L→R Suke(W.Ba)、Misaki(Vo)、Kenji(Gu)、Ikuo(Dr)

L→R Suke(W.Ba)、Misaki(Vo)、Kenji(Gu)、Ikuo(Dr)

【The Biscats インタビュー】
何にも媚びず、
自分たちがカッコ良いと思う
ロカビリーを全力でやる

ロカビリー特有のリズムの気持ち良さを

味わってほしい

The Biscatsはサウンド面に限らず、楽曲面でもロカビリーの魅力と時代性を巧みにハイブリッドさせていることが印象的なのですが、それぞれの収録曲で特に印象の強い曲を挙げていただけますか?

Misaki
全部です(笑)。でも、強いて言うと「ハートのエース」ですね。すごくカッコ良い曲だし、歌詞を自分で書いたんですけど、カフェレーサーをモチーフにした歌詞になっていて一番好きです。カフェレーサーというのはイギリスに『Ace Café』という24時間営業のお店があって、そこのジュークボックスにコインを入れて、1曲が終わるまでの間、バイクで走って勝負するんですよ。だから、「ハートのエース」のMVも私がジュークボックスにコインを入れるシーンから始まって、そこから妄想の世界が始まり、自分がカフェレーサーになって…という流れになっているんです。あと、この曲はトライアンフの”Thruxton RS”というバイクのデビューフェア・キャンペーン・ソングで使っていただいていて、私も自分のトライアンフのバイクでカスタムをお願いしていますし、昨年は『Ace Café』にもバンドのメンバーみんなで行って、その場の空気も感じてきたんです。そういうことも含めて「ハートのエース」は一番気に入っています。
Kenji
僕が特に好きなのは「ハートのエース」と1曲目に入っている「lingering scent」です。「lingering scent」はベースから始まる…そこはSukeが話したかったと思いますけど(笑)、ベースから始まって、ロカビリーならではのギターリフがバーン!と来るという。Brian Setzerがやってもおかしくないような曲で、それをさらに現代に近付けることができて、すごく手応えを感じています。どの曲のレコーディングも楽しかったけど、自分はギターなので、こういうインパクトが強くて、耳に残るフレーズを弾くと“キターー!”という感覚になるんですよ。“このフレーズ、そうそう!”みたいな(笑)。この曲のレコーディングは本当に楽しかったです。
Suke
僕も一番気に入っているのは「lingering scent」ですね。今回の7曲の中で一番ベースが前に出ている楽曲なので。それに、今回のアルバムのベースは全部マイク1本で録ったんですよ。

えっ、本当ですか?

Suke
はい。今はみんなウッドベースにPUを付けていて、僕もそうしています。最初はアンプとかも使ったけど、最終的に古いマイクで拾った生音だけを活かすことになりました。そういう一番アナログなやり方で、ちゃんと音圧もあっていい音が録れたのがすごく嬉しかったですね。自分がイメージしているカッコ良い音になったので、それをみんなに体感してほしいです。

マイクだけで、これだけきれいにスラップ音が鳴っているのはさすがです。ドラムとスラップが混ざり合って心地良いリズムを生んでいますし。

Suke
そこは一番大事なところなので気を遣いました。
Ikuo
ロカビリーを知らない人が聴くとベースのスラップのカチカチっていう音はドラムが出していると思うんですよね。でも、そうじゃなくて、ベースのスラップとドラムのビートが重なり合うことでロカビリー特有のリズムになるんですね。それはロカビリーでしか味わえない気持ち良さなので、Sukeも言ったように、ぜひ味わってほしいです。僕は1曲だけ挙げるとしたら「take away」です。この曲のドラムのフレーズは1曲通してずっと一緒なんですね。いわゆるトレインビートを叩くだけなんですけど、ロカビリー特有のハネを出す必要があるし、この曲みたいに速いテンポでそれを出すのは難しいんですよ。だから、レコーディングは手こずると思ったけど、しっかり練習して録ってみたら、今っぽいキャッチーさがありつつちゃんとリズムはロカビリーになっていて、すっげぇいい曲になったと思います(笑)。

「take away」もThe Biscatsの個性を味わえます。それに、この曲は明るい曲調とキュートな歌詞が相まって、アルバムのいいアクセントになっていますね。

Misaki
アルバムの中にドライブソングを1曲は入れたいと思っていたんです。ロカビリーはアメ車とかで流すようなシチュエーションに合うから。それに、この曲の歌詞はデートを楽しみにしている女の子のピュアな心を描いていますけど、実はライヴに来てくれるファンの人たちのことも思いながら書きました。私、いつもライヴの前はこの曲の歌詞みたいな感じなんですよ。ライヴをイメージしていろんなことを考えてワクワクして、ライヴ当日の朝にカーテンを開けて、やっと今日みんなに会えると思う。それをみんなに伝えたくて、そういう想いを入れながらドライブデートの曲というところに持っていきました。

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • the Homeground
  • Key Person
  • 気になるワードでディグる! 〇〇なMV
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada presents / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • Yun*chi / 「Yun*chiのモヤモヤモヤ」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 魔法少女になり隊 / 「魔法少女になり隊明治のあったりなかったり」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 嘘とカメレオン / 「猫を抱いて蝶と泳ぐ」
  • エドガー・サリヴァン / 「東京文化びと探訪」

新着