藤原竜也、溝端淳平、鈴木杏出演 蜷
川幸雄追悼公演 舞台『ムサシ』期間
限定配信決定
▼あらすじ
豊前国小倉沖の舟島。 真昼の太陽が照り付けるなか、 宮本武蔵(藤原竜也)と佐々木小次郎(溝端淳平)が、 たがいにきびしく睨みあっている。 小次郎は愛刀「物干し竿」を抜き放ち、 武蔵は背に隠した木刀を深く構える。 武蔵が不意に声をあげる。 「この勝負、 おぬしの負けと決まった」。 約束の刻限から半日近くも待たされた小次郎の苛立ちは、 すでに頂点に達していた。 小次郎が動き、 勝負は一撃で決まった。 勝ったのは武蔵。 検死役の藩医に「お手当を!」と叫び、 疾風のごとく舟島を立ち去る武蔵。 佐々木小次郎の「巌流」をとって、 後に「巌流島の決闘」と呼ばれることになる世紀の大一番は、 こうして一瞬のうちに終わり、 そして……物語はここから始まる。
鎌倉は佐助ヶ谷、 源氏山宝蓮寺。 名もなき小さなこの寺で、 いままさに寺開きの参籠禅がとり行なわれようとしていた。 大徳寺の長老・沢庵宗彭(塚本幸男)を導師に迎え、 能狂い柳生宗矩(吉田鋼太郎)、 寺の大檀那である木屋まい(白石加代子)と筆屋乙女(鈴木杏)、 そして寺の作事を務めたあの宮本武蔵も参加している。
ところがそこへ、 小次郎があらわれた。 舟島でかろうじて一命をとりとめた小次郎は、 武蔵憎しの一念で武蔵のゆくへを追いかけて、 ここ宝蓮寺でついに宿敵をとらえたのだ。 今度こそは「五分と五分」で決着をつけよと、 小次郎は武蔵に「果し合い状」をつきつける。
こうして、 世に並ぶ者なき二大剣客、 宮本武蔵と佐々木小次郎の、 命をかけた再対決が、 「三日後の朝」と約束されるのだが………。
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