Tempalay『ゴーストツアー』ファイナ
ル公演オフィシャル・レポ到着 「生
きていてください」
Photo by 井手康郎(GRACABI)
5月13日(木)、Tempalayが『ゴーストツアー』のファイナルとなる東京公演をZepp Hanedaで開催した。最新作『ゴーストアルバム』からの楽曲を中心とするセットリストが組まれた今回のツアーでは、アルバムのほぼすべての楽曲でベースをプレイしたBREIMENの高木祥太をサポートに迎え、最新のバンドの姿を披露。この日は演出に盟友Margtも迎えた特別な内容で、全12公演に及んだツアーを最高の形で締め括った。
そんな現在のバンドのグルーヴが爆発したのが、「未知との遭遇」からシームレスに流れ込んだ「my name is GREENMAN」。この曲では全員がこれまで以上にパワフルな演奏を聴かせ、AAAMYYYのコーラスもいい意味でラフなのが曲の雰囲気にマッチしている。小原に紹介され、重低音でのベース・ソロを聴かせた高木は曲中にステージを自由に動き、小原やNatsukiと向き合って演奏する様は、さながら往年のハードロック・バンドのようだった。
アルバムの曲順通り、アンビエント感のある「Odyssey」、「何億年たっても」が続き、AAAMYYYとNatsukiの共作による「フクロネズミも考えていた」は、シューゲイズな轟音パートが圧巻。さらには、複雑な拍子の「へどりゅーむ」を畳み掛け、音源同様に子供の声の「頑張って練習しました」というサンプリングで終わるユーモアは実に彼ららしい。新作からの曲が続けて演奏されることで、表現の広がりがはっきりと伝わってくる。
01. シンゴ
02. 人造インゲン
03. のめりこめ、震えろ。
04. ああ迷路
05. EDEN
06. 未知との遭遇
07. my name is GREENMAN
08. どうしよう
09. 革命前夜
10. 忍者ハッタリくん
11. 春山淡冶にして嗤うが如く
12. Odyssey
13. 何億年たっても
14. フクロネズミも考えていた
15. へどりゅーむ
16. GHOST WORLD
17. 冬山惨淡として睡るが如し
18. 大東京万博
19. そなちね
20. Last Dance
『ゴーストツアー』
2021年4月3日(土) at 岡山 YEBISU YA PRO
2021年4月4日(日) at 大阪 なんばハッチ
2021年4月14日(水) at 北海道・札幌 cube garden
2021年4月16日(金) at 宮城・仙台 Rensa
2021年4月22日(木) at 福岡 BEAT STATION
2021年4月23日(金) at 広島 VANQUISH
2021年4月24日(土) at 香川・高松 DIME
2021年5月8日(土) at 新潟 GOLDEN PIGS RED
2021年5月9日(日) at 石川・金沢 AZ
2021年5月12日(水) at 東京・ZEPP HANEDA
2021年5月13日(木) at 東京・ZEPP HANEDA
※全公演ソールドアウト
【リリース情報】
Tempalay 『ゴーストアルバム』
Label:Warner Music / unBORDE
[通常盤] WPCL-13277 ¥2,800 + Tax
[初回限定盤] WPZL-31811/2 ¥4,000 + Tax
Tracklist:
[CD]
01. ゲゲゲ
02. GHOST WORLD
03. シンゴ
04. ああ迷路
05. 忍者ハッタリくん
06. 春山淡冶にして笑うが如く
07. Odyssey
08. 何億年たっても
09. EDEN
10. へどりゅーむ
11. 冬山惨淡として睡るが如し
12. 大東京万博
[DVD]
2020年11月29日(日)『TOUR 2020』新木場STUDIO COAST公演ライブ映像に加え、特別映像収録
※CD:通常盤・初回限定盤共通
※DVD:初回限定盤のみ
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