L→R Sui(Vo)、Ren(Key)

L→R Sui(Vo)、Ren(Key)

【SUIREN インタビュー】
コラボする人に引っ張れられて
出てくるものがある

100パーセントの自信を持って
“自分たちの音楽は本物だ”と言える

そんなSUIRENですが、2020年7月に最初のオリジナル楽曲として「景白-kesiki-」を動画投稿サイトにアップしたのが、いわゆるデビューという。なぜこの曲だったのですか?

Ren
シンプルに、最初にできた曲だったから(笑)。僕ら、必要に応じて作るスタイルなんでストックがないんですよ。

《本当の自分ってなんだ? 生まれた理由ってなんだ?》というフレーズが印象的な歌詞なんですけど、曲をもらった時にどんなものをイメージしていたのですか?

Sui
これ、すごく悩んだんですよ。実は『Replica2』(2021年9月発表の配信EP)を出すぐらいまでは、SUIRENというものに対して抽象的なイメージしか持てていなかったんです。正直言って、最初の頃はサウンドに寄り添って書いてはいるけど、何を言いたいのか分かっていなかったんです。

まだ自分の中でSUIRENの世界が掴めていなかった?

Ren
でも、漠然としたものはあるんですよ。“逆襲”っていう。

逆襲!?

Ren
そうです! 自分たちの音楽で全員を平伏させるっていう(笑)。
Sui
偉そうですみません!(笑) でも、“やってやるぞ”という気持ちはあります。『Replica2』に入っている「レプリカ」で“俺が偽物だと言うなら、ここにいる俺は何者なんだ?”ということを歌ってるんですけど、そうやって自分たちの存在証明をしていこうとしているんです。

既発のEPのタイトルが“Replica”なので気になっていたのですが、そういう想いがあるんですね。

Ren
あえて“偽物”というタイトルを掲げているんですよ。偉そうなんですけど、裏テーマとして“あなたたちが普段聴いているものは本物ですか?”っていうのがあるんです。もちろん全てに対して“それは偽物だよ”とは言わないですが。でも、音楽ってちゃんと出るんですよ。どういう工程で作ったのか、どんな想いがそこにあるのかっていうのが。、SUIRENを聴いてくれる人たちには理解してもらいたいということで、このタイトルにしているんです。

でも、さっきルーツをうかがって、それがSUIRENの音と合致したというのは、しっかり身を削って作っているということなので、そこはファンに伝わると思います。

Ren
そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。今言ったことが嘘になるか、“こいつ本物だった!”となるのかは、2、3年後に分かると思いますね。だって、リスナーも作り手が“これが本物だ”と思っていないものを押しつけられたって困ると思うんですよ。でも、僕らは100パーセントの自信を持って“自分たちの音楽は本物だ”と言いたいなと。
Sui
Renくんのアレンジってすごく緻密なんですよ。音数がすごく多いんですけど、ちゃんと整理整頓されているから美しく聴こえる。

「レプリカ」のイントロはリズム隊がすごいですよね。複雑なのに流麗というか。プレイヤーは怒ってそうですけど(笑)。

Ren
確かに(笑)。僕の良いところであり、悪いところでもあって、すごく整理するんだけど、ある一定のところまでやると、あとはミュージシャンにお任せなんですよ。もともと自分もプレイヤーとして制作に参加することもあったから、どこまで作り込んで、どこからミュージシャンに任せれば良いのか、なんとなく分かるので。なので、SUIRENの音楽ってレコーディングに参加してもらったミュージシャンの色というのも入っていますね。

この流れでうかがいたいのですが、Suiくんが歌詞を書く際に意識していることは?

Sui
四畳半フォークじゃないですけど、あんまり日常っぽくないもの…例えばLINEでの会話を歌詞にしたようなものではなく、もっと小説っぽいものっていうか。SUIRENの音楽として美しい文章である必要があると思っているんです。日常の描写よりも、(胸を押さえながら)ここで話をしているんです。
Ren
分かる、分かる。要するに、少し非現実的や非日常な世界だったり、ファンタジーな気持ちを大切にしたいなって。そういうものを作ろうとすると、身の回りの日常を切り取った場合、ちょっと夢から醒めてしまう部分があると思うから、心象的なもののほうが合う場合が多いんです。
Sui
そこはサウンドに引っ張られている部分もありますね。順番的にもサウンドを聴いて書いていくので。あと、さっき存在証明って言いましたけど、自分は歌詞でそれをしているところがあって。きっと僕みたいな人がいるはずだと。“何のために自分は存在しているんだろう?”とか“誰かに必要とされているのか?”と悩んでいたり…そういうものが自然と出てると思います。

「景白-kesiki-」や「hana」の“Acoustic ver.”をYouTbeで公開しているのも気になりました。

Ren
“SUIRENとは何ぞや?”となった時、一番シンプルな回答が歌とピアノだと思うんですよ。ライヴが気軽にできる状況ならそういうスタイルでやればいいんですけど、当時はまだそういう時期ではなかったし、僕らの認知度的にまだそんなにお客さんを集められないんで、YouTbeで映像を公開するという手法をとったんです。ただ、ライヴ映像も世界観をしっかり作り込んで、ちゃんとこだわりたかったので、スタジオライヴ映像というものを作り上げました。

そこもSUIRENの世界感にこだわったわけですね。

Ren
そうですね。ある程度の認知がされていればラフな感じでもいいんですけど、今の段階ではそこはこだわりました。
Sui
あと、僕らは顔出しをしていないから…まぁ、映像でも顔は映っていないんですけど、ちゃんと自分たちが存在するところも観せたいっていうのもありました。

OKMusic編集部

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