桑田佳祐が監督を務めた1990年公開の
音楽映画『稲村ジェーン』、初のBlu
-ray&DVD化が決定(コメントあり)

桑田佳祐が監督・音楽を担当し、1990年に公開され全国で350万人動員を記録した映画『稲村ジェーン』が、サザンオールスターズのデビュー43周年記念日となる2021年6月25日(金)にBlu-ray&DVDとしてリリースされることが決定した。
『稲村ジェーン』は、翌年の1991年にレーザーディスク、VHSとして発売されて以降、パッケージ化されてこなかったが、30年の時を経てBlu-ray&DVD化が決定。
Blu-ray&DVD『稲村ジェーン』
桑田佳祐が監督・音楽を担当した映画『稲村ジェーン』は、1990年当時、ミュージシャンが映画監督を務めるという挑戦的な作品であったにも関わらず、同年公開の日本映画で5本の指に入る350万人動員を記録。また、監督を務める桑田の手によって10数曲もの新曲が書き下ろされ、主題歌であるサザンオールスターズの「真夏の果実」、挿入歌の「希望の轍」をはじめとして、時代を超えて多くの人に愛され続ける数々の名曲が生み出された。
また、今作の本編映像は当時のテープをデジタル・リマスタリング化。2021年現在の最新技術により、エモーショナルな映像と音で音楽映画『稲村ジェーン』の世界に没入できるという。
さらに完全生産限定版には、主人公ヒロシの愛車であり、この映画の象徴的な存在として登場する「ダイハツ“ミゼット”」の1/50ミニチュアモデル(稲村ジェーン オリジナルカラーver.)、場面写真や当時のスタッフが保管していたという桑田の直筆による撮影コンテなどを掲載して製作されたフォトブックが付属する予定。さらに限定版・通常版共通で、映画本編とは別に、特典DVDが収録されることも決定した。
『稲村ジェーン』場面カット  (c)アミューズ/JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント
桑田佳祐コメント
今から約30年前。まだまだひよっこの私が監督のみならず、欲張って主題歌や音楽もやってしまったという、若気の至りの極致ともいえる作品。そんな「稲村ジェーン」が今更ながら作品化されるとのこと。うれしくもあり、同時に恥ずかしい気持ちもいっぱいです。
あのとき映画を作らせていただいたこと、そして同時に並行して音楽も作ったことなどは、我が人生を振り返っても本当に大きな経験であり、大切な財産となりました。計り知れないほど沢山のものを習得出来ましたし、その後の私にとって大いなる糧になりました。あの時関わっていただいた皆さんには、ただただ、感謝の想いで一杯です。本当に、ありがとうございました!!
映画そのものの出来?これは全て監督であるアタシの責任であります(汗)‼ どうか大目に見てやってください。
「暑かったけどヨゥ、短かったよナァ、夏。」
そんなふうに感じられる季節が、どうか今年は皆様のもとにやってきますように!!
桑田佳祐

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