールド」の右側には、チャットにスタンプを送れるボタンや、スクリーンショットを撮影できるボタンがあります。前者はアプリ内での円滑なコミュニケーションに、後者はアプリ内で試着した商品に対する意見をアプリ外の友達に求めるときなどに役立ちそう。「バーチャルショッピングモール」という既存の枠組みとは完全に区別されたチャネルを作るのではなく、私たちの暮らしにすでに溶け込んでいるインフラとの共存を狙う。そんな考えが開発背景にあることを感じます。

出店中の4店舗で気になる商品を選び、
購入へ

ゼノモールには現在、4つのブランド・ショップが出店中です。今回は、その4店舗すべてで実際に商品を購入してみました。
「沼津うなよし」さんは、静岡県・沼津市に実店舗を構えるうなぎ屋さんです。お店のウリは、昭和33年の創業以来、つぎ足しで守り続けてきた秘伝のタレと、蒸しが深いことで得られる独特のやわらかい食感。これまでも公式ウェブサイトなどでお取り寄せグルメとして自慢のうなぎ料理をEC販売してきましたが、今回新たにゼノモールへと出店しました。

昭和33年創業 静岡伝統の名店 【沼津うなよし】 秘伝のタレをつぎ足しつぎ足し 時代が変わっても味は“変えない”ことを第一に創業当時からの味をこの令和の時代でもそのままに 口に入れたときのふわっとしたやわらかさは、「蒸しが深い」から 蒸して余分な脂を落とし、とろけるような食感を生み出す。 XENO MALLスタッフもその味には思わず満面の笑み! 誰もが食したことのない本当の【鰻】を (「沼津うなよし」ゼノモール内インフォメーションより)

注文することにしたのは、3人前の蒲焼と、1人前の白蒸し・肝佃煮、人数分のお吸い物がセットになった「プレミアムギフト富士」。沼津うなよしさんのギフトセットの中では、最もリーズナブルな価格帯の商品です。とは言っても、さすが沼津の名店。19,500円(税込)と、品質に妥協がないことがうかがえる価格でした。今月は土用の丑の日がやってくること、蒲焼だけでなくうなよしさんの看板メニュー・白蒸しが含まれていることから、奮発してこのセットを選びました。

沼津うなよし
2店舗目の「The Vegetarian Butcher(ベジタリアンブッチャー)」さんは、プラントベースドミート(代替肉)を扱う、オランダ発のブランドです。2018年、国内に日本法人・ベジタリアンブッチャージャパンを設立。事業のベースは開発したプラントベースドミート商品の物販ですが、同様の料理を提供するレストランや、デリバリーサービスなども展開しています。

イチオシは、「WHAT THE CLUCK」と呼ばれるプラントベースドチキン。主な原料に大豆たんぱくを使用し、低カロリー・低脂質・高たんぱく、素早い消化・エネルギー補給を可能にしているそうです。日本でも、モデルやアスリート、トレーナー、ヨガインストラクターといった健康意識の高い方に注目されているとのこと。160グラムで1,000円弱と、リーズナブルな点も支持の理由となっています。

【プラントベースドミート=代替肉】 オランダのブラバント州の農家で生まれた創業者ヤープ氏 様々なオランダの【肉】に対する歴史から、彼は【肉】を食べないことを決意 創業者のヤープは、肉を食べない肉好きとしてThe Vegetarian Butcherを2010年に創業 彼の作り出す【プラントベースドミート】は豚肉よりも柔らかい 彼の作り出す【プラントベースドミート】は鶏肉よりもジューシー そんなベジタリアンやヴィーガン、健康思考の方々へ最高の【プラントベースドミート】を まさに【うまいニク】!! 世界中で話題になり100カ国以上のメディアで紹介 「2018オランダで最も刺激的な企業トップ10」選出 「Coolest Dutch Brand 2018」受賞 「FoodQualityAward」受賞(FoodPersonality2018) 「Best Vegan Product」受賞(Vegan Awards 2016) (「The Vegetarian Butcher」ゼノモール内インフォメーションより)

