髙石あかり・伊澤彩織

髙石あかり・伊澤彩織

【髙石あかり・伊澤彩織インタビュー
】『ベイビーわるきゅーれ』で注目の
二人「私たちの“ベイビー”を見守っ
てくれたら嬉しい」

髙石あかり・伊澤彩織のダブル主演による映画『ベイビーわるきゅーれ』がスマッシュヒットを放ち、現在も各地の映画館で上映が続いてる。同作で注目を集めているふたりにGirlsNewsがインタビューした。

阪元裕吾監督による本作は、殺し屋として育った、ちさと(髙石)と まひろ(伊澤)の二人が、高校卒業を機に組織からルームシェアを命じられ、突然社会に適合しなければならなくなり、今まで経験のなかった人間関係や理不尽な日々に揉まれていく。ほのぼのとした日常と、殺りくのアクションシーンが同居した、これまでにない作風の映画として話題となってる。
7月末にテアトル新宿で封切りされ、大手口コミサイト・Filmarksの初日満足度ランキングで第1位を獲得すると、SNS、口コミ等での評判が広まり、連日のレイトショーがほぼ満席となった。その後も各地での上映が続々と始まり、都内では現在、池袋シネマ・ロサなどで上映が続いている。
GirlsNewsでは、9月に行われた舞台挨拶で久しぶりに顔を合わせた二人にインタビューをお願いし、作品について語ってもらった。
--二人が会ったのはいつ以来ですか?
伊澤 「私がドイツへ撮影に行っていたので、3ヶ月ぶりです。お久しぶりですね(笑)」
--印象は変わりました?
髙石 「いやもう見た目から変わり過ぎて(笑)。雰囲気も変わって、海外の匂いを感じております」
伊澤 「頑張って、プンプンさせてます(笑)」
--伊澤さんはスタントをされているので、役に合わせて見た目が変わりますからね。
伊澤 「はい。誰かのスタントダブルが多いので、その役に合わせて髪の色まで変わりますね」
--ドイツにいる間にこの映画の観客の評判は聞きましたか?
伊澤 「監督やあかりちゃんから様子を聞いたり、観てくれた友達からもお客さんがたくさん入っていることを聞いていました。距離が離れていたから、エゴサもたくさんしましたね。SNS のコメントや感想などを見て、すごく評判になっていることはドイツにいてもバシバシ伝わってました」
--観客の満足度が高くて、口コミで「すごくいい」と広まっていたんですが、それを聞いていかがでしたか?
伊澤 「“見終わったあとに誰かに伝えたくなる映画”という内容のコメントが多くて。それって、映画を作る側の人間としてこの上なく嬉しい言葉じゃないですか!? こんなに盛り上がるなんて、想像以上の反響の大きさにすごく喜んでいます」
—髙石さんは舞台挨拶でお客さんの反応を生で見ていかがですか?
髙石 「私が今までやってきた舞台挨拶は上映前だったので、直接は観た感想を聞けてないのですが、SNSを見ていると、続編を期待してくれていたり、ポジティブな意見ばかりなので、私たちもウキウキ楽しみになっています」
--伊澤さんがいない間は、代わりに等身大のボードが舞台挨拶に立ってましたね。
髙石 「私がかかえて、お辞儀させたりしていました(笑)」
伊澤 「ありがとうね、本当に!(笑)」
--伊澤さんはこれまでスタントが中心でしたが、主役として出演する上で気持ちの変化はありました?
伊澤 「全然違いますね。まさか“伊澤彩織”って大きく名前が出る作品で、メイド服を着ることになるとは(笑)。スタントで女子高生の制服を着ることはありますけど、私27歳ですからね。スタントの現場で着るならまだいいですけど、いざ顔を出してメイド服を着ると、すっごい不安になりますね」
--実は二人が同じくらいの年齢かと思って映画を観てました。
髙石 「皆さんそうおっしゃいますね」
伊澤 「ありがたいです(笑)」
--髙石さんは主演ということで、これまで以上に“女優・髙石あかり”として注目されてますが。
髙石 「本作の取材で、「プレッシャーはなかったですか?』と聞かれることが多かったんですけど、実は全くなくて(笑)。 監督もそういうところを見抜いて ちさとのキャラクターを作っていったんだと思います。
『やったー、楽しみ!』って感覚で撮影に臨んでいたのですが、作品が完成して試写会でエンドロールの最初に自分の名前が流れた時は、『私がこの作品を背負ってるんだ』という感覚が湧いて、初めて主演だって意識しました。本作のよさを伝えて、もっともっと広めていかないといけないと感じました。LINEで伊澤さんと、“育てていこうね”って、話し合いました」
伊澤 「もう私たちの“ベイビー”だよね。作品が世の中に出た瞬間にすくすく大きくなって、どんどん自分たちでも手の届かないところに向かっている感じがするよねって話してました」
--キャラクターがすごく魅力ですが、阪元監督は髙石さんと伊澤さんに寄せて脚本を書いたと聞きました。本人らしさが出てる所はありますか?
髙石 「基本的に全部似てますね。似ちゃってるというか」
伊澤 「ほとんどが似てて、逆に似てないとこってどこだろうって。うーん、まひろは料理ができるけど、私は全然できない(笑) それぐらいしか違いがないですね」
