柚希礼音「同じ空間で同じ時間を過ご
せるのは本当に嬉しいです」~ライフ
ワークとも言えるコンサート『REON
JACK4』が開幕

柚希礼音のライフワークとも言えるコンサート『REON JACK』シリーズ4作目となる『REON JACK4』が2021年9月11日(土)に初日を迎えるにあたり、10日に記者会見とゲネプロが行われた。その模様のオフィシャルレポートと写真が届いたので紹介する。
■各ジャンルの「モンスター級ダンサー」とのハイレベルなコラボレーションパフォーマンスで、コンサートの枠を超えたと評判を集めた「REON JACK」3年ぶりの開催
柚希のコンサートでありながら、毎回、バレエやタンゴ、ストリートダンスなど様々なジャンルのダンスのトップランナーたちを迎え、ダンスショーとしてもハイレベルなクオリティで評価を集める『REON JACK4』。
4回目となる今回も、バレエダンサーの上野水香(東京公演のみ出演)、宮尾俊太郎(北九州・大阪公演出演)、ストリートダンスのYOSHIE、アルゼンチンタンゴのクリスティアン・ロペス、そして演出振付を担当する大村俊介(SHUN)が参加している。
■コロナ禍を受けての3年ぶりの開催。声を出さずとも楽しめる仕掛けや、初の試みとなる日替わりゲストも
昨年よりのコロナ禍で、直接観客やファンと会える機会が激減してしまった昨今。感染対策のため、観客に「無発声」をお願いすることになっても、一緒に参加する気持ちになってもらいたいと、グッズのペンライトや音のなるエッグシェイカーを使った演出や、トークコーナーでの活用などで、観客席と意思疎通を図る。
また、今回は柚希と縁のあるゲストが日替わりで出演、柚希とだからこそのコラボパフォーマンスを披露する。またそれぞれとの関係値が見えるほっこりトークも魅力のひとつだ。

会見にて
ーー3年ぶりの『REON JACK』の開催について
柚希:3年ぶりに『REON JACK』を開催できることは、すごく楽しみです!コロナ禍でコンサートを行うのは初めてですが、いま世の中が大変な時で、皆さん緊張した毎日を過ごされていると思います。だからこそ、ほっとするコンサートにしたいと思っています。
ーー『REON JACK4』の演出について
柚希:ほっとする温かいコンサートにしたいという思いもさることながら、やはりスペシャルなダンサーの方々とハイレベルなショーをお見せしたいという気持ちもありまして、ダンサーの方々は公演ギリギリまで私を高めようと皆さん一生懸命ご指導くださいっていますので、素晴らしいショーをお見せできると思います。
ーー稽古について
柚希:稽古は換気のために窓を全開にして行っていたのですが、もうすごく暑かった……。真夏に暑い中でダンスを踊っていたので、制作部の人が時折アイスクリームを持って来てくれるのが神様みたいでした(笑)。アイスは稽古のお供でしたね。
また私は前回の『REON JACK 3』が終わってから3年間は主にミュージカルを行っていたのですが、その間にゲストの皆さんは3年間ダンスを突き詰めていらっしゃったので、皆さん本当に素晴らしくて、私もこういう風になりたいなと。
皆さんの振付してくださったナンバーは、今まで以上にストーリー性のある物が多く、ダンスで想いをお届けしたいという作品が多いですね。楽しみにしてください。
柚希礼音
ーー東京、北九州、大阪の3エリアでの公演について
柚希:TDC(TOKYO DOME CITY HALL)はアリーナもあってライブやコンサートに向いている場所ですよね。ここでコンサートを出来るのはとても嬉しいですね。
また今回、同じ作品を東京公演では上野水香さんと私が踊って、北九州と大阪では宮尾俊太郎さんと踊るという作品があります。同じ作品の中で全然違う表現がみていただけるので、どちらも楽しんで欲しいですね。また今回は日替わりゲストにも登場いただきます。できれば毎回見て欲しいですね。明日からの東京公演は甲斐翔真、夢咲ねねがゲスト出演してくれます。すごく素敵な舞台になると思います!
ーーライブ配信について
柚希:今回、コンサートにお越しになりたくても、コロナ禍なのでお越しになれない方もいらっしゃいますし、海外の方からも「どうか配信をして欲しい」という温かいお声をいただきまして、今回、9月12日17:00~の公演のみですがライブ配信を行えることになり嬉しいです。
ーーメッセージ
柚希:明日から『REON JACK4』が始まりますが、リモートが多い中で、マスクをしているとはいえ、皆さんにお会いできるのは楽しみですね。会場にお越しくださる方もライブ映像でご覧いただく方も、同じ空間で同じ時間を過ごせるのは本当に嬉しいです。楽しんでいただけるよう頑張ります!

