松本幸四郎、市川猿之助が年内最後の
オンライン飲み会に登場　尾上松緑に
よる『紀尾井町家話　第二十二夜』の
配信が決定

2020年12月23日（水）20時より、イープラス「Streaming+」を使用して、紀尾井町夜話特別編『紀尾井町家話（きおいちょうやわ） 第二十二夜』が開催され、ゲストに松本幸四郎、市川猿之助が出演することが発表された。

本配信は、歌舞伎俳優・尾上松緑がホストとなり、ゲストを招いてオンライン上で対談をするという、松竹演劇本部によって企画されたイベント。6月13日よりスタートした本配信は、コロナ禍における自粛生活が続く中、歌舞伎座ギャラリーで好評を博していた「紀尾井町夜話」のステイホーム特別版として「“家”話」が始まるや、松緑の幅広い交遊関係とオンライン飲み会ならではぶっちゃけトークが話題に。毎回多彩なゲストと意外な組み合わせで、歌舞伎座が8月に公演を再開して以降は、月3回開催のレギュラー化。舞台上では見られない俳優たちの素顔が垣間見られる特別な空間と、真剣に歌舞伎に向き合う俳優たちの姿に視聴者の熱い支持を集めている。

そんな中、本日12月14日（月）20時から『紀尾井町家話 第二十一夜』が、中村時蔵と市川高麗蔵を招いて配信が行われた。その配信終盤（21時半頃）、年内最後の配信、まさに“忘年会”となる『紀尾井町家話 第二十二夜』のゲストとして、松本幸四郎と市川猿之助の出演が告げられた。

H1809 歌舞伎座『菅原伝授手習鑑　車引』桜丸＝市川猿之助（当時亀治郎）、松王丸＝松本幸四郎（当時市川染五郎）、梅王丸＝尾上松緑 ／（C)松竹

コロナ禍におけるオンライン配信企画として『歌舞伎家話』や『図夢歌舞伎』を立ち上げた幸四郎。『歌舞伎家話』では幸四郎とトークを行い現在までの最多出演（3回）、『図夢歌舞伎』全五回のうち2回に出演した猿之助。歌舞伎が劇場公演を行えない時期に精力的な活動を見せた三人がこの一年を振り返る、年内最後の本配信で揃う。

H2009 歌舞伎座『竜馬がゆく』坂本龍馬＝松本幸四郎、（当時市川染五郎）おりょう＝市川猿之助（当時亀治郎）、中岡慎太郎＝尾上松緑 ／（C)松竹

年齢も近い三人のトークは、若い頃の舞台の話になるのか、自粛中の話になるのか、はたまた歌舞伎の未来へ向けた話になるのか……予想ができないトークに期待しよう。

尾上松緑　コメント

今年6月13日から開幕した「紀尾井町家話」
最初は「このコロナの自粛期間中に、待っていて下さるお客様に何か届けられないか」と、松竹の有志の面々、坂東亀蔵さん、中村松江さんと極内輪から始まった物が
視聴者の皆さんに喜んで頂けて
中村時蔵の兄さん、中村錦之助の兄さん、中村芝翫の兄さん、市川高麗蔵の兄さん達と云う大きな先輩方までゲストに来て下さる様になり
また、まだ名前は明かせませんけれども、来年新年一発目にも素晴らしく豪華なゲストが来て下さる事偏に視聴者の皆さん、ゲストに来て下さった皆さんの御陰と嬉しく思っています
ゲストの皆さんも自分と同様に“表現する場を奪われ”ていたので「画面越しとは云え、久し振りに自分の姿を届けられた」と喜んでくれている姿はまさに今流行りの言葉で言うと「視聴者の皆さんも喜んでくれる、ゲストの皆さんも喜んでくれる“WinWin”の状態」であり
毎回「やって来て良かったな」と云う気持ちにさせて貰っています
年内最後のゲストは、松本幸四郎さんと市川猿之助さんと云う事で
同世代でもあり、自分に無い物を沢山持ってらっしゃる御二人
どんな話になるか
きっと、これまでともまた違った雰囲気になるだろうと楽しみにしています
最近は乾杯の後はウィスキーを飲んでいますが、檸檬堂の缶チューハイはやはり自宅の冷蔵庫には欠かせません
世の中でも絶賛ヒット中との話ですが、逸早くその美味さを知っていた自分には「先見の明が有る」と、低い鼻も高くなる気がする心持ちです
今後の展望として、先ずは来年一月も続けられると云う事は有難い限りです
視聴者の皆さんに喜んで頂ける内は、この憎きコロナが終息した後も続行したいですね
その時には Zoom のタイムラグを防ぐ為に、出演者は集まって一つの画面からお送りしたり
ゲストにも、また先輩や同輩、後輩だけではなく例えば歌舞伎に携わる音楽関係、日本舞踊家、衣裳、床山、大道具や小道具のスペシャリスト多ジャンルの仲間達等、幅広く来て貰い、楽しい話をお届けしたいと考えています
他にもリニューアルして、視聴者の皆さんに更に喜んで頂ける配信にしたいです
何はとも有れ、今年は消化不良気味でフラストレーションが溜まる一年ではありましたが「紀尾井町家話」が開始され、受け入れられた事だけは、今年の数少ない恵みの一つありました
来年もまた、松竹株式会社及び尾上松緑と「紀尾井町家話」を応援して下さる事、心から宜しくお願い申し上げます