ビールのドンペリ「INEDIT」(イネデ
ィット)は美味かった

 今もっとも注目を浴びているらしい変なビール、「INEDIT」(イネディット)を飲んでみました。記者の感想をザックリと言うと、極上フルーティで美味。そして、値段はリーズナブル。ちょいとお酒が好きならば、たまらない一本でありました。
 というわけで、カネも貰ってないのにワッショイ調な記事ではありますが、その魅惑の味わいをお知らせします。

なにこれ? サッポロビール?

 まず、このビールの素性についてお知らせしますね。
 冒頭の写真を見てみてください。知らない人が見たならば、確実に「サッポロビールの新製品?」と思うことでしょう。
 そうです。黒い地に金色の星は日本が誇るサッポロビールとまったく同じ。ですがこれは黒ラベルではありません。スペイン産です。
 スペインに2011年まで存在した「世界一予約がとれない」ことで有名なレストラン「エル・ブジ(ブリ)」。セレブ向けのいけ好かない店ですが、ここの天才料理長が「セレブを迎えるワインはあるがビールがない」として作ったらしいです。「世界最高の料理の味を損ねることなく、料理を楽しみながら美味しく飲めるビール」とか言っちゃって、ずいぶんとハードルをあげたものですね。

香りと味とコスパは最高でした

 さて、問題は味です。

 というわけで、グラスに注いでみるとけっこう濃いめの薄茶色。
 泡立ちはビールというよりはシャンパンのような様子。
 そしてグラスからは香りがブワンブワンと舞い踊ります。ずいぶん匂うビールです。
 ちょっと期待をしながら飲むと……あー、なるほど、ホワイトビール系な味!
 ちょっと格好つけたような店で「ヒューガルデンホワイト」なんか飲んだことありませんか?
 ほとんどアレです。
 ボディは軽めで、爽やかな香りでグイグイ引っ張ってくるあの味です。

 瓶の裏を覗いてみると、成分表示には、「コリアンダー、オレンジピール」などの文字。うんうん、まるで花やフルーツのような、ほんと、香しい香りが強烈なんですよ。
 これ、女性ウケ良さそうだな…というか、確かに西洋料理には合いそうな味なんです。おっさんの晩酌には似合いません。
 煮物やお新香には残念ながら合いません。グイグイと喉で飲むのも合いません。

 でも、本当に香しく美味しいお酒です。
 そして何よりよいのはそのお値段。一本750ccで、約900円。
 シャンパンの数分の一のお値段で、ほどんどすべてのスパークリングワインよりもお安く、「ヒューガルデン」よりももっと安い。
 そんな値段でこの華やかな味わいを楽しめる、確実な一本だと言えるでしょう!

(文・N村)

オススメDVD:『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』[DVD](角川書店)

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