【RUSH BALL 2018 クイックレポ】Si
M 『RUSH BALL』を帰る場所に、垂涎
のセトリに観客が狂喜乱舞

RUSH BALL 2018 SiM
『RUSH BALL』では、これまでにたくさんのバンドが伝説を生み出してきたが、SiMもそのうちのひとつと言ってもいいだろう。
西日がステージを眩しく照らす中、SHOW-HATE(Gt)、SIN(Ba)、GODRi(Dr)の3人が爆音を鳴らす。それを合図にMAH(Vo)がゆっくりと会場のオーディエンスたちに睨みを効かせるようにステージへ登場。そして1曲目「WHO’ S NEXT」へ! と、思いきやまさかの機材ミスで出鼻を挫かれるアクシデントが。まさかの展開にMAHも「かっこつけて始めたのに……恥ずかしい」と高まったテンションの置き場に困った様子。「一回家に帰るわ~」と冗談を飛ばしつつも1曲目から仕切り直し! オーディエンスもメンバーと一緒に勢いを取り戻そうと、シンガロングでバンドの波に乗っかっていく。
SiM

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「めちゃくちゃだー! もうバカみたいに踊るしかね~よな」と、「JACK.B」では大きく体をしならせ豪快にヘッドバンキングをかましていくMAH。GODRiの渾身のビート、SINの体の芯を捕らえるリズムに引き寄せられ、オーディエンスたちはもう至るところでもみくちゃだ。次曲「GUNSHOTS」ではMAHが扇動するように観客を踊らせる。轟音でもキャッチーなサウンド、矛盾しているのにSiMが描く楽曲はどれも最高な気分にさせてくれる。
SiM

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2013年の初出演から6年連続、しかも最初からメインのステージでライブを披露してきた彼ら。「まだまだ発展途上だったオレらに声をかけてくれて、出演順は地獄だったりもしたけど、トリも経験して。言い過ぎかもしれないけど『RUSH BALL』に育ててもらった。毎年経験することで成長できてきたと思う。10年先も『RUSH BALL』が帰る場所として存在していてほしい」と、イベントへの感謝とこれからの活躍に期待が募る言葉を残す。そしてオーディエンスには「言いたいことはありません!」と相変わらずの辛口! それでも「せいぜい思いっきりロックしてくれ!」と、最高の煽り文句を残し「KiLLiNG ME」へ。ここでオーディエンスの中からギターを弾ける人を呼びかけ、SHOW-HATEとまさかのメンバーチェンジする場面も。
SiM、Koie(Crossfaith
さらに、サプライズは続き「f.a.i.t.h」ではKoie(Crossfaith)がゲストで登場! 観客は歓喜に叫び、モッシュ&ダイブで彼らの音に応える。そのままラスト「Blah Blah Blah」 まで、緩むことなくキッチリ止めを刺すステージングで会場を大いに沸かしてくれた。

文=黒田奈保子 撮影=河上良
SiM

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