今回私が注文することにしたのは、「LITTLE PECKERS」と呼ばれるプラントベースドチキンナゲットです。「WHAT THE CLUCK」同様、大豆たんぱくを主な原料としているため、低カロリー・低脂質・高たんぱくなのだそう。180グラムで620円と、スーパーなどで買うお肉とも大きな価格差がないため、ダイエット中の方などにはうってつけかもしれません。健康志向のブランドなので、食品添加物といった体に悪影響があると言われている成分も最小限なのがうれしいです。どのくらい本物の鶏肉が再現されているのでしょうか。

The Vegetarian Butcher
3店舗目は、伊豆半島の養蜂家が運営するこだわりのはちみつ屋「みつばちのーと」さん。はちみつの製造に必要な工程とされている“高熱処理”を施さずにつくられた「生はちみつ」は、余計なものを混ぜないことで、一般的なはちみつにはない本来の風味を味わえると評判です。これまでは自社のオンラインショッピングサイトや、楽天市場などでEC販売してきましたが、今回新たな販路としてゼノモールへと出店しました。

国産【生はちみつ】とは? 一般的なはちみつとは異なり“混ぜ物”、“高熱処理”を一切していない国産ハチミツが【生はちみつ】 なんと国産はちみつの内、【生はちみつ】として流通しているのは全体の2~3%! “混ぜ物”、“高熱処理”を一切していない事で一般的なはちみつでは味わえない【本来の風味】が思いっきりお口のなかに・・・ 日本は四季により咲く花々もさまざまだからこそ蜜の取れる花の種類もさまざま 【四季折々の花の蜜で作られているからこそ】の【四季折々の香り豊かな生はちみつ】 【生はちみつ】や様々な【生はちみつ商品】をぜひお手に取りいただきお楽しみ下さい。 (「みつばちのーと」ゼノモール内インフォメーションより)

おすすめは、「イチジク漬けハチミツ」。みつばちのーとさんの定番ラインアップである「花々の雫」と呼ばれるはちみつに、ドライいちじくをたっぷり漬け込んだ人気商品です。「はちみつ×いちじく」の組み合わせは栄養面でも◎。トーストに、ヨーグルトに、チーズにと幅広く活用できる、万能食材となっています。みつばちのーとさんではショップのおすすめどおり、こちらのイチジク漬けハチミツを注文することにしました。

みつばちのーと
最後は、香り豊かなオーガニックハーブを使用したシャンプーやトリートメント、ボディソープ、ハンドソープなどを展開するEMARA。フリーアナウンサーの宮崎宣子さんがプロデューサーを務めるヘア・ボディケアブランドです。

EMARAは、6つのこだわりを大切にしています。
(1)国産の原材料で国内生産
(2)天然由来原料98%以上
(3)開発・生産の透明性
(4)動物実験をしません
(5)合成着色料・遺伝子組み換え原料不使用
(6)国産ハーブの普及

局アナ時代、宮崎宣子さんは自律神経を乱したことで体を壊したものの、ハーブとの出会いから復調することができたのだそう。そのような経験をベースに、自然志向の商品の開発・販売をおこなっているのが、EMARAというブランドです。

あの元アナウンサー宮崎宣子さんが手がけるオーガニックハーブにこだわり抜いたオリジナルブランド【EMARA】 香り豊かなオーガニックハーブを使用したシャンプー・トリートメント・ボディソープ・ハンドソープ オーガニックハーブエキスを配合し、農学博士とともに宮崎宣子さんご本人が商品開発 オーガニックハープの面白さ、効果に魅了された宮崎宣子さんならではの心やすらぐ使い心地 (「EMARA」ゼノモール内インフォメーションより)

今回は、EMARAのフラッグシップ商品でもあるボディソープを注文することにしました。EMARAのシャンプー・トリートメント・ボディソープには、メンズ・ウィメンズで異なる成分が配合されており、香り・使用感・保湿効果・泡立ちといった要素にも違いがあります。私が注文したメンズのボディソープは、1番の人気商品とのこと。20種類の国産オーガニックハーブエキスを使い、男性特有の体の香りのケアを目指したこだわりの商品だそうです。

EMARA

次世代の購買体験を担うVRショッピングアプリ・ゼノモールを体験してみたはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

アーティスト

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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