11月19日(月)@東京・TSUTAYA O-EAST

11月19日(月)@東京・TSUTAYA O-EAST

吉田凜音も参加した
ダンスイベント『Green Light!』
のレポートが到着

■QueenMe

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(QueenMe)

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(QueenMe)

続いては史上最年少で三浦大知バックダンサーに選ばれたRIEHATATOKYOのMacotoが教頭を勤める女子高クイン女学院の様子をお届け。クイン女学院の中心メンバーは世界中をWORKSHOPやショーケースで駆けまわるAkoとHIPHOP LEGEND Mr Wigglesもその実力を認めバトル界をも総なめするReiNa、2人合わせてQueenMe

2018年パワープレイされた楽曲を使いながらも、メインは1996年の大ヒット曲Spice Girlsの「Wannabe」。この曲のリリックからもわかるように、“Friendship never ends.”。“友情は永遠、女子の絆は切れることなんてない!男なんて必要ないし、私たちは今を全力で楽しんでいる”そんな青春物語を綿密に描いたショーケースを披露した。しかしトラップメタルの一線を歩く6ix9ineの「STOOPID」を使うなど、小悪魔的一面も見せつつQueenMeのスキルフルなダンスに観客は度肝を抜かれた。

■QUART2

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(QUART2)

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(QUART2)

Abema TV主催『GENERATIONS高校』ダンスカップで見事準優勝を果たしたRenaとamaneから成るQUART2が共学校の様子を描いた。テーマは“DANCE×FASHION 全て女の子に捧げる物語”。全身青の体操着で登場したRenaは同級生のおしゃれ男子に恋をするが、地味で陰キャラであることを理由にフラれてしまう。おしゃれ番長amaneの支えとともに、ファッショニスタP→★(TEMPURA KIDZ)に指導されRenaは美しい姿に変貌を遂げる。

K-POPアーティスト SURANとDEANによる楽曲Walkin'や、彼女たちの代表作KehlaniのUndercoverで踊るなど、今の中高生にクリーンヒットするショーケース作りとなっていた。若者のセンスに特に敏感なQUART2ならではの才能が露呈したものになったのではないだろうか。

■kEnkEn

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(kEnkEn)

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(kEnkEn)

フィリピン人は他のアジア人よりも音楽能力が長けているという噂を聞いたことはないだろうか。確かに歌が上手い人が多いというイメージがあり、Youtubeにも歌唱動画が山ほどある。しかしそれは先天的能力ではなく、文化なのだ。車や工事の音が響き渡る騒音社会で、民族舞踊などで小さい時から音楽に慣れ親しんでいる子供たちは、踊ることにも歌うことにも抵抗がないうえ、大声で歌っていたとしても誰も文句を言わない。日本であれば、ストリートでパンクロックを演奏すれば警察に止められてしまう。つまりフィリピンの日常はより音楽に近いのだ。環境が生み出したフィリピンの音楽的感覚と、日本人の繊細さの間に存在するのがkEnkEnである。

ほぼストーリーなくダンス力だけで勝負したショーケース、言わずもがな彼のセンスは凄まじい。また彼はレゲエカルチャーが好きなのか、積極的に音も技術もジャマイカニュアンスを取り入れ、オリジナリティを深めていた。ゲストにはQueenMeからAko、QUART2からamane 、この後コレオグラファーとしても登場するYumekiが。kEnkEnがサウンドメイクした楽曲で、一斉に4人が机上で披露するタット(手技)は圧巻であった。全てをクリエイティブする彼の才能は宇宙にも通用すると断言できる。

■吉田凜音

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(吉田凜音×SAYANINJA)

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(吉田凜音×SAYANINJA)

インディーズ時代のバンド活動や、ラッププロジェクト『RINNE HIP』が評価され、2017年にビクターエンタテイメントよりメジャーデビュー。SKY-HIも彼女のラップスキルを讃えるなど音楽シーンからの支持も得、現在NIKEとABC-MARTのTVCMにも抜擢されるなど、活躍の幅を広げている吉田凜音。ダンスが好きで、ダンスシーンにも注目している 彼女のたっての希望があり、今回のイベントに参戦が決定した。

そんな現役女子高生17歳の吉田凜音が一流若手ダンサーとのパフォーマンスを4曲披露した。ラップだけでなく、和のテイストを取り入れたり、メロウな楽曲もキュートな歌声でこなしたりと17歳とは思えない幅の広さ、ダンスイベントながらもオーディエンスは彼女に夢中になった。Youtube120万回再生を突破しているパーティアップでは観客も一緒に盛り上がりを見せていた。“ラップというとなんだか怖くて、近寄りがたい"その概念をぶち壊すとんでもない御出座し、時代の変遷を感じる実に素晴らしいパフォーマンスであった。

<セットリスト>
2.Ride On Turtle –NATT!(あやの&はるな)
2. Kesalan Blues –SAYANINJA
3. Eye Candy –QueenMe
4. パーティアップ –QUART2

■Aoi+Shiori Takakura

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(Aoi+Shiori Takakura)

11月19日@東京・TSUTAYA O-EAST(Aoi+Shiori Takakura)

アメリカと日本を行き来しながら、独自のダンスを発信し続ける実の姉妹ユニット、Aoi+Shiori Takakura。2人の名はAoiとShiori、椅子を使ったヒールダンスにまるでブロードウェイの世界に引き込まれたような感覚に陥った。Yanis MarshalやCandace Brownといった大御所とも共演を果たしているからなのか、20歳なり立てとは思えない雰囲気を醸し出している。

ここで『〜スタッフだって踊りたいの〜 エンジェルコウ美活 ヒールを学ぶ編』と題した企画が始動、途中からEn DANCE STUDIOのSTAFF エンジェルコウがスペシャルゲストとして加わり、3人はDestiny's Childを思わせるダンスを披露、Green Lightの他メンバーとはまた違った側面から魅せつけた。高倉姉妹は煌めくニューヨークの夜の街を演出、他出演者もK-POPの楽曲を使ったりレゲエの振りを取り入れたりしている。若いながらに日本文化だけでは収まらない広い視野を持ちアウトプットしているところも彼らの魅力に違いない。

OKMusic編集部

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