「おそ松さん」の完全新作劇場版が完成

「おそ松さん」の完全新作劇場版が完成

櫻井孝宏、「おそ松さん」18歳の6つ
子の“暴走”を制止「皆さんダメです
よ(笑)」

「おそ松さん」の完全新作劇場版が完成 人気テレビアニメ「おそ松さん」の劇場版「えいがのおそ松さん」の完成披露舞台挨拶が2月15日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャストの櫻井孝宏、藤田陽一監督、脚本の松原秀、主題歌を担当したDream Amiが出席した。
 2015年に第1期、17年に第2期がテレビ放送された「おそ松さん」は、故赤塚不二夫さんの名作ギャグ漫画「おそ松くん」のキャラクターが大人になった世界を舞台に、ニートになった松野家の6つ子の自堕落な日常を描いた。劇場版となる今作は、不思議な世界に迷い込んだ6つ子が18歳の自分に出会い、“「おそ松くん」と「おそ松さん」をつなぐ物語”がつづられる。
 完全新作ストーリーが展開される今作。櫻井は「『いつか映画で』なんて話は、冗談っぽく内輪でしていたのですが、まさか本当にこの日が迎えられるなんて……ちょっとは思ってたんですよ(笑)」とぶっちゃけて笑いを誘う。松原は「ステージにあがったことにも緊張していますが、初披露ということで『ウケるのかおい』みたいな。あの……笑ってください。その一言です」と不安を吐露。藤田監督は「気軽に始めた企画が、こうやって大勢のお客さんと顔を合わせると、えらいことになってきたんだなと実感しています」と率直な思いを明かした。
 今作のストーリーとかけて「18歳の自分に声をかけるなら、何と言うか」と問われた櫻井は、「18の僕は、だらだら生きていたんです。ビジョンもなく。なんとなく毎日を繰り返しているという。『この後、自分はどうなっちゃうんだろうな』と決めきれていなかった。ですが、僕は18歳で声優になろうと決めたので、今のままがんばりなと言いますね」と告白。司会の岩井勇気(ハライチ)が「今が最高ということですよね?」と食いつくと、「いや、ちょっと意訳しすぎですよ(笑)」とツッコミを入れていた。
 今作の大きな見どころとなるのが、現在とは見た目や性格が異なる18歳の6つ子たち。この日は、18歳の6つ子がそろって登場し、映画さながらの個性豊かな動きを連発して場内を盛り上げた。元気いっぱいにファンサービスを続ける6つ子を目の当たりにした櫻井は「仕上がってますね(笑)」と満足気。だが、6つ子たちがDream Amiにからもうとすると、「皆さん、近くで見られるからってダメですよ(笑)」と慌てて制止していた。
 「えいがのおそ松さん」は、3月15日から公開。

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