L→R ヨコタ シンノスケ(Key&Vo)、カワクボ タクロウ(Ba)、ヤマサキ セイヤ(Vo&Gu)、オカザワ カズマ(Gu)、ソゴウ タイスケ(Dr)

L→R ヨコタ シンノスケ(Key&Vo)、カワクボ タクロウ(Ba)、ヤマサキ セイヤ(Vo&Gu)、オカザワ カズマ(Gu)、ソゴウ タイスケ(Dr)

【キュウソネコカミ インタビュー】
ギリ昭和の世代がギリ平成に送る
ポップでリアルなロックアルバム

ギリ昭和生まれのゆとり世代バンド・キュウソネコカミが、メジャー3枚目のフルアルバム『ギリ平成』を完成させた。現在のスキルとキャリア、インディーズ時代を彷彿させるノリと勢いで作り上げた今作で彼らの魅力を再確認せよ!

12曲揃ってみたらどれが欠けても
もの足りない感じになった

まずはアルバム『ギリ平成』が完成しての率直な感想を聞かせてください!

ヤマサキ
良い空気が続いてますね。でかい会場でのライヴもあったり、めちゃくちゃ忙しかったはずなんですけど。12曲揃ったってことは調子良いんだと思います。最新型だけど、インディーズ感もあったり、削るところは削ってシンプルにもなってるんで、すごく聴きやすいと思います。
カワクボ
まだまだやれることがあると思ったし、良い意味で肩の力を抜いてストレスなく作れたし、発想が枯れてないことを証明できましたね。“キュウソ、もういらんわ”とはならない、新しいものが提示できたと思います。
ソゴウ
難しく考えずシンプルにスッと出せて、分かりやすくできたと思います。初めて聴いた人も楽しめると思うし。
オカザワ
僕は「ただしイケメンに限らない」とかはアングラな雰囲気もありつつ、全体的にはポップな仕上がりになったと思ってて。フレーズや展開の発想の面白さもあって、ポップさとロックバンドであるところも共存できたと思いますね。

ヨコタくんは?

ヨコタ
シングル「越えていけ/The band」ができたあと、最初はミニアルバムを作るって話だったんですけど、“だったら、もうちょっと待ってフルアルバムのほうがいいです”と言って。とはいえ、そこに意味はなくて、ただのノリだったんです(笑)。でも、前作『にゅ〜うぇいぶ』(2017年12月発表のアルバム)とか前々作『人生はまだまだ続く』(2015年10月発表のアルバム)とかの評価を気にしてた頃は、その“ただのノリ”ってのがなくて。今回、“インディーズの頃って全部ノリだったよな”と改めて思ったんです。レコーディングでセイヤが作ってきた面白い曲をかたちにしていた時も、1年にアルバムを2枚出した時に近いノリがあったし。ライヴの準備に忙しい中、曲作りまでしんどいことはしたくないって気持ちもあって、その揺り戻しなのか何なのか、今回はインディーズ時代のようなノリノリの勢いがあったんです。
ヤマサキ
制作が楽しいところで終われたのも良かったよね。これ以上やってるとイライラしてくるんですけど、“曲作りって楽しい!”ってまま終われた。
ヨコタ
だから、ノリノリのまま、ちょうど良いところで完成に至ったってのはありましたね。

フルアルバムにするという決断は正解だったと思いますよ。アルバムながら一気に聴ける勢いがあるし、ロックバンドのベタもやりつつキャリアを重ねたからこその発想や小技も効いてるし、聴くたびに発見もあるし。“カッコ良いロックアルバムだなぁ”というのが僕の感想でした。

ヤマサキ
経験が成せる技のアルバムになってるのは、ステージでめっちゃスベってきたからというのもあります(笑)。過去にやりすぎた曲もいっぱいあって、それが僕らの特徴であり、面白いところでもあるんですけど。それをもっと聴きやすく、ノリやすくすることを考えて、今回はベタなことも照れずにやりました。「炊き上がれ召し上がれ」と「米米米米」も最初は1曲だったんですけど、それだと絶対にスベるから別々にすることで両方をやり切ることができたし。

面白いアイデアをちゃんと活かす術が分かってきたと。

ヨコタ
そうですね。あと、凝ったことをしすぎるとライヴで再現するのも大変になって、楽しくやれないですからね。そうなるとテンション的にも良くないし、ライヴでやれない新曲は意味がないので。今回は意識的に肩の力を抜いたことで、伝わる部分も多いと思います。

逆も然りで「The band」で《音源じゃ伝わりきらない 細かい感動がそこにはあるからだ!!!》とライヴのことを歌ってますが、音源にはライヴじゃ伝わり切らない細かい感動があると思うので、キュウソを知った気でいる人ほど聴いてほしいです。

ヤマサキ
僕らは一周しちゃってるんで、もう一度ちゃんと聴いてほしいってのはありますね。それと同時に“キュウソのワンマンはほんまに楽しいよ!”ってことも伝えたくて。今回はツアーまで時間もあるから、今作を聴き込んで曲を覚えて来てくれたら、とんでもないツアーになると思ってるんですよ。アルバムをしっかり聴いてワンマンにも来てほしいですね。
ヨコタ
「炊き上がれ召し上がれ」とかもライヴで楽しめるようにちょっとした仕掛けを考えてるんで。そんなところも楽しんでほしいし、「真面目に」と「ただしイケメンに限らない」は一発録りにこだわって録ってるから、ライヴまでに鍛えてザラついた感じを出したいなと思ってます。

レコーディングの段階でライヴも見据えていた?

ヨコタ
ライヴでやれないと意味ないですから。どれもライヴが見える曲になったし、12曲揃ってみたらどれが欠けてももの足りない感じになったので、結果的に良かったと思います。
ソゴウ
周りの人からもどの曲も良いって言ってもらえてるし。
ヨコタ
そうだね。普段ならリード曲を先に作ってMVのことを考えたりするんですけど、今回は全曲揃ってからリード曲を決めたんですよ。しかも、“何にする?”ってなった時、メンバーもスタッフもみんな選ぶ曲が違ってて。それだけ面白い曲が揃ったってことやし、“これしかない!”ってムードがないのは初めてのことでしたね。
L→R ヨコタ シンノスケ(Key&Vo)、カワクボ タクロウ(Ba)、ヤマサキ セイヤ(Vo&Gu)、オカザワ カズマ(Gu)、ソゴウ タイスケ(Dr)
2018年7月4日@東京NHKホール photo by Viola Kam (V'z Twinkle Photography)
2018年7月4日@東京NHKホール photo by Viola Kam (V'z Twinkle Photography)
2018年7月4日@東京NHKホール photo by Viola Kam (V'z Twinkle Photography)
2018年7月4日@東京NHKホール photo by Viola Kam (V'z Twinkle Photography)
アルバム『ギリ平成』【完全限定生産盤(DVD付)】
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OKMusic編集部

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