髙石 「私もよく似てますね。あそこまでブチ切れることはないですが、感情の起伏が大きいところは自分も似ています。オンとオフの差がすごいんです。怒る感情は少ないんですけど」
--監督が2人のことをよく見ていたんでしょうか?
髙石 「監督のひとつ前の作品『ある用務員』で初めて伊澤さんと共演したのですが、その時の二人の様子を元にして脚本を書いたと聞きました」
伊澤 「私は演技が不安で、キョドキョドしていて、監督に一つ一つ『大丈夫でしたか?』って確認していたんです。それとは逆に現場で堂々としているあかりちゃんを見て、この二人の対極面白いなと思ったらしいです」
髙石 「“冷静と情熱の狭間で生きてる人”って、言われ方をしてました。人にそう思われるのはおもしろいと思います」
--カメラが回ってない時の普段の二人の関係は?
伊澤 「年齢の差を全然感じないですね」
髙石 「私が感じなくていいのかという(笑)」
伊澤 「むしろ、私のほうが演技経験もあまりなくて上下関係を求める立場ではないので、そのほうが嬉しいです。撮影の合間に一緒に携帯ゲームで遊んだり、撮影で使ったケーキとかワッフルとか、『おいしい!おいしい!』って言いながら食べたよね」
--タイトルが『ベイビーわるきゅーれ』ということで、作品の見所として、「可愛いところ」と「カッコいいところ」をあげてください。
伊澤 「この映画のキャラクター全員が可愛いところを持ってますね。ヤクザたちも普段は怖いんですけど、メイド喫茶でオムライスを頼むところとか。バイトリーダーの姫子ちゃん(福島雪菜)も、ホントのメイドさんみたいに可愛いし。何かしらみんな可愛いところがあって憎めなくなっちゃう」
髙石 「私の好きなところは、おでんを食べるシーンで、まひろが食べるのが下手で、グシャって食べこぼしているところ。台本には指示がなかったのですが、伊澤さんがやってたからこそ可愛いなぁと思って」
伊澤 「監督からオーダーがあったんですよ。いちいち食べこぼして欲しいって」
髙石 「あっ、そうなんだ!めっちゃ上手いんですよ、食べこぼし方が。やったことあるでしょって思いました」
伊澤 「実は練習していて、わざと食べこぼしながら食事をしてました」
--おでんのシーンは評判がよかったですね。
伊澤 「映画を観た方が、あのシーンでおでんが食べたくなったけど、コンビニにはまだ売ってなくてガッカリしたって(笑)」
--『ベイビーわるきゅーれ』で、おでんが人気になって、二人にCMのオファーが来たりして?
伊澤 「コンビニと『ベイビーわるきゅーれ』のコラボ、あるかなぁ?(笑)」
--それでは、カッコいいところ、アクションシーンについては?
髙石 「ある場面で、私が相手の銃を奪って撃つアクションがあるんです。ホンの2、3秒のシーンなんですけど、短い間に4、5手の動作があって、本番までほかに何も手につかなくなるくらい難しかったです。伊澤さんも出番ではないのに、わざわざ様子を見に来てくれて」
伊澤 「その日の撮影に(アクション監督の)園村さんが来れなくて、代わりに見てあげてって言われてたんですよ」
髙石 「本当にあのシーンはずっとできなくて、悔しくてたくさん練習したりとか、思い入れも強いので見て欲しいなって思います」
伊澤 「私はこの作品で、足が折れようが手が折れようが、どこを怪我しても構わないぐらいの気持ちでいたんですけど、そういう気持ちで撮影に臨んだ作品に限って、怪我をしないんですよね(笑)。結局、最後まで無キズで終わったんですけど、本当にそれくらいの気持ちで挑んでいました。
観ていただければどのシーンか分かると思いますが、アクションシーンの中でも、特に一つだけ、心臓がキッ!て掴まれるくらい大変だった一番難しいシーンがあるんです。本番でできたらすごいけれど、上手く出来るか不安で何度も練習を繰り返してました。
いざ現場では結構な回数を撮って、7、8回目でやっと園村さんが 『OK!』って、言った瞬間に、現場のスタッフさんから拍手が起こったんですよね。今回は自分でもよくできたなって思ったので、拍手を聞いた瞬間には感極まってしまいました。そのシーンを観て『鳥肌が立った!』と言ってくれる方も多くて嬉しいですね」
--最後に、二人から皆さんへのメッセージをお願いします。
髙石 「アクションはもちろんですが、ひとりひとりのキャラクターの魅力が皆さんに伝わって、それによって『もう1回見たい』とか、『誰かに伝えたい』とかいう気持ちになってもらえたら幸いです。ぜひこれからも私たちの“ベイビー”を見守ってくれたら嬉しいです」
伊澤 「たくさんご好評をいただいて、なんでこの映画をそこまで愛してくれるのかと理由を考えたんです。きっと、コロナ禍で自粛生活を迫られて、誰もが窮屈な境遇だったからこそ、この作品が刺さったのかなと思います。家にひきこもっていて苦しいとか、しんどいとか、我慢してきた人にこそ、この作品を観て気分を晴らしてもらいたいです。ぜひ私たちの“ベイビーちゃん”を、みなさんで一緒に育てていただけたら嬉しいです」
公式HP:https://babywalkure.com/
(c)2021「ベイビーわるきゅーれ」製作委員会

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