愛沢絢夏、1stアルバム『Searh for』
収録曲をすべて解説!!。あなたには、
どんな答えが見えましたか?!
『LIFE』は、自分自身へ向けてのメッセージであり、わたし自身の忘れたくない想いや、葛藤していた頃の自分の指針となる気持ちを書きました。聞いた人が自分に置き換えやすい表現にしているように、わたしもそうだし、聞いた人たちも『LIFE』を通して、改めて自分の想いを探して欲しいなと思います。
『HELLO』は、どこか皮肉を効かせながらも、自分の心の中に渦巻いていたモヤモヤを全部ぶつけた曲。フラストレーションを全部ぶち込んだ歌と言ったほうが良いかな(笑)。わたしがこの歌を通して言いたかったのは、最期に記した「Do you hear my HELLO?」のひと言。「わたしの呼ぶ声は聞こえていますか?」「わたしの存在はちゃんと見えていますか?」と、わたしは伝えたかった。みんなも日々の生活の中でイライラすることもあると思います。そんなときに『HELLO』を通して、この歌に心の叫びを託してください。
ここには、自分が悩み葛藤していた頃の気持ちをぶち蒔けました。生きてく中、白黒はっきりつかないことも多いじゃないですか。そんなとき、自分はどうしたいのか。わたしも、「自分は一体何がしたいんだ?」「なんで今まで歌ってきたのか?」をずっと考え続けている時期がありました。今でこそ、それを乗り越え、その当時の想いを俯瞰した視線で捉えられていますけど。『in the future』は、そんな葛藤の時期に生まれた楽曲のように、ここには、その当時の答えの見えない想いを書き連ねています。
これは、2ndシングル『LOST AND FOUND』へ収録していた曲。サビに「愛する人よ どうか幸せであれ」と書いてあるように、よくラブソングだと思われがちですけど。この歌は、仲間に対する愛情を歌にしています。きっかけはわたしの知人が、事故で急に亡くなってしまったこと。その人はわたしの父の友人でもあり、わたしも知っている方なんですけど。その経験は、わたし自身にもすごくショックなことでした。そこから、わたしなりに「生きてきた証を残したい」と思って書いたのが『song for』になります。
6枚目のシングル『go for it』に収録した曲でした。世の中って、優しい人ほど評価されにくいというか、すごく頑張っているのに、その頑張りを正統に評価されにくい人っているじゃないですか。根が真面目なせいか、生き方が不器用なのか、いろいろ我慢に我慢を重ねて頑張っているのに、小狡い生き方をしてゆく人のほうが評価を受けてしまう。わたし自身も根が真面目なのか、不器用にしか生きれない人。そういう人たちへ、「そういうあなたを見ている人だっているし、それを支えてくれる人もいるから、無理しなくていいんだよ」「だったら、僕らどうしが手をつなぎあって生きていこうよ」「優しくて不器用なままの自分でいいんだから」と伝えたくて、この歌を書きました。この歌を通して、少しでも聞いた人の背中を押せたら、わたしは満足です。
『ONLY ONE』は2ndワンマン公演のときに披露した曲。『HELLO』と同じように、『ONLY ONE』もすごく悩み葛藤し、それを乗り越えようとしていた時期に作りました。歌詞に「涙の数だけ強くなれたね」と書きましたが、その当時のわたしは、まさにその心境でした。たくさん悩んで悩んで、それをようやく乗り越えた…のかは今もわからないけど。あの時期の経験を糧に、しっかりと前を向いている今の自分がいるのも事実です。きっと人は、涙の数だけ強くなれるんだと思います。いや、そうなれているとわたしは信じたい。そんなことを言いながら、これからも涙の経験をわたしは重ねていくんでしょうけど(笑)。
強いメッセージばかりではなく、柔らかく包み込むようなメッセージも書きたかったというか。聞いてほっこりして欲しいと思って書いたのが「疲れた心のマッサージに行こう」と記した『POP WORLD』です。「みんな、毎日無理してるなぁ」「みんなゆっくり進もうよ」というのは、東京で日々を過ごしているときほど強く感じること。この歌が、そんな人たちの心のマッサージになれたら。そんなことを言いながら、わたし自身が心のマッサージを求めているのかも知れないですけど(笑)。
『優しい人』は、今の愛沢絢夏が求めるスタイルに一番近い楽曲になりました。これも、『Days』のように、日々評価されずに無理しちゃう人に向けて作った歌。歌詞に詰め込んだ想いやメッセージも感じて欲しいけど。この曲はパンキッシュなように、ライブを通し、みんなでワイワイ騒ぎたい楽曲です。心優しい人に、この歌が届いて欲しい。そして、聞いた人の心がちょっとでも温ったまってくれたらなと思って書きました。わたしは、「この声が枯れるまで (この想いを)ただ君に届けたい」と思っています。
『To NEXT』は「頑張るキミの背中をそっと押すよ」という歌。とくにサビへは、わたしの想いをまんま記しています。それは、愛沢絢夏のライブの中に生まれる風景でもあるように、わたしは、みんなが笑顔や元気になってくれるようにと思って歌っています。お客さんたちも、何時だってわたしの想いを熱気にして返してくれます。確かにライブ会場では、アーティストとお客さんという関係かも知れないけど、お互いに元気を与え与えられての関係を持っているように、やっぱし持ちつ持たれつの仲間どうしなんですよね。それこそが、愛沢絢夏が歌い続けてゆくうえでの核となる部分。今は、そこの部分をもっともっと突き詰めながら、その先にある答えを、お客さんたちと一緒に見つけていきたいなとわたしは思っています。
愛沢絢夏は、「自分なりにいろんな挑戦を詰め込んだアルバムになりました。同時に、これまでの活動の中で見つけた想いを曲の中へ込めんだように、これを聞いてわくわくして欲しいなと思っています」と答えてくれた。まずは、触れて欲しい。少しでも気になったら、ライブに足を運んでいただきたい。きっと、あなたの人生に何かしら小さな気づきや力を与えてくれるに違いない。
TEXT:長澤智典
★映像★
愛沢絢夏 Web
★LIVE情報★
アルバム・リリースツアー
愛沢絢夏 1st album Release tour
▲ 04月21日(日) 大塚 herats +
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