平井堅「Ken’s BarIII」を自身のコ
メント付きで発表

自身のライフワークであるアコースティック編成で聴かせるコンセプト・ライヴ“Ken’s Bar”から生まれたKen’s Barアルバムは開催5周年の2003年に1作目の『Ken’s Bar』、開催10周年の2009年には2作目の『Ken’s BarII』が発表されてきたが、開催15周年イヤーの2014年にも3作目となる「Ken‘s BarIII」がリリースがされる。今作も時代や国籍、ジャンルの枠を飛び越え、古今東西の名曲・ヒットソングの数々を稀代の“歌バカ”こと平井堅がアコースティックアレンジでカヴァー!

【平井堅による“Ken’s BarIII”について一言】
I、II、ときてIII。今回のテーマはずばり「トライ」。敢えて苦手な曲調や、1つの楽器と歌だけでどこまで出来るか等々、チャレンジ精神ビンビンで録音しました。
■even if~Instrumental~ (Music:平井堅) ピアノ演奏:大江千里
「I、II、に続いてKen‘s Barテーマ曲のインスト。今回、シンガーソングライターとしてもファンであり、現在ジャズピアニストとして御活躍されている大江千里さんがまさにJazzyで個性的な千里節炸裂のeven if を奏でて下さいました。」
■家族になろうよ(Lyrics & Music:福山雅治)ピアノ演奏:松浦晃久
「歌詞もメロディも素晴らしくてひと聴き惚れした曲です。僕なりではありますが、原曲の良さを汚さぬよう、素直に歌いました。」
■順子(Lyrics & Music:長渕剛)ギター演奏:石成正人
「僕と長渕剛さんって、対極というか相当かけはなれたイメージだと思うのですが、そんな長渕さんの初期の代表曲“順子”は女々しさ爆発の切ない曲。そこに僕なりの湿度を投入しました。」
■WE‘RE ALL ALONE(Lyrics & Music:William R. Royce Scaggs)ピアノ演奏:鈴木大
「デビュー前からオールディーズの曲を歌うバイトで歌っていた、言わば思い出の曲。デビュー時にジャパニーズAORシンガーと銘打っていたのが懐かし恥ずかし。ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェルは当時の指針でした。」
■いとしのエリー(Lyrics & Music:桑田佳祐)ギター演奏:石成正人
「日本国民の宝のような曲。原曲の歌唱を超えられるわけないことなど重々承知の上、悩みに悩んだ挙句、選曲を決断しました。理由は僕の人生を語る上で不可避な曲であること、自己満足かもしれないけれど自分なりの自分の色の“いとしのエリー”が表現できたと感じたこと。ただ心は土下座しております。」
■Love Is Blind(Lyrics & Music:Janis Ian)ベース演奏:亀田誠治
「比較的皆さまの耳馴染みある曲っていうのを念頭に選曲しているのですが、1曲だけ「わがまま枠」でメジャー・マイナー関係なく今僕が最も歌いたい曲を選曲したのですがそれが“Love Is Blind”。メロディ−、歌詞(英詞が苦手な僕でもびしびし入って来る!!)まさに美の骨頂!! 悲しみは悲しみのまま、全く救いの無いまま底なし沼に沈んで行く様、何故かそれに浸り歌うことで魂が浄化していく感覚すらある。美しい。ただひたすら美しい。」
■Virtual Insanity(Lyrics & Music:Jason Kay, Wallis Buchanan, Simon Katz, Derrick McKenzie, Toby Smith, Stuart Zender)サウンドプロデュース:URU
「最も歌唱に苦労した曲。何度も挫けそうになりながらも友人やスタッフの励ましを真に受け(笑)、完成しました。ファンキーさではジャミロクワイのJKに敵わないので、JazzyにSmokyにバーチャってみました。」
■切手のないおくりもの (Lyrics & Music:財津和夫)サウンドプロデュース:大橋トリオ
「小学生時代、音楽の授業で歌った曲。当時から大好きでした。大人になって聴いても歌っても、いつもほっこりする、そして切なくなる。こんな曲、なかなか無いです。」
■タイミング(Lyrics:森 浩美, ブラック・ビスケッツ/ Music : 中西 圭三, 小西 貴雄)ギター演奏:押尾コータロー
「いわゆるトライ曲。自分のものにする(あくまで僕個人の判断ですが)までかなり四苦八苦しました。未だに自分のものに出来たかはわからないけど(笑)とにかく楽しかった!!パーカッシブな押尾コータローさんのギターに僕のひらめきで
フラメンコテイストを加えることになり、フラメンコ舞踏家の公家千彰さんのフラメンコタップ、カスタネット、そしてハンドクラップ(僭越ながらわたくしの)、が加わりさらに加熱!!」
■やつらの足音のバラード (Lyrics:園山俊二 / Music:かまやつひろし) ストリングス:弦一徹ストリングス
「こちらも弦のみのアレンジというトライ。歌詞に即したストリングスプレイがかなり気に入ってます。とくにブロントザウルスとイグアノドンの鳴き声を再現したところ!! 本物の声聴いたことないけど!! (笑)」
■KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG (Lyrics & Music : Chales Fox & Norman Gimbel)ロバータ・フラック本人とデュエット共演
「数年前、イベントで数曲デュエットさせて頂いた御縁もあって、デュエットを快諾して下さいました。久々に会ったロバータは相変わらず無邪気で自由な77歳の少女!! ヴォーカルレコーディングなのにピアノを弾きながら歌う彼女がとても印象的でした。」
■マイ・ウェイ(Lyrics & Music:Paul Anka, Claude Francois, Lucien Thibaut, Jacques Revaux/日本語訳詞:片桐和子) ピアノ演奏:松浦晃久
「こんな美しいメロディーってあるの?ってくらい美しいですよね。ほんっとうにいい曲。作った人フランス人。やはり。歌い手としてこの歌詞のように生きられて人生を全う出来たら最高ですよね。頑張らないと。」

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