ゲネプロレポート
※内容のネタバレを含みますのでご注意ください。

オープニングでは、SHUN率いるダンサーたちが4回目の開催を告げた後、ステージ中央の布にシルエットが浮かび上がり、その布が一気に振り落とされると柚希が現れる。
その後、軽快な音楽に乗って、バンドを含むメンバーをステージ上に呼び込む柚希。柚希が8月にこの公演に先駆けてリリースした新曲「PARTY!」にかけて、パーティーの始まりのような楽しげな雰囲気で踊りながら集まるダンサーたち。時にコミカルな表情を見せるメンバーも、柚希を中心にクリスティアン・ロペス、YOSHIE、上野水香、SHUNが揃うとやはり圧巻のオーラが漂い、ここから始まるパフォーマンスの期待値を煽った。
『REON JACK4』ゲネプロより
その後は、REON JACKシリーズで何度もカバーされている「TATOO」や、柚希の持ち曲である「アラートfeat. NAOTO」でダンサブルなステージを披露したのち、早くも代表曲「REON JACK」に突入。ペンライトで客席を煽った。

メインダンサーとのコラボの最初はYOSHIEとのナンバー。宝塚時代にはほとんど馴染みがなかったというストリートダンスをパワフルに踊り上げた。

その後は、早くも日替わりゲストのコーナーに。ゲネプロでは柚希礼音の宝塚時代の相手役だった夢咲ねねが登場。宝塚時代の思い出の曲を1人歌い上げた後、続いて柚希が登場。宝塚時代の思い出のデュエットダンスを披露した。退団して6年経っても変わらぬ息のあったダンスと、2人の世界が広がっていくような唯一無二の世界観はまさに必見。女優として活躍する2人がこの瞬間だけ男役、娘役の世界に戻ったような、美しいパフォーマンスとなった。夢咲は配信も実施される9月12日の公演に登場する。
『REON JACK4』ゲネプロより
2人のトークの後は、グッズのエッグシェイカーを使った振付指導を挟んで、「PARTY!」へ。
椅子を使った演出と、SHUN、ロペスの大人の色香が際立つ「溺れたい」、そして『REON JACK 1』から人気のダンスナンバー「Maybe If...」と、歌って踊る柚希をたたみ掛けた後は、上野水香が登場。東京オリンピック開会式でも注目を集めた辻本知彦(辻はしんにょうの点ひとつが正式表記)が振付を手掛け、離れ離れになっていても逢いたいと願う恋人たちのストーリーダンスを披露した。柚希と上野の2人の紡ぐ物語は、女性同士だからこそ、性別関係なく愛し合う魂の表現とも見える。これが北九州、大阪で宮尾俊太郎にパートナーが替わることでどのように変化して見えるのか、楽しみにしていただきたい。
上野、YOSHIEの物悲しいダンスも印象的な「love U」を歌ったのち、柚希自身のオリジナル曲「道」に合わせてSHUNとのコラボダンスに。戦友のような2人の関係性が出たような、心の叫びが全身から溢れるようなダンスで、本編のコラボダンスを締めくくった。
ここまで歌とダンスと120%でノンストップの柚希。さすがの柚希もMCでは息が乱れるほどだが、心から楽しんでいる様子が窺える。そして、本編最後を「会えなくて寂しいというより、会いたいよー! というポジティブな思いで作詞した」という新曲「I miss you」で締めくくった。
アンコールでは、宝塚時代を想起させるようなシックなタキシード姿で登場。宝塚時代の代表作のひとつ『オーシャンズ11』からのナンバーを歌った後、ロペスとのタンゴが始まる。ピアソラの名曲にのせて、過去最高とも言われるアクロバティックなリフトを多用したタンゴを披露。ジェンダーを飛び越える柚希の魅力が炸裂したナンバーとなった。
『REON JACK4』ゲネプロより
ゲネプロの公開はここまで。ラストは、「昨年、私たちと皆さんをつないでくれた」あの名曲で締めくくるという。ぜひ、会場や配信で確かめていただきたい。

本公演は2021年9月11日(土)~12日(日)東京・TOKYO DOME CITY HALL、9月18日(土)・19日(日)福岡・北九州芸術劇場大ホール、9月23日(木・祝)~9月26日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。なお、9月12日(日)17時回はライブ配信も行われる。

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