柚希礼音「同じ空間で同じ時間を過ご
せるのは本当に嬉しいです」~ライフ
ワークとも言えるコンサート『REON
JACK4』が開幕
4回目となる今回も、バレエダンサーの上野水香(東京公演のみ出演)、宮尾俊太郎(北九州・大阪公演出演)、ストリートダンスのYOSHIE、アルゼンチンタンゴのクリスティアン・ロペス、そして演出振付を担当する大村俊介(SHUN)が参加している。
また、今回は柚希と縁のあるゲストが日替わりで出演、柚希とだからこそのコラボパフォーマンスを披露する。またそれぞれとの関係値が見えるほっこりトークも魅力のひとつだ。
会見にて
また私は前回の『REON JACK 3』が終わってから3年間は主にミュージカルを行っていたのですが、その間にゲストの皆さんは3年間ダンスを突き詰めていらっしゃったので、皆さん本当に素晴らしくて、私もこういう風になりたいなと。
皆さんの振付してくださったナンバーは、今まで以上にストーリー性のある物が多く、ダンスで想いをお届けしたいという作品が多いですね。楽しみにしてください。
また今回、同じ作品を東京公演では上野水香さんと私が踊って、北九州と大阪では宮尾俊太郎さんと踊るという作品があります。同じ作品の中で全然違う表現がみていただけるので、どちらも楽しんで欲しいですね。また今回は日替わりゲストにも登場いただきます。できれば毎回見て欲しいですね。明日からの東京公演は甲斐翔真、夢咲ねねがゲスト出演してくれます。すごく素敵な舞台になると思います!
ゲネプロレポート
オープニングでは、SHUN率いるダンサーたちが4回目の開催を告げた後、ステージ中央の布にシルエットが浮かび上がり、その布が一気に振り落とされると柚希が現れる。
その後、軽快な音楽に乗って、バンドを含むメンバーをステージ上に呼び込む柚希。柚希が8月にこの公演に先駆けてリリースした新曲「PARTY!」にかけて、パーティーの始まりのような楽しげな雰囲気で踊りながら集まるダンサーたち。時にコミカルな表情を見せるメンバーも、柚希を中心にクリスティアン・ロペス、YOSHIE、上野水香、SHUNが揃うとやはり圧巻のオーラが漂い、ここから始まるパフォーマンスの期待値を煽った。
メインダンサーとのコラボの最初はYOSHIEとのナンバー。宝塚時代にはほとんど馴染みがなかったというストリートダンスをパワフルに踊り上げた。
その後は、早くも日替わりゲストのコーナーに。ゲネプロでは柚希礼音の宝塚時代の相手役だった夢咲ねねが登場。宝塚時代の思い出の曲を1人歌い上げた後、続いて柚希が登場。宝塚時代の思い出のデュエットダンスを披露した。退団して6年経っても変わらぬ息のあったダンスと、2人の世界が広がっていくような唯一無二の世界観はまさに必見。女優として活躍する2人がこの瞬間だけ男役、娘役の世界に戻ったような、美しいパフォーマンスとなった。夢咲は配信も実施される9月12日の公演に登場する。
椅子を使った演出と、SHUN、ロペスの大人の色香が際立つ「溺れたい」、そして『REON JACK 1』から人気のダンスナンバー「Maybe If...」と、歌って踊る柚希をたたみ掛けた後は、上野水香が登場。東京オリンピック開会式でも注目を集めた辻本知彦(辻はしんにょうの点ひとつが正式表記)が振付を手掛け、離れ離れになっていても逢いたいと願う恋人たちのストーリーダンスを披露した。柚希と上野の2人の紡ぐ物語は、女性同士だからこそ、性別関係なく愛し合う魂の表現とも見える。これが北九州、大阪で宮尾俊太郎にパートナーが替わることでどのように変化して見えるのか、楽しみにしていただきたい。
上野、YOSHIEの物悲しいダンスも印象的な「love U」を歌ったのち、柚希自身のオリジナル曲「道」に合わせてSHUNとのコラボダンスに。戦友のような2人の関係性が出たような、心の叫びが全身から溢れるようなダンスで、本編のコラボダンスを締めくくった。
本公演は2021年9月11日(土)~12日(日)東京・TOKYO DOME CITY HALL、9月18日(土)・19日(日)福岡・北九州芸術劇場大ホール、9月23日(木・祝)~9月26日(日)大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。なお、9月12日(日)17時回はライブ配信も行われる。
SPICE
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