「映像の中の世界だったステージにソ
ロで立てるのが嬉しい。チームを背負
い爪痕を残せるよう楽しみます」／【
FINALIST INTERVIEW Shoya編】マイナ
ビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINAL

　『アライブ』の名で親しまれ、今年で17年目を迎える「マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINAL」。ストリートダンス界最強ヒーローを決めるダンスイベントとして、数多くのダンサーたちのドラマと才能を花開かせてきた。

　毎分毎秒が歴史の転換点となるこの日に向けて、多くの新世代ダンサー達が過酷な予選に挑戦し、ファイナル出場を勝ち獲った。令和ジェネレーションとも呼ぶべきファイナリストたちは、何を思いあの舞台へ上がるのか。

今回はCHARISMAX V ONLINE（以下オンライン）のBREAKING SIDEに出場し、爽快なパワームーブとクリエイティブでトリッキーなスタイルを融合し、オリジナリティを見せつけファイナルへの切符を手に入れたShoya(MORTAL COMBAT/HEROES)にインタビュー。

自身のダンスのルーツや師匠、最近の活動について教えてください

ダンスを始めたのは6歳の頃で、お姉ちゃんがダンスをしていた影響で一緒に習い始め、最初はHIPHOPを踊っていました。師匠的な存在はYOSSHI（MORTAL COMBAT）さんです。10歳位の時に、石川から週末だけ大阪に通っていました。

今は20歳で、大学に入るタイミングで大阪にきて活動の幅が広がりました。関西はソロバトルも多いですし、バトル、ショーなどMORTAL COMBATとしても色々活動をし、最近はDANCE DELIGHT FINALにも挑戦して、優勝することもできました。

MORTAL COMBATに入った経緯を教えてもらえますか？

MORTAL COMBATにもNEXT GENERATIONという次世代育成のプロジェクトがあって、僕はその1期生としてずっと頑張っていて、MORTAL COMBATの皆さんから声をかけてもらいました。とても嬉しかったです。NEXT GENERATIONとして入って、ダンスの技術や一つ一つのテクニック、踊り方など、皆さんに備わってるものを教えてもらえるのはもちろんなんですが、ダンスだけじゃない部分も学べました。NEXT GENERATIONとして活動をしていて、踊りと技術だけじゃなくて、人間性的なことの大事さを感じてきました。たまにショーをさせてもらった時も、背中を追っかけている感じで、いろんな景色を見せてもらっています。礼儀もそうだし、人間性的にもMORTAL COMBATとしても個人としても必要なもの、人として大切なことを教わることができたと思います。

MORTAL COMBATに入って自分に大きい変化はありましたか？

自分に自信が持てるようになりました。昔は地元のチームなどで活動しソロでもバトルに出ていました。モーコンやHEROESに誘われたのは嬉しいし、（自分のこれまでの活動が）認めてもらえたと感じました。そこからまだまだ頑張らないといけないし必要なものも山ほどありますが、所属できたことが自信につながりました。チームのメンバーとして、さらっとバトルですごいことしてかましちゃうような存在になりたいですね。

自分が目指しているダンスのスタイルや理想はありますか？

僕が目指しているスタイルは、なんでもできるオールマイティです。先生であるYOSSHIさんのダイナミックで、アクロもできてパワーもできるスタイルに憧れていました。自分の現時点のスタイルは、オリジナリティとパワームーブで、クリエイティブに魅せることかなと思っています。まだまだ理想には足りないです。

アライブに挑戦し始めたきっかけやエピソードがあればお願いします

アライブというバトルは（物心ついたころには）知っていました。挑戦し始めたのは小学生の頃、北陸のキッズに出ていましたが、そこでは結果を出せませんでした。大きくなって、BREAKING SIDEに出るようになって、関西予選で最高ベスト4で止まっていました。

大学生になり、オンラインでRIZEに挑戦し、「やまおとたまごどり」というチームでファイナルを決めました。しかしその時は国技館ですぐに負けてしまいました。その時、ブレイクで国技館に出たかったな、と感じてリベンジをしました。

今回オンライン予選に挑戦しようと思った経緯を教えてください

　実は怪我をしていまして、関西で行われたCHARISMAX IVにもギリギリまで出るか迷っていました。練習も不足していて、気持ち的にも勝てないなと考え、オンラインがちょっと先にあることを知り、調整してそちらに挑戦しました。怪我は、肩甲骨あたりに痛みがでるんですが、オンラインの時もアドレナリンで痛みを感じないようにして踊っていました。

オンライン予選で感じたことはありますか？

動く内容や踊り方は変わってはないですが、生のバトルとオンラインで伝わるものは違うと思います、例えば見え方ですね。何度かオンラインバトルに参加した経験があります。会場の場合はお客さんがいて、気持ちも上がりますが、オンラインは画面に向かってなので、気合いが入りづらいと感じていました。でもそれじゃだめだ、と気持ちが落ちないように、無理矢理にでもあげていこうと意識して踊りました。

トーナメントの１発目は、まさかのチームメイトとの対戦で、同じスタジオで参加していました（笑）。オンライン一人だったら気持ちも上がりづらいので、yooがいて気持ちが上がってそのまま決勝まで行けたのがよかったのかなと思います。同じクルーとして負けられないなと思っていました。自分が思うより負けず嫌いなのかもしれないですね。

ファイナルに向けての意気込みをお願いします

同じ石川出身で昔からバトルで当たってきたSHOSEIや、同じクルーのHAYATO1さんをはじめ、ファイナリストの方は全員強すぎるので、後先を考えずに最初から一個一個ぶっ飛ばしていこうかなと思っています。以前RIZEでステージに立った時は相手の勢いに飲まれた感じがありました。今回はソロで舞台も大きいので、反省を活かして目立つことができたらという感じです。自分のチームを背負って、そして僕個人をいろんな人に見てもらって、知ってもらえたらと思います。

僕の中でアライブは映像で見てた世界です。ずっとBREAKで挑戦していましたが、実力不足で勝てない時期が続いていたので、あの舞台で、ソロで、BREAKで立てるのが嬉しいです。アライブはめちゃくちゃデカすぎるし、日本での注目度も高いバトルだと思うので、爪痕を残したいなという感じです。勝ち負けも大事ですけどシンプルに楽しみです。日本最大のダンスのお祭りだと思うので、イベントとしてもダンスアライブを楽しみたいと思います！！

マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINALは2022年4月17日(日)！

ダンスバトルの他にも、豪華なゲストダンサー、ダンススタジオ／高校ダンス部／ダンス専門学校／大学生・社会人ダンスサークルによるショーケース、さらには高校ダンス部の頂点を決めるダンスコンテストなども同時開催。世界最大規模のダンスフェス「マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINAL」、今後も続々と更新される出演者情報をチェック！

名称：マイナビDANCE ALIVE HERO’S 2022 FINAL

開催日：2022年4月17日(日)

会場：両国国技館(東京都墨田区横網1丁目3番28号)

開催時間：OPEN 11：00 ／ START 11：30

主催：株式会社アノマリー

特別協賛：株式会社マイナビ