メタリカ、『メタリカ』(ブラック・
アルバム)リリースから30年。OUTRA
GE、佐藤究、TAKUMA (10-FEET)、 NE
IGHBORHOOD 滝沢伸介からコメントが
到着
メタリカの5枚目のアルバム『メタリカ』(通称“ブラック・アルバム”)は、30年前の1991年8月12日にリリースされた。
NAOKI(Vo)
『メタリカ』このアルバムは本当に音が良い。
今でこそスタンダードになったのかもしれないけれどそれまでこんなにヘヴィでクリアな音は聴いたことがない。
ある意味ストーリーがわからなくても絵と動きのキメ細やかさに目を奪われるウォルト・ディズニーのアニメーションと重なる所がある。
ロックというカテゴリーにあってこれほど世界中の人に受け入れられ愛されているバンドを僕は他に知らない。
30周年おめでとうございます。
メタリカ“ブラック・アルバム”はその後のロックの歴史を塗り替えたモンスターアルバムと思います。
作曲・プロダクションもさることながら、そのテクスチャーや内包する空気感。
どれをとってもロックヒストリーの最重要アルバムではないかと思います。
常にThrash MetalやHeavy Metalの新しいスタイルを提示してきたメタリカだが、特にこの“ブラック・アルバム”はThrash Metalは勿論Heavy Metalの新たな常識を作り上げ、90’s以降のHeavy Rockやモダンヘヴィ、もっと言うとRock全体のRockとしての基準を作り上げたアルバムだと思う。
メタリカはいつもメタルの新しい扉を開けてくれるバンド。
1983年当時、誰もが想像できなかったサウンドを『キル・エム・オール』で作り出し、それまでのメタルの常識を全部ひっくり返してくれた。
その8年後メタルがメタルシーンを飛び越えていくアルバムを出した。
“ブラック・アルバム”は30年経った今でも刺激がある作品だと思う。
ビューティフル・アンド・クリーピー——“美しくてゾッとする”。
ジェイムズ・ヘットフィールドが口にした言葉、これこそ私の追い求める感覚だ。そのすべてが詰まった『メタリカ』の「エンター・サンドマン」なしには、私は直木賞を受賞した『テスカトリポカ』を書けなかった。
激しくヘヴィなスラッシュメタルに魅せられてメタリカを好きになり、そして“ブラック・アルバム”でヘヴィなだけじゃなく無限に広がる「音楽」の世界に誘われました。
和音とメロディーで彩り、その基盤には石垣の様なヘヴィなロックがある。
そのカッコ良さに魅了されて今の僕の表現があります。当時十代の僕はメタリカの楽曲にバッチリ魔改造され、今もその時の衝動が僕のベーシックになってます。
2年ほど前からカーク・ハメットがNEIGHBORHOODのデニムジャケットをステージで着用してくれていて、その写真を最初に見たときの衝撃はかなりのものでした。
まさにデザイナー冥利に尽きます。
“ブラック・アルバム”リマスターは久しぶりにアナログ盤で大音量で聞いてみたいですね。
(50音順、敬称略)
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