映画『余命10年』坂口健太郎と小松菜
奈が高校生の質問に真剣回答

2022年3月4日に劇場公開を迎える映画『余命10年』。小坂流加のベストセラー小説を原作としたラブストーリーが待望の映画化!不治の病に侵された余命10年の少女と、生きることに迷う青年が再会し、ともに過ごす日々を描いた今作。映画公開に先がけて高校生限定の試写会イベントが行われ、W主演の小松菜奈さんと坂口健太郎さんが登壇!映画の魅力や見どころ、撮影の裏側を語ってくれました。RADWIMPSが歌う映画の主題歌『うるうびと』とともに登壇する主演のお2人。まずは来場したお客さんへ向けてご挨拶!「緊張しているんですが、素直な感想を聞けたらいいなと思います」と小松さん。「1年を掛けてゆっくり丁寧に作った作品を皆さんに見ていただけたのがすごく嬉しいです」と坂口さんが挨拶しました。このイベントの前に映画の舞台となった静岡・三島で舞台挨拶をしてきたお2人。MCから感想を聞かれた小松さんは「お客さんが『すごい良かったよ~!』って声を掛けてくださって、その言葉がすごいグッときました。作品が完成したら三島へ行けたらいいなと思っていたので、今回それが叶ってみんなに届けることができたので本当に嬉しかったです」。続いて坂口さんも「今回は四季が主役だったり、ロケ地が主役だったりしたので、この作品に色をひとつ加えてくれた三島の方々や撮影に協力してくださった方に、感謝の気持ちを伝えられたのは嬉しかったなと思いました」とコメント。今作での役作りやこだわりのシーンを問われると、茉莉を演じた小松さんは「全部を全身全霊でという気持ちで演じました。生きた感情でお芝居をしたいと思っていました」。お母さん役・原日出子さんとの感情を吐き出すシーンでは「カメラが回っていないところでも本当に涙が止まらなくて、お芝居していても何度も何度も気持ちが動きました。茉莉のセリフ一言一言が胸に刺さって、辛くもあり切なくもあり、何とも言えない感情になりながらお芝居していました」と、このシーンの撮影前は震えるほど緊張したと語りました。さらに、撮影中の1年間は「ずっと茉莉のことを考えていたので、すごい1年だったなって思っています」と振り返りました。その茉莉と恋に落ちる青年・和人を演じた坂口さんは「基本的には本当に茉莉のことを愛している男の子で良かった。和人の10年間の変化はすごく難しい作業ではあったんですけど、1番大事なのは茉莉のことをどれだけ愛するか。そこが嘘に見えてしまうとストーリー自体が希薄なものに見えてしまうので、すごくシンプルだけど本当に純粋に茉莉ちゃんのことを好きでいようと現場では思っていました」と、役作りについて振り返りました。映画の撮影前後で意識に変化があったかを聞かれる小松さん。「日々本当に何があるか分からないなって思いましたし、自分かもしれないし大切な誰かかもしれないんですけど。友人や家族、支えてくださっている方々を大切にして愛していかなければいけないなって思いましたね」と、改めて考えさせられたそうです。少し考えた坂口さんは小松さんに同調した一方で…。「なかなかそうできない自分もいます。大事に生きすぎることに疲れないようにしないとなと思いましたね。1日何もしない休みがあっても”何もしない意味”があるというか。何もしないでダラダラしているからこそ本当の時に力を発揮できることもあると思う」と語りました。さらに「初号を観たときに、自分の近くにいてくれる人のことをもう少し大事にしよう、優しくしようと思えるし、日々生活している時にちょっとこの映画のことを思い出して、また優しい気持ちになれたりしたら、すごくそれは嬉しいことだなと思いました」と映画への願いを込めました。高校生からの主役の2人への質問コーナーいよいよ試写会に来場した高校生が、主役の2人へ直接質問するコーナーに突入!1人目の質問:「高校卒業を控え、春から大学生になるので何か新しいことに挑戦してみたいと思っています。学生時代に何かを頑張った思い出はありますか?」坂口さんは「僕は部活しかないですかね~。バレー部だったんですけど、部活を頑張りました!(笑)」。小松さんは「頑張ったこと…勉強って言いたいですけど、それは大嘘なんで(笑)」。すでに芸能界で仕事をしていたという小松さんは「私はチアリーディング部に入っていたので、みんなと一緒に何かをして、お仕事も頑張っていました」高校生活と仕事の両立を頑張っていたと回答。さらに坂口さんは、質問者の方へ頑張りすぎないことも大切だと優しくアドバイスしました。2人目の質問:「これからの10年間でやっておくべきことや、将来についてのアドバイスをください!」小松さんは「私も高校生の時に『これやりたい!』っていうのは全然決まっていなかった」と悩んだ経験があり、仕事を通して”やりたいこと”に出会えたといいます。「これだったら魂注げそう!きっとピンとくる時があると思います。したいことやワクワクすること、好きなことを見つけて、自分の目で見たり体験したり、力を抜いて歩んで行ってほしいなと思います」とアドバイス。坂口さんは「今となって言えるのは、通信簿の評価も大事にしないといけないとは思うけど、どちらかと言うと別のページにある”先生の一言”が大事だったりするなと思っていて」と、先生からのメッセージが坂口さんの糧になっていると振り返ります。「これからいろんな人に出会って、いろんなものに触れていくなかで意外とキーワードになる人は大人だったりする」とアドバイスしました。3人目質問:「今まで運命を大きく変える出会いや出来事はありましたか?」「映画に出会えたこと」とハッキリ答える小松さん。18歳で映画デビューした際にすぐには気づけなかったが、役者や多くのスタッフに支えられて1つの作品を作る映画作りの過程が好きだと気付き「これだ!って思えたのが映画でした」と回答。続く坂口さんも「モデルのオーディション」とハッキリと回答。当時、オーディション会場を間違えていた坂口さん。警備員さんが会場を間違えていることを教えてくれたおかげで、オーディションを受けることができたと振り返ります。モデルから俳優として活躍できているのも、自分の運命を変えてくれた警備員さんのおかげだと語りました。4人目:「幸せを感じる時はどんな時ですか?」「美味しいものを食べているとき(笑)」と答えていて思わず笑ってしまう小松さん。「古着が好きなので、古着屋さんで洋服を選んでいるときは本当に『幸せだな~』と思います。自然が好きなので自然に行っているときとか。家族でいるときもそうですし、何気ないことが本当に幸せだなと日々思いますね」。一方で趣味がないという坂口さんは「すごく簡単なことだけど、僕がやったことで周りの人が笑ってくれると良いなって思う気持ちがありますね。誰かと話したいし、誰かとご飯を食べたり、面白いこと楽しいことを共有するのがきっと好きなんだな~。その”好き”がきっと”幸せ”なんだなと思いますね」と答えました。最後に主役の2人がご挨拶!坂口さんは「この作品は、色んな人の感情に刺さる映画で、その人の今の環境や感情によっては響くポイントも違うだろうし、共通しているのは家族愛、和人と茉莉の愛情だったり、友人に対しての愛情。作品を作る上で、こんなに愛を向けて作った作品、愛を持って現場に挑んだ作品はなかなかないことで、完成したものを皆さんに観てもらって、感想を聞けてとっても嬉しいなと思っています」。「学校で同級生や先生、家族に『この映画良かったよ』って言ってもらえたら嬉しいなと思います」と映画の見どころやイベントの感想を述べ、最後に高校生の皆さんにしっかりと宣伝をお願いしました。最後に小松さん「素直な意見や感想を聞けて本当に嬉しかったです。学生の皆さんも日々色々思うことや考えることがあると思います。大切な人や飼っている動物に『いつもありがとう』と感謝の気持ちを伝えてあげてほしいと思います。言葉で伝えないと分からないこと、気付けないことはたくさんあるなと日々思っています。ちょっとした気持ちが相手を幸せにできたり、自分も幸せになれたりするので、たまに気持ちを伝えてみるのも良いんじゃないかなと思います」と挨拶し、イベントは幕を閉じました